2012年7月31日火曜日

SUZUKI GSX1100刀 (10)

 フロント・ブレーキのキャリパー取り付け位置を調整します。言わなきゃ誰も気が付いてくれないだろう実に地味~な工作です。
 キット部品の四角いベロみたいなところを、ボトムケースに差し込んで!とめるようになっていますが、ローターを大径化したことによって、このままではローターに干渉してしまいます。

 キャリパーを上方向にずらして取り付ける必要から、ベロ上部を約5mmほど切り取り、その分、下方向にプラ板で 延長します。そして、工夫の跡を見た目に残すため、キット部品にはないナットもプラ板から六角に切り出し、追加しました。

 仮組みしてみました。あ~らら、ぴったんこ。あつらえたみたいです。でも、こんな工作のために画像を3枚も貼り付ける必要があったのでしょうか。

2012年7月28日土曜日

SUZUKI GSX1100刀 (9)

 テレビでオリンピック中継を見ながら、工作しています。
 フロントのブレーキ・ローターをなんとかしようと、1mmプラ板をコンパスカッターで切り出しました。右はキット部品。ストックの状態ではやはり30年前のバイクらしく、径が小さくて制動力も見た目もレベルが低いですね。改造後は、実車換算で320mmφになります。

 プラ板の方は、コンパスで引いたガイド線に沿って、不要な部分をくり抜いていきます。バイスで穴を開けてからでないと、いきなりカッターでは無理ですね。
 キット部品のほうは、ローター部分を切り落として待機します。

 プラ板の内径とキット部品の中心部分の外径がぴったり合うまで、慎重に少しずつサイズを調整します。フローティング・ディスクに見立てて、小さなドーナツ状のかしめ金具を、2.4mm径のプラパイプで表現、孔に差し込んでから、両側の先端をライターで少しあぶり、リベットのように止めてあります。

 ローターにバイスで孔を開けた後、塗装して、ホイールに取り付けてみました。
 中心部分がゴールド塗装だったり、かしめ金具が赤だったりと、見た目に派手なアフターパーツをよく目にしますけど、オヂさんは、そういうのは余り好きではありません。さりげなく、が良いです。ローター面は鉄色塗装の後に、エナメルスモークでニュアンス付けをしています。
 ノーマルに比べて、相当にカッコ良くなったのではないかと思います。嬉しくなってきましたが、キャリパーの位置調整を考えると、少し不安になります。

2012年7月23日月曜日

SUZUKI GSX1100刀 (8)

 リアのユニットをアッセンブルしてみました。会社は夏休みモードで仕事のペースがゆったりとしてきましたので、これ幸いと工作を進めます。
 加工を施したチェーン引き機構は、この方が断然良いですね。そう、自己満足です。そして、SUZUKI伝統の星型キャストは、敢えて無塗装として、ノーマルとの差別化を図っています。なんちゃって。。。手抜きと言われてもいいです。このほうがカッコイイと思ったんです。

 ブレーキ側。
 キャリパーの位置を下向きにすることに成功。これで、スイングアーム上側には、インナーフェンダーを取り付ける可能性が広がりました。トルクロッドはキットパーツのままです。ブレーキホースを、タイラップでロッドにとめるやり方が見えてきます。
 ローターもキット部品のままですが、表面を軽くヤスってメッキと共に極端な溝を落とし、塗装後にエナメルスモークで金属っぽい光沢を出す工夫をしてみましたが、画像ではよく解らないかもしれません。

2012年7月22日日曜日

Tour de France 2012

 今年のツール・ド・フランスも今日で終わりです。Parisは絶好のお天気となりました。
 フィニッシュの舞台となるシャンゼリゼ通りは、朝から通行止め。沿道には早くから場所取りの人垣が出来ていました。これはちょうどお昼ごろの状態。既にすごい人ごみですが、みんな思い思いの方法で、選手たちの到着を待っています。

 広い歩道には、特設のオリジナル・グッズを売る売店なども並びます。
 お土産をかねて多くの人が買ってる黄色いTシャツは、1枚20ユーロ。ちと高いか。ちなみに有名チームのジャージ(もちろんレプリカでしょうけど)は、75ユーロでした。

 オヂさんの本日の釣果は、この2匹。1個2ユーロ也。肝心のレースは、TVでゆっくり観ることにして、雰囲気だけ堪能して帰宅してきました。だって、何時間も動かずに待っていても、一瞬で通り過ぎちゃうんだもん。

2012年7月21日土曜日

SUZUKI GSX1100刀 (7)

 リアのブレーキ・キャリパーです。
 ブレンボなどに比べると、随分と大きな形をしています。ステーも一体。でも、それほど目立つ場所ではないため、キャリパー自体のスクラッチ製作は、労多くして報いが少なそうなので、見送ることにします。

 トルクロッドの取り付け部分を切り取り、反対側に移植しました。これで、下向きにしてスイングアームの下側とロッドでつなぐことができるようになりました。勿論、スイングアームも必要な修正を施します。

 チェーンです。キット部品は駒の隙間がぜんぶ埋まってしまっていますので、ピンバイスで穴を開けた後に、カッターで根気よく掘り込んでいきます。手前側が加工済み、奥側が加工前です。
 ものすごく面倒くさい作業で時間もかかりますが、やればやっただけの効果は上がります。実は、模型っぽさが顕著に表れてしまう部分でもあります。

 チェーンの加工が済んだので、塗装してみました。
 ドリブン・スプロケットはゴールドに、チェーン自体もサイド部分は薄いゴールドに塗った後、スモーク塗料で洗うようにブラシし、ニュアンスを出そうとしています。

2012年7月18日水曜日

SUZUKI GSX1100刀 (6)

 フレームの接着剤が乾くのを待っている間に、スイングアームを見てみます。
 目にした瞬間、だめだこりゃと真っ先に思ったのは、チェーンプラー。はいはい、昔のバイクはみんなこうでしたよ。後ろに飛び出した金具をナットの締め具合で調節するんですよね。あ~カッチョ悪い。

 てなことで、プラー金具ごと、スパッと切っちゃいました。
 その代わりにピンバイスとカッターで掘り込んで、最近のシステムに変更。上が加工前、下がほぼ加工を終えた状態のものです。

 加工済みのパーツをスイングアーム本体に接着しました。ノーマルと比較すると、随分と雰囲気が違います。
 さてこのスイングアーム、30年前のバイクにしては、そのもののデザインは複雑で、なかなか結構です。そりゃアルミやジュラルミンの無垢材から作ったスタビライザー付きのワンオフものを模して、一からスクラッチ製作するのも、オプションとしては勿論ありなのですけど、これはこのままでいいかもしれません。
 ただし、フローティング・キャリパーのトルクロッドがスイングアーム上部に取り付くようになっていますので、これを下向きに修正するかどうか、少し悩んでいます。
 その場合、キャリパー自体の加工も必要になってくるでしょうし、どうせキャリパーをいじるなら、もうひと工夫してみたくなったりと、更なる欲も沸いてきてしまうからです。この際、リア・ユニット全体をもう少し進めて、考えをまとめていくことにしましょう。

2012年7月17日火曜日

SUZUKI GSX1100刀 (5)

 フレーム工作です。
 前後長25cmを超える大きなフレームは、堂々としていて、1/6のスケール感をたっぷり味わうことができます。
 後方下に突き出したステップ&タンデムステップを支えるサブ・フレームは、惜しげもなく切り落としてしまいます。あ~あ、またやっちゃったと思いつつ、思い切ったデザイン変更のためには、こういうところで大胆さを発揮することも必要です。

 こちらは反対側。スイングアーム・ピボットの少し上、三角のV字のところに、フレームの補強を施しました。ランナーを接着して、隙間には溶きパテを流し込みました。加工した箇所にだけ、サフを軽く吹いてますが、判るでしょうか。
 それと、ディスプレイの容易さと転倒防止のため、いつものようにサイドスタンドは省略することにして、スタンドを支えるステーを、フレームから切り落としました。他にも、フレームを組んでからでは加工が難しくなる箇所は、先を見越して今のうちに手を入れておくことにしましょう。

2012年7月15日日曜日

車両観察

 日曜日はcafeでのんびりと、人間観察ならぬ車両観察というのも、乙なものです。
 ファンの期待と予想を裏切って、二輪も四輪も、ありきたりな大衆モデルばかりが道路や駐車場に並ぶヨーロッパではありますが、ときには「おっ」と振り向いてしまうマシンも観察できますので、そこは気長に楽しむことにしましょう。
 まずはSmartのロードスター。絶対的な動力性能はありませんが、何といってもウェイトの軽さを利して、ブルターニュ方面へと続く高速13号線をヒラヒラと軽やかに走り去って行きました。

 立ち寄った街の片隅にひっそりと停められていたのは、Buell。極太のフレーム、ホイール径に迫るディスクローター、スイングアーム、排気管などなど、どこをとっても最新式(この表現こそ最新式からほど遠い)とは、こういうバイクのことを言うのでしょう。全身黒づくめなのも迫力満点です。
 こんなバイクで長距離ツーリングとも思えませんが、かといって街乗り専門なのでしょうか。価格からして若者には到底購入できないマシンです。そういう意味で、実はオヂさんには用途というか、コンセプト自体がよく解りません。どのみち買えない者のやっかみなんですけどね。。。

2012年7月10日火曜日

シャンゼリゼのショールーム(四輪メーカー編)

 実は今日から、急遽、夏休みに突入しました。前の日の夕方に突然言い出したもんですから、周囲がびっくりしていますが、おかまいなしです。
 てなことで、かねてからやろうやろうと思って出来なかった、シャンゼリゼ通りの四輪メーカーのショールームを軒並み覗きに行ってきましたよ。
 先ずは、ルノー。
 話題の超小型車がドーンと前面に。スマートよりもまだ小さくて、オシャレですね。

 同じくルノーのF1マシン。詳しいことは解りませんが、モノトーンのカラーリングがシックで素敵です。

 続いては、メルセデスのチューンアップ・メーカーであるAMG。これは、シルエットモデルなのでしょうか。ルマンなのでしょうか。再び詳しくは知りませんが、エクステリアもインテリアも、カーボンを使いまくりで、カッチョ良いことこの上なし。

 AMGのインテリアは、ステアリング、シート、内張りなどの素材、色などを自由にチョイスできるのですね。流石のクオリティとうならせるサンプルが並べられていて、セレブたちの心を上手にくすぐります(オヂさんもくすぐられましたけど、もちろん買えません)。また、時計などのオリジナル・グッズも秀逸なデザインのものばかりで、一見の価値ありです。

 最後はプジョー。クラシックなレーサーが鎮座していました。
 どのメーカーにも共通しているのは、ミニカーのコレクションが非常に充実していること。ある友人が、実はフランスはミニカー大国なのだと言っていたとおり、どのショールームにも、目を見張るほどの種類のミニカーが売られています。好きな人にはたまらんのでしょうなぁ。
 と、ここであるものを購入。これが来店の目的でしたが、それはまた別の機会に譲ることにします。
 今週は引き続き夏休みです。しばらくプラモ工作は小休止です。

2012年7月4日水曜日

SUZUKI GSX1100刀 (4)

 クランクケース反対側です。
 エンジンにはなるべく手を入れないつもりでしたが、まあ、ものはついでと言いますから、こちら側もバランスをとる意味で、ちょっとだけ加工しましょう。
 それにしてもこのキラキラ・メッキ、まるでアメリカンです。。。

 往年のAMAスーパーバイクでW・クーリーが駆ったGS1000を模してみました。本物はもう少し鋭角にすぼまってるのですが、模型的にはこの辺が無難なところでしょうか。
 早くエンジン・ユニットに見切りをつけて、次へ進みたい気持ちを抑えながらの工作が続いています。

2012年7月2日月曜日

女優?いえいえ

 なんとも可愛らしく、かしこそうなこのお嬢さん、何を隠そうオランド新政権の大臣兼フランス政府報道官、Najat Vallaud-Belkacem女史です。国内外に向けた政府の顔であり、声であるのです。
 フランス新政権には30数名の閣僚が名を連ねますが、その半数以上が女性。そういえば我が祖国にも女性閣僚が数名 いますけど、失礼ながら可愛げのない方が多いのは気のせいでしょうか。意味なく襟を立ててヒステリックに叫ぶ印象が強い方もいましたね。
 日本では従来から政府スポークスマンは官房長官と決まっています。現も前も、ああ、あの人ねと、すぐに顔が思い浮かぶと思います。ただ、折角TVのニュースでしょっちゅう見る顔なら、この女史のように、定例の記者会見や政府発表が楽しみだなぁと思わせてくれる人がよろしいのではないかと。