2010年2月28日日曜日

CB750 Cafe (28)
















 製作開始から63日目にして、マシンが自立しました。
 いかにもバイクらしいフォルムです。今だに多くのファンが惚れ続けるのも無理はないと、感心させられます。空冷OHC4発の素直な吹け上がりを体感してみたい、乗ってみたい。
 ヨシムラを模した集合管は、やはり集合部のチリ合わせがドンピシャリとはいかず、エポパテで隙間埋めをする必要が生じました。その代わり、ステーの部分は上手くいったので、まあよしとします。
 美しさという点ではヨシムラ本家には遠く及ばないものの、マフラー後半の細身ですっきりしたシェイプから、昔は皆んなこれだったよねぇという郷愁と、低くこもったサウンドをイメージしていただければ、オヂさん的には御の字です。でもオジさん、決してご近所に迷惑はおかけしたくないので、パイプ後端から一回り細いパイプを入れ、サイレンサー付きであることを主張しておきました。
 度重なる仮組作業でダメージを受けたフレームを、ゴールドでタッチアップ。各種ケーブルも、念入りに準備していたことが功を奏し、想定の範囲内に収まってくれました。
 さあ、あともう一息です。

2010年2月26日金曜日

CB750 Cafe (27)



















 作品の見栄えを決定付ける外装に着手しました。
 タンクとサイドカバーですが、構想段階からオフ・ホワイト塗装をイメージしていました。どうせタンクは左右張り合わせで接着面の修正跡が残るだろうから全塗装を覚悟していたんですが、キットの箱を開けてみたら一体形成でした。色も白バイというほど真っ白ではなくイメージにほぼ近いので、下手クソな塗装でクオリティを下げるよりも、無塗装でいくことにしました。1000番のペーパーで軽く表面をならしただけです。
 で、早速デカールを貼りました。
 タンク側面にはカフェ・レーサーの証であるチェッカー模様と、両肩にはクラシックなwingマーク。HONDAのロゴだけはCB750Fからの流用で、他は自作です。車体を横から見たときは、あくまでモノトーンでシック。と思いきや、ライダーの眼前には麗しのマリリンです。
 ♪ Happy birthday Mr.President ~♪

 サイドカバーも修正しました。
 このシリーズの第26回を見ていただくと解るとおり、エンブレムの位置には凸モールドがあり、そこにデカールを貼るようになっていました。それだと、せっかくのエンブレムが貼りつけられている感じがないので、モールドを削り落してしまいました。代わりに、0.5mmプラ板にデカールを貼ってからぴったりの大きさに切り出し、断面をクロム塗装してサイドカバーに貼りつけました。実車ではサイドカバーの微妙な曲線に合わせたカーブがつけられているのかもしれません。でも、僅かに隙間ができるくらいの方が、かえって後付け感があっていいのではないかと思います。そして、余白にはお馴染になりつつある聖地ace cafe Londonのステッカーを。
 じゅうぶんに乾かしてから、この週末にでも上からクリアコートします。サイドカバーのエンブレムには、更に盛り上がるくらい筆でたっぷりとクリアを乗せてみようと考えています。

2010年2月24日水曜日

(仮題)出戻りモデラー仲間の製作日記(プロローグ)















 池袋在住の出戻りモデラー仲間(コードネーム未定)による製作日記を、必ずしも本人の同意を得ないまま、フライング・スタートすることにしました。タイトルも何も、すべてこれから本人が決めますので、今日は、本人からオヂさん宛に吐露された現在の心境を勝手に公開することをもって、プロローグとさせていただきます。
(以下、オイシイところだけ抜粋。ただし、著作権(?)の関係で原文のまま。)

