parisの通勤事情シリーズ最終回は、自転車です。オヂさん、不得意分野です。
フランスといえば、ツール・ド・フランスの国。オリンピック、サッカーWCに次ぐ世界3番目のスポーツ競技会なんだってね。その年のもっともカッチョいい男マイヨ・ジョンヌの栄冠を目指して、自転車野郎達が熱く、長い道のりを全力で走りぬく。各ステージの表彰式では、お立ち台できれいなオネエちゃん二人に挟まれて、両方のほっぺにチューしてもらえるのだ。それくらいは、知っています(それくらいしか知らないともいう。)。
そんなお国なので、さぞかし市内でも、もちろん通勤でも、ロードタイプの自転車が多いのだろうなと勝手に妄想していました。しかし現実は、ぜんぜんさっぱりでした。自転車通勤の人は、少しはいます。でも、みんなママチャリにちょっと毛が生えたような「ちゃりんこ」で、およそロードタイプというほどのものではなさそう。でも、普段乗り用としてデザインはそれなりに秀逸なんだろうな。どこかオシャレではある。
団地から駅に向かう日本のサラリーマンと違うのは、ちゃんとヘルメットをかぶって、蛍光テープの貼ってあるチョッキみたいのを着て、手信号をやることかな。でも、なんでだろう。ツール・ド・フランスでは国民全員が大騒ぎするっていうのに。答えは簡単です。盗まれちゃうんです。特に、駅前の駐輪場とか、路上に停めてある自転車は、どれも頑丈なチェーンで盗難防止をはかるのですが、作業着の男がなんだか業務用みたいな大きな裁断マシンを持ってきて、大胆かつ瞬時に盗んでいくんだそうだ。オヂさんの同僚も、この3ヶ月の間に2台やられたって。
さて、parisの自転車といえば、もひとつ有名なのが、ヴェリブ(velib:フランス語の「vélo」(ヴェロ・自転車)と「libre」(リーブル・自由な)ということばをくっつけた造語)です。市内のあちこちにある専用の駐輪場ならどこから乗っても、どこへ乗り捨てても良いという、一見便利なシロモノ。でも、実際には駐輪場の数がまだまだ少ないこと、自転車専用道路がないので、危なっかしいこと、そして何より料金体系が複雑で解りにくいため、オヂさん的には利用を躊躇しちゃうなぁ。
2 件のコメント:
自転車大好きなんです。
だから、フランスにはあこがれてしまいます。
かっこいいロードレーサーがたくさんいる・・・
みたいに私も思ってましたが、
意外にそうではないんですね。
でも、写真の自転車、かっこいいですね。
日本で言うところのママチャリなんですが、
Parisのはおしゃれですね。
YASUさんの自転車好きは、ブログから十分にお察ししています。
パリジャンたちも、通勤にはママチャリでも、ちゃんと週末にはキメキメの恰好でロードレーサーを駆る姿がたくさん見られますよ。パリから相当離れた郊外まで、チーム練習をしている人たちもいます。
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