2014年5月31日土曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その36)

ようやく仕事を休むことができたので、ゴルフ場で老眼の保養をしてきたというのに、家に帰って来たらプラモとパソコンで再び目をイジめています。
 さて、マフラーエンドの形状は、先端を絞った形にすっきりと納まりました。ただし、リアサスの一部に干渉することが判明したため、穴を開けて「逃げ」を作っています。

穴を開けたところにプラ板を貼り付けます。カーブにぴったりフィットさせるためには、厚いプラ板では上手くいかないので、0.3mm厚を1枚ずつ、2枚重ねにしました。

軽くサフを吹き、マスキングテープでマフラー全体を仮組みしてみます。干渉部の「逃げ」は、真横から見れば全く判りません。
 集合部からマフラー・エンドへの角度はこんなものでしょう。つなぎ目を若干修正すれば済みそうです。フレームからステーで吊り下げる形になります。
 前側のエキパイも、ほんの少しの加工で、それほど無理なく繋がりそうです。問題は後ろ側のエキパイ。キットのノーマル・マフラーに、大幅な加工が必要です。直径7mmちょっとのプラパイプなどありません。上手くいくのでしょうか。
 後ろ側エキパイ工作のキモは、①エンジンに干渉しないこと、②「見せ場」だけにカッコイイ形状であること。
 ときに、Vツイン・エンジンのエキパイって、③2本が同じ長さでなければ同調しないのでしょうか。①~③を同時に満たすのは、かなり難しそうです。

2014年5月27日火曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その35)

 排気管の工作です。2in1の集合にしたいと考えています。
 Z1300のキットパーツから美味しいところだけを使い、先ずは集合部を決めてしまいましょう。
 
  あてがってみました。メインフレームとバックステップのプレートの間にできたトンネルをくぐらせて、マフラー後方部に繋ぐと、あ~ら不思議、ぴったんこでした。目論見どおりです。2本のエキパイの取り回しは、後で考えることにします。

マフラー・エンドは、ちょっと丈が長すぎる上に、形状もありきたりなメガホン・タイプで面白味がありませんので、途中でカット。切り口にはプラ板を貼り付けました。

貼りつけたプラ板の真ん中に、8mm径くらいのプラパイプを接着。

プラパイプの周囲にエポパテを盛りつけました。乾くのを待って、形を整えることにしましょう。カフェ・レーサー仕様にマッチするよう、先端が細くすぼまった形を目指しています。
 来週は仕事が極端に忙しくなるので、今やれることをやってしまおうと、少し意気込んでいるわけです。

2014年5月25日日曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その34)

  バックステップを仕上げます。
 こちらはチェンジ側。メイン・フレームから3本のパイプ・ステーとその先にプレート。いずれもフレームとの一体感を持たせるため、全てブラックで塗装しました。ステップバーだけシルバーです。

こちらはブレーキ側。
 フレームからの取り付け方法は左右同じです。ただし、ブレーキ側にはマスターシリンダーと、ペダルからマスターへのリンケージを仕込む必要がある分、それぞれのパーツの長さや角度といった関係性を考慮しなければなりません。連立方程式を解いているような気分で工作を進めました。

ステップの工作を急いだ理由は、排気管の取り回し方を検討するためでした。マフラーとステップが干渉しないだけでなく、ペダルを踏み下ろすことができないといった支障が生じないようにしなければなりません。
 取り出したのは、カワサキZ1300の集合部から後ろの部分。使わなかったパーツを有効活用することにしましょう。

2014年5月21日水曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その33)

楽しい楽しいバックステップ工作の続きです。
 ステップバーは、ハーレーの大きな体格と雰囲気に合わせて、極太6.5mm径のプラパイプを使用しました。実寸だと直径4cm。よろしいのではないかと。滑り止めのギザギザを入れて、縁にはリブを施してあります。ブレーキペダルは、ステップと同軸のおなじみ(でもないか)タロッティ・タイプであります。
 って、これだけ? ハイ、これだけです。だって仕事が忙しいんだもん。

2014年5月18日日曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その32)

この週末で、エンジンが載りました。スタンドをまだつけていないので、壁によりかかったままですが、嬉しくてつい2枚もupしています。

黒とシルバーばかりの車体(まあバイクというのはそういうものですが)に、赤のプラグコードが良いアクセントになりそうです。なんちゃって乾式クラッチやチェンジぺダルも、それほど不自然さは感じません。
 ここから先の工作では、瞬間接着剤の出番が増えますので、慎重に組んでいくことにしましょう。

2014年5月17日土曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その31)

 
忘れていた工作をしなければ。
 
 チェーンケースの真ん中、楕円のフタがとまっている部分には、ギアボックスから繋がるシフト・リンケージがあるはずなのです。ノーマルの状態ならここにステップが来て、前向きにチェンジペダルがセットされるところです。今回の作品では、バックステップにするため、リンケージをかませて後ろ向きにチェンジペダルを取り付けなければなりません。

楕円形のフタをとめているボルトのうち3か所を使い、クラッチの膨らみの分だけ高下駄を履かせるようにプレートをセットします。ここにチェンジペダルを取り付けて、リンケージっぽいものを繋げました。

ともかくも、チェンジペダルは何とかなりました。ステップは、フレームのどこかから出せば良いでしょう。あれ? これじゃあリンケージがちゃんと機能しないのでは?とかいうツッコミは無しでお願いします。1mmプラ棒の工作で、目が限界なのです。

2014年5月14日水曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その30)

連載30回を迎えても、まだ完成しません。
  ハンドルをセットして、フロント周りの工作がおおかた終了しました。ライトケース、ウィンカーケース、バーハンドルなど主要なパーツはすべてブラックで塗装し、引き締まった印象。

キャストホイール、長さを詰めたフロントフォーク、ヘッドライトの大型化、コンチふうのハンドルといった構成によって、チョッパーのイメージはすっかり影を潜めました。代わって、ヨーロッパ車とはやや趣の異なる、のびのびとしたカフェレーサー・スタイルが見えてきたような気がします。

2014年5月12日月曜日

初めて見た

会社の近所に停まっていた900ccの見慣れぬトライアンフ。横から見ると3気筒だと分からず、てっきりスラクストンやボンネビル系のカスタムかと思いました。トリプルでこんなのあったっけ。
 と、エンブレムを頼りにぐぐってみました。
 1999年発売、モデル名はLEGEND TT。サンダーバードの廉価版だそうで、大排気量クラスのエントリーモデルと解説されています。
 30代くらいまでの自分なら、こんな中途半端なバイクは間違いなく「ダサい」と敬遠していたに違いありません。クラシックではあるけれど、カフェレーサー仕立てでもない、スポーティでもない。ツアラーといえばそうなんだろうけど、リアに備え付けたバッグも、ハーレーほどの高級感は感じられず、かえってしょぼい。。。
 ところが50歳を超えた今の自分には、これがとても魅力的に映るのだから不思議です。ゆったりしたハンドル、足つき性の良い低いシート、前後17インチの軽快なハンドリング(想像)。主張しすぎないデザイン。。。何一つ奇をてらうことなく、自然体でこういうバイクが似合うオヤジって、素敵だな。そんなふうに思うのです。

2014年5月10日土曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その29)

メーターは、ハンドル・クランプの上を左右に渡したブジッリの上に乗っかります。が、ノーマルの状態ではライポジがそっくり返っている分、メーターの位置もそれに合わせて随分と手前にセットされているのが分かります。
 低くしたハンドルの真ん中にメーターが来ると、なんだかとても違和感がありますね。

そこで、トップブリッジからメーター・ステーを出すことにしました。1mmプラ板を適当な大きさと形に切り出して貼り付けます。

作ったステーに、メーターを上下逆さまに乗せてみました。ライダーの目線に入る造形として、見慣れた印象に変化しているのが分かるでしょうか。

次いで、ヘッドライト・ステーとウィンカー。
 ライトステーはジャンク箱から適当な太さのプラパイプを見つけ、内径がインナーチューブぴったりになるまで削ったものと、1mmプラ板を張り合わせました。
 ライトケースと同軸にセットするウィンカーは、キットの部品を若干加工してあります。

フロントフォークに仮にセットしてみました。
 メーター、トップブリッジ、ヘッドライト、ウィンカーそれぞれの位置関係が、うまくまとまったと思います。
 ここで、はたと気づいてしまいました。これまでの工作で、自分なりに部品ひとつひとつをカスタマイズしてきたつもりです。しかし、結果的には、究極のメーカー・カスタムとも言えるハーレーを、どんどん一般的というか、当たり前の(カスタムとはベクトルが反対の)形に近づけようとしている、そんなふうに思えてならないのです。
 なんなのでしょう、変な感覚です。

2014年5月8日木曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その28)

ストックのハンドルは、いわゆるプルバック・タイプの大きなもの、ハンドルクランプも、トップブリッジからにょきっと足が生えていて、より高く、ライダーに近いポジションを狙っているのが分かります。
 さて、これをコンチネンタルふうの低いハンドルに変更しようと考えているわけです。このハンドルを使うのか。途中にはウィンカーのステーもモールドされています。

使うことにしました。
 なので、ノコギリでちょん切りました。角度を変えて、つなげようという魂胆。この方が、1本のプラ棒を左右均等に曲げるよりも、工作の難易度が低いと判断したのです。 失敗したらそのときは、プラ棒でやり直せばいいさと開き直った上でのトライです。

接着面には1mmプラ棒を差し込んで、接着強度を確保しています。パーティングラインと共につなぎ目を滑らかに整え、トップブリッジに乗せてみました。幅は、グリップやスイッチをあてがってみてから、丁度良いところを探ることにしましょう。
 高さは控え目に、絞りも控え目に。実際これ以上低くすると、50歳を過ぎたオジさんには、ライポジがきついのではないか。そういう観点からは、イイ感じです。

2014年5月6日火曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その27)

 デカール用の原稿を作っているのです。キットのデカールはとりあえず無視して、ネットでいろいろなタイプのロゴやマークを探してくる作業が非常に楽しい。

先ずは普通紙に印刷し、外装パーツにあてがってみます。ベージュに塗装した外装に黒一色のデカールで、シックなアピアランスを目指したい。。。のですが、ついつい、いろいろと貼ってみたくなってしまいます。実車でもそうですね。ちょっとカッコ良いステッカーがあると、つい貼りたくなるものです。

マスキング・テープで貼りつけ、デザインや大きさのマッチングを見極めます。画像のロゴは少しうるさい感じがしますし、大きすぎますね。

どちらかといえば、レトロな印象のこちらの方が良いか。
 いろいろと貼ってみたい欲求は、この段階で満足させてしまいましょう。全部貼ったところから、引き算していくのです。結果的にはシンプル・イズ・ベストで、たぶん
本番ではタンクのロゴとシートカウルのドクロだけを採用するのかな。
 デカール作りなどしていると、なんだかもうちょっとで完成するかのような錯覚に陥りますけど、まだゴールは見えません。

2014年5月4日日曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その26)

フロント・セクションのアッセンブルを進めるために、ヘッドライトを手掛けています。画像上段左がキットのストック部品。ハーレーのヘッドライトは、とても小ぶりな丸1灯が長~いフロントフォークのかなり上の方に、ちょこんと乗っかっているのが特徴ですし、チョッパースタイルにはよく似合っています。
 でも今回の作品とは雰囲気がマッチしませんから、もう少し大型のヘッドライトをセットしたいところ。取り出した上段右のは、モンキー用のヘッドライト。これ以上レンズ径の大きなものが、ジャンク箱から見つかりませんでした。それに、削り落としたクラッチカバー(左下)と、何やら分からないキットのヘッドライトケース(右下)。

  2つの全く異なる部品を貼り合わせます。多少の段差がありますけど、削ってしまえば問題ありません。こうしてキットのパーツを別の用途に有効活用できたときって、何故か自責の念からちょっと解放されたような気になります。

表面を整えてサフを吹いた後、モンキー用のライトをリムごとハメ込んでみました。ぴったしです。相当の大型化に成功です。今度はライトステーをなんとかしなければなりません。

2014年5月1日木曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その25)

今日5月1日はメーデーでお休みでした。労働者の日なので働いてはいけないので、プラモ三昧です(と言いつつ、家のガラス窓を掃除させられました)。
 キットのバッテリーです。インストの指図は、台座に乗せて接着しなさいとなっています。嫌です。なので、何とかします。

台座に接着しないでも固定できました。この方が、ガッチリしているし、整備性にも優れており、よっぽどましです。TAMIYA★☆さん、参考にしてください。

こちらはチェーンケースと呼ばれるもの。クラッチ板が重なる膨らんだ部分の高さをちょん切ってしまっていましたので、理屈にならないかもしれませんが、乾式クラッチ化したと見立てることで辻褄を合わせました。

チマチマ部品作りばかりやっていては見ている方々に飽きられてしまいそうなので、ここらで自立させてみましょう。仮組みもいいところで、スタンドもないので立っていられません。なので、正確には自立ではなくて、半立ちです(卑猥な意味はありません)。
 フロント・サスをリジッドに、そしてリアサスの長さを延長したことが功を奏し、のけ反ったアメリカンな姿勢は大きく修正され、攻めの走りを予感させるシルエットになりました。
 ただし、これではフロント・サスのストロークが短すぎますから、ボトムケースを少し短く加工する必要がありそうです。