2011年5月29日日曜日

手長猿いじり(8)

 今日は久し振りのゴルフに出かけ、日に焼けて帰ってきました。足を中心に、身体のあちこちが痛くなって不自由ですが、それでも身体を動かすのは良いですね。緑も老眼に優しいです。

 さて、後輪のブレーキを構成するパーツたちです。
 キャリパーは、キットのフロント用を流用。ただし、ホースの取り出し口が反対を向いていたので、切り落としてから接着し直しました。キャリパーステーは1mmプラ板から切り出しました。もちろん、1回でこんな形を出すのは不可能で、2回の作り直しでなんとか決着。フローティングキャリパーとするために、ロッドを繋ぐアームも一体にしてあります。
 ローターは以前に作ってあったもの。プラバンを貼り重ねた単純なものです。この後、ホイールのセンターをとりながら、スイングアームとのギャップを、ワッシャーなどで辻褄合わせをしていきます。
 スイングアームには、ひと工夫する予定ですので、後輪のアッセンブリーが整うのは、もう少し先になりそうです。

2011年5月28日土曜日

手長猿いじり(7)

 前輪のパーツたちを塗装し、アッセンブルしました。
 ホイールは、つやのないタイヤ・ブラックというカラーで引き締めました。ブレンボのキャリパーを支えるステーには、少し複雑な表面加工を施してみました。ブレーキ・ローターのヘアラインは、鉛筆を使用。それなりの雰囲気が出てきたのではないかと思います。

 次は後輪です。いろいろ思案しています。

2011年5月23日月曜日

手長猿いじり(6)

 週末に進め溜めした工作です。
 フロント・ブレーキのキャリパーは、ブレンボの4ポット。だからぁ、原付にブレンボは必要ないでしょ、制動力ありすぎ、っていうツッ込みは、なしの方向で。実車ではお金がかかり過ぎてアホらしいカスタム・パーツも、プラモならいくらでも投入することが可能です。今回のコンセプトでもあります。
 こんなのでも、24ケのパーツから構成されています。ロゴマークは、あとでデカールを貼ることにします。


 前輪の主要なパーツが出来たので(キャリパー・ステーがまだです)、嬉しくなって、仮組みしてみました。なかなかよろしいのではないでしょうか。本当は、なかなかではなくて、相当ニヤニヤしていますが、それは内緒です。
 明日から、ちょっと仕事が立て込むので、数日間、更新をサボることになりそうです。


Z1300 Godier Genoud(その筋からのコメント)

 先日完成したGodier Genoudレプリカの記事に対して、思いがけず、Z1300のオーナーズクラブのメンバーまっちゃんさんから有り難いコメントを頂戴しました。
 メンバーさんの中には、カフェレーサー仕立てにされている方もおられるのですが、6気筒1300ccがずらりと並ぶ超弩級のツーリング写真などを閲覧できるメンバーズ・サイトもご紹介くださいました。
 二輪プラモとしては超大型の1/6を手掛けるオヂさんですが、その中でも最大級のサイズを誇るZ1300は、その大きさをややもて余し気味でした。きっと、実車を軽々と操る方々は、豪快で楽しい方たちに違いありません。

http://kz-denshi.com/

 いずれにしても、日本から遠く離れたparisで、細々と更新している拙いブログでも、その筋の方から見られていると思うと、ちょっと嬉しくて、思わず記事にしてしまいました。

2011年5月22日日曜日

手長猿いじり(5)

 手に勢いがあるうちに(変な表現ですが)、フロントをやっつけちゃいましょう。
 フロントフォークのアウターチューブです。何の変哲もない造りです。言い換えれば、スペシャル感が全くない。


 今回は、オーリンズの正立アウターチューブを採用することにしました。キット部品の余計なステーを切り落としてから、プラパイプを巻き付けたり、切り刻んだプラバンを貼り付けたりするうちに、徐々に形になっていくのが楽しい作業です。

 仕上がりは、見るからに剛性が高そうなゴージャスな造形になりました。サブタンクもついてます。本来、大型車向けの設計なのでしょう。原付には勿体ない、というか、固すぎるのではないかと。。。まあいいや、カッコイイから許して。

 プラモデルっぽさの出易いアクスル軸には、六角ナットを埋め込んで処理しました。次回は、ブレーキ・キャリパーです。

手長猿いじり(4)

 久し振りに新しいキットを作るのが楽しくて、つい夜更かししました。
 マグナ50は前輪がディスク、後輪がドラム・ブレーキです。前輪のブレーキ・ローターは、シンプルな造形が悪くはないのですが、制動力アップのため、大径のフローティング・ディスクを奢ることにしましょう。後輪も、贅沢にディスク化をはかることにします。


 キット部品のディスクは、スポーク状の切れ込みを外へ向けて少し延長し、外周1mm程度だけ残してあとのローター部分を切り落とします。

 次いで1mm厚のプラ板をコンパスカッターで丸く切り出し、ドーナツ状にいったんくり抜いてから、ふたたび内側のパーツをはめて、境目にピンバイスで穴を開けていきます。そこへ、プラパイプのコマ切れを貼り付けていきます。


 まずまずの感じになりました。フローティング・ローターの工作方法として、今後も活用できそうです。後輪用の小径ディスクは、プラ板から適当にやっつけています。後輪の方は、むしろこれから作るキャリパーステーなどとの位置関係の辻褄を合せるのが大変で、スペーサーをかませるなど現場対応していくことになります。

2011年5月21日土曜日

手長猿いじり(3)

 手始めは前後ホイールから。
 オヂさんは、ホンダのデザイナーさんには申し訳ないんですが、前輪の異形コムスター・ホイールのデザインが大嫌いです。マグナ50の人気が今イチだったのは、このホイールのせいじゃないかと思うくらいです。アメリカンをうたうのなら、いっそ前輪はスポークにした方がよほど好感が持てたのに。
 キラキラ光る後輪のプレス・ホイールも、雰囲気作りの意気込みは解るのですが、とってつけたようで好きじゃありません。


 キット部品をどうにか加工できないものかと、しばし眺めた結果、前後ともに左右からごっそりと肉抜きして、互い違いに組み合わせてみることにしました。スポークを折ってしまわないよう、慎重な作業です。

 前輪は、随分と軽快な感じが出てきました。幅広リムの後輪も、四輪用にありそうなアピアランスとなり、こちらも見た目の重さがとれたと思います。この後ブラックで塗装して、精悍な感じに仕上げてみようと思います。

2011年5月19日木曜日

手長猿いじり(2)

 既に告知しましたとおり、次なるチャレンジは、「手長猿いじり」です。
 ベースキットは、ホンダ・マグナ50。先ずはキットの中身とご対面。本格マッチョ・アメリカンを標榜するだけあって、ピカピカのメッキ部品が目立ちます。一方エンジンなどは結構な一体形成で、TAMIYAさんにしては手抜きが感じられます。

 この手長猿をどう料理するか、ざっくりしたコンセプトは頭にイメージしているのですが、ディテールは作りながら考えて行こうと思います。世の中のいろんなバイクのカッコイイ部分を寄せ集めたみたいな、お得感のあるカスタムを目指しましょう。ま、平たく言いますと、行き当たりばったりということですけど。

 それでは、はじまりはじまり~。いつものように、気長にお付き合いくだされば幸いです。つっ込み大歓迎です。

2011年5月17日火曜日

Z1300 Godier Genoud(30:祝掲載)

 完成したばかりのGodier Genoudレプリカが、TAMIYA☆★hpのパチッデジタル5月17日最新号に掲載されました。
 CB750、モンキーMHRに続いて3度目の掲載です。嬉しいです。15日にメール投稿したものが17日掲載ですから、ギリギリ滑り込みといったところでしょうか。
 静岡が世界に誇る大企業TAMIYAさんのことですから、3度も掲載した投稿者に対しては、そろそろ粗品の一つくらい送ってくれるだろうと勝手な期待に胸を膨らませています。
 よろしければ覗いてやってください。

http://www.tamiya.com/japan/cms/pachidigital/1083-pachidigital.html

2011年5月15日日曜日

Z1300 Godier Genoud(29:完成編)







 いきなりですが、昨年暮れに製作をスタートして約5ヶ月半、29回目にして完成にこぎつけました。



 カウリングのフィッティングは割とすんなり済みました。懸案だったフロントカウルのスクリーンは、小型の家電製品を包装していた透明の塩ビのケースを切り出して、1mmプラ棒でリベット止めしました。ヘッドライトは2灯のうち右目だけレンズを黄色に塗ろうと思ったのですが、黄色のクリヤー塗料がなかったため、蛍光ペンで代用したら、緑色になってしまいました。後で修正するかもしれません。


 妥協した点は他にもあります。Godier Genoudレプリカを作る以上、フレームは緑色でなければと当初から考えていたものの、フレームを塗装してしまうと、後々の工作過程で汚くなることが解っていたので、諦めました。また、エンジン左右のカヴァー類も、キットのままのメッキ部品では光りすぎなのです。バフがけしたような鈍い光沢が欲しかったのです。しかしここも、下手に手を入れるよりはと、妥協しました。因みに、ウィンカーが付いていませんが、これはオーナーになる方が好きなものを付けてくださいということで。また、カウル右肩には、時節柄「がんばろう日本」のステッカーも。



 とはいえ、全体としては、これまで手掛けたモデルの中で最も難易度の高い工作の連続だったことを考えれば、なんとか許容範囲に収まったのではないかと思います。


 長い間、お付き合いくださり有難うございました。たくさんの有り難いコメントに励まされてゴールできましたこと、あらためて感謝致します。自作にもご期待ください。



Kawasaki France Z1300 Godier Genoud(ベースキット:TAMIYA1/6)


【主なスクラッチポイント】

・フロントカウル、シートカウル、フェンダー

・CRスペシャル6連キャブレター

・devil社 6 in 1 エグゾースト・システム

・ロッキード・キャリパー

・フローティング・ディスク化(フロント)

・セパレートハンドル

・バックステップ
・航空機タイプ・タンクキャップ


・デカール

お詫び

 5月12日付けの記事に対し皆様からお寄せいただいたコメントが、何故か消えてしまいました。
 技術的なことはオヂさんには全く解りませんが、サーバ側で何か問題があったのではないかと推測しています。大変残念です。これに懲りずにまたコメント頂戴できれば幸いです。

2011年5月12日木曜日

Z1300 Godier Genoud(28)

 バックステップを取り付けました。
 シフト側は、チェンジペダルと同軸のリンケージがうまく収まりました。ステップバーは、昔のカスタムパーツらしく、武骨なアルミの丸パイプを模しています。ペダル先端はゴムホースを差し込んでからリベット止め。三角のプレートと共に全体をブラックアウトして精悍に。
 因みに、クランクケースとステッププレートの間にある黒い箱は、ウォータータンクなんですが、ストックの状態ではもう少し外側に付いていて、そのままではチェンジペダルと干渉してしまいます。ですから、タンク自体を小さくして、奥のスペースに押し込みました。



 ブレーキ側は、プレートの形を少し工夫して、自作マスターシリンダーを設置。ブレーキホースは本当なら反対側のキャリパーとの間でサブタンクにつながるのでしょうが、カウルに隠れてしまうので割愛。ホースの取り出し口だけ少しデッチアップしました。アールズふうにナットを青く塗ったりはしません。


 それにしても写真のクオリティがダメダメです。

2011年5月8日日曜日

Z1300 Godier Genoud(27)

 晴れた日曜日、思い切って外装に着手しました。
 今回だけではないんですが、訳あって、塗装は筆塗りです。ライムグリーンは思いのほか隠ぺい力が弱く、厚ぼったく塗り重ねるしかありません。細く切り刻んだマスキングテープを等間隔に並べるのは根気が要りますね。なんせスケールがでかいので、アラも目立ちます。ハミ出してしまった塗料やエッジの処理をするうちに、どんどん汚くなっていきます。だから塗装は嫌いなんです。
 
 自作デカールは、大きさだけは想定の範囲内に収まりました。タンクのエンブレムは画像を検索しても良いものがなかなか見つからず、やや不満。また、インクジェット用紙のデカールは、白い部分の隠ぺい力が極めて弱く、下の塗装がスケスケです。これでいいやって諦めてしまうか、同じデカールを上からもう一度、重ねて貼るか、迷っています。デカールの問題が片付けば、後は、クリアがけ、カウル裏側の塗装、スクリーン取り付け、ヘッドライトなど、完成に向けた最終段階に入ります。

2011年5月7日土曜日

Z1300 Godier Genoud(26)

 デカールを作ったので、嬉しくなって、貼れるところから貼り始めています。
 先ずはマフラー。ヨーロッパでは頻繁に見かけるdevilです。迷走さん、大正解でした。実はGodier Genoudは、多くのモデルにdevilを採用していたようです。なるほどしっくりきて、雰囲気があります。デカールの下には、メタルックを挟んでいます。


 キャブレターにはCRの赤文字デカールを貼りました。フォントをいろいろ探した甲斐があり、劇的にそれらしさが増したのではないかと思います。

2011年5月1日日曜日

Z1300 Godier Genoud(25)

 6 in 1の集合マフラーです。
 塗装が大の苦手なオヂさんは、何とかアラの目立たない仕様を模索していました。焼け色も鮮やかなステンレス素材、ヨーロッパで主流だったクロームメッキなど、技術が追い付けばいろいろなバリエーションも空想として広がります。でも、メタルカラーは、下地作りを丁寧にしておかないと上手く光りませんからなおさら難しい。。。そこで、時代考証という便利な言葉に逃げ込むことにしました。このモデルの頃は、ステンレス管など、まだなかったですもん。鉄ですよ、鉄。しかも、ブラック塗装せずに、耐熱クリアーで素材の色をそのまま残し、スパルタンな雰囲気。どうですか、この正当化。

  大型の楕円型サイレンサーは、これまた時代考証からアルミ素材ふうにしました。ステンレスやカーボンでは雰囲気が合わないのです(という言い訳です)。本物のアルミ材で輪っかを作り、プラ板から切り出したステーでフレームに取り付けました。サイレンサーには後でステッカーを貼ります。 メーカーは、アレです。