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 あー、今日ブログみたら”どろゑびす特急”さんが、復活記事に食らいつちゃったじゃないですか。
 もー、泥さんもガンプラ及びAFV系だったので、超プレッシャーですよ。しかも、丁度、泥さんもガンプラなのに戦車系の61式戦車作ってるし・・・実は、私もモビルスーツ系には、ギャンで製作意欲の限界を感じてたので、ジオンの戦車作ろうと思ってたんですよ。本格的なAFV系の汚しのリハビリの為に・・・  あと、泥さんの考え方は、禿しく同意できます。コメントにもありましたが戦車系の人がガンプラを作るとついつい汚しちゃうんですよね(だから設定上で汚せない、専用機のギャンを再販の安さに目が眩んで手を出した事に後悔してます)。
 なので、もう一度製作するキットを探す旅に出てきます。自分のリハビリでも製作可能で、それなりに楽しめ、且つ、何とか見れる程度の物を探してきます。
 ふぅー、しかし、これほどブログのコメントって重圧がかかるものとは思ってみませんでした。嬉しい反面、期待に応えなければと思うと逃げだしたくなりますね。
 そちらの愛読者、YASUさんみたいに同時製作する気力も無いし。本当に、そちらの愛読者の方々は、ブログ主様と同じで行動力が有りすぎです。

(翌日)
 ご連絡ありがとうございます。でも、全然プレッシャーが抜けません。
 なんせ、既に”どろ”さんの61式見てますし、YASUさんのカウルへのデカール張りの芸の細かさとか見せられると緊張しますよ。
 しかも、今回無謀にも”筆塗り達人(名前は、不正確)”とかの人のブログを見て、感銘してスプレー缶も使わずに作ろうと考えていたので、大至急、初期構想から根本的に見直しですよ。
 ひと先ず、物件が見つかったら連絡しますが、YASUさんの様に何時になるか分かりませんので、どうかお許し下さい。
 既に、己のバナナが凍って釘が打てるくらい緊張しているへたれモデラーより

追伸:言い訳では無いんですが、池袋のモデル環境が急速に悪化してきております。閉店だけでは無く、既存の模型店、量販店も仕入れが相当悪くなっています。専門的なピンバイスやケガキだけならまだしらず、プラ板や、そもそものプラモ自体も入荷しない状況が発生してきております。そのうち、ビックカメラもプラモから撤退するのではと怯えております。そんな中、田宮が新橋に直営店を展開しましたが、多分に自分で販売して、安売りする業者に卸さない様な昔のバンダイ方式を狙っているのではと穿って見たくなる今日この頃です。

2010年2月22日月曜日

相棒(同世代×2)











 
 オヂさんの旅行やブログ生活に欠かせない同世代の相棒を2つ紹介します。いずれも年式や劣化の度合いを人間に置き換えると、オヂさんと同世代だろうと推定可能です。
 ひとつめの相棒は、わが愛車520i(e39)。
 戦車みたいな大柄のガタイに2,000ccのモーターですから、今いち力不足を感じることもありますけど、いーんです。どうせオヂさんもこの車も、もうそんなに飛ばさない年齢ですから。でも、伝統のシルキーシックスは、そのスムースさと加速時の排気音という、この上ない快感を与えてくれます。ステップトロニックという、半マニュアルみたいなミッションも、中年世代をちょっとだけヤル気にさせるには十分なオマケです。
 写真には相当の画像処理をしております関係で、すばらしく綺麗に見えますが、正直、薄汚いです。滅多なことでは洗車しません(いばるな)。この日は、ノルマンディーの朝露がたっぷりついていたので、こりゃチャンスとばかりに洗車代わりに布ぶきしたら、皮膚病みたいにまだらになってしまいました。ね、だから下手にやろうとしない方がいいんです。
 カスタムとも言えない変更点は、235/45-17のタイヤと、オートバックス・オリジナルのアルミだけ。パリ周辺で4店舗くらいあるんです。日本の製品がそのまま売っていて、便利です。ていうか、純正のアルミは、4本で30万円以上するもんですから、ここはまあ、プラモ同様に雰囲気重視ってことで。

 ふたつめの相棒は、eos 30D。ベストセラーとなった20Dの後継機として短い期間発売されたもので、画素数競争の落ちこぼれ的な存在として、市場では人気薄。でも、操作