2018年4月27日金曜日

エジプトのサッカー小僧が世界の大スター選手に

 モハメド・サラー(Mohamed Salah)選手です。
 イタリア・セリエAからイングランドに移籍し、リバプールで大活躍中のフォワード。目下、プルミエ・リーグで得点王争いのトップをひた走っています。チームもリーグ3位からマンUに迫る勢い。
 古巣ローマで背番号11を付けていた頃から、彼の大ファンです。身長170cmちょいしかない小柄ながらも、目を疑うような足の速さ(これは目の前で何度も見たので
すが、ホントかよってくらい速いのです)、ボールを自在に操る左足の器用さが最大の武器です。
1年前に転勤でローマを離れてから私の日常生活の真ん中にサッカーがなくなってしまい寂しいと思っていたのもつかの間、何の因果かサラーの母国であるエジプトに来てみれば、リバプールでの目覚ましい活躍に加えて、エジプト代表を数十年ぶりにワールドカップに導いてくれたのも、サラーに他なりません。
 そして、チャンピオンズリーグでもリバプールは準決勝に進出、先日はホームにローマを迎え、サラーの2得点2アシストの大活躍で5-2と幸先よく勝利(でも、この勝利はローマニスタである私には若干複雑)。
 おかげでエジプトの新聞、テレビなどのスポーツニュースはもちろんのこと、リバプールのゲームがある日のスポーツカフェは、サラー見たさのファンたちで満員。街のあちこちにも彼のポスターや看板が掲げられています。エジプト人たち、6月中旬のワールドカップ初戦を待ちきれないといった状況です。
 今季の活躍で、彼の商品価値は何十倍にもハネ上がったに違いありません。まだ26歳。早くも移籍先や金額が噂され始めています。エジプト人の、サクセス・ストーリィそのものなのです。

2018年4月2日月曜日

でっかくなったモンキーはモンキーなのか

 惜しまれつつも昨年ついに生産を終了したホンダ・モンキー。
 多くの男の子たちの青春の1頁に小粋なスパイスを与えてくれたアイコンが、125ccになって戻ってきますね。
でも、どうなんでしょう。このサイズに成長したモンキーは、果たしてモンキーと呼べるシロモノなのか。
 確かに愛らしいデザインを残してそのまま拡大コピーしたような出来映えには、大いに心がくすぐられます。免許さえあれば、二段階右折もしなくて良いし、スープアップされたエンジンは、モンキーとしては考えられないくらいの遠乗りにも余裕で対応可能でしょう。
 でもなぁ、なんか違うんだよな。
 私の中でのモンキーは、あくまで日常生活のちょっとした用事を済ませるために、燃費も駐車スペースも気にすることなく、いつでもトコトコと身軽に移動する足であって、それ以上に大きな行動半径を想定したバイクではないんです。どうせ125を買うのなら、これじゃないと思ってしまう。皆さんの評価はどうなんでしょうね。いずれにせよ非常に気になるバイクであることは間違いありません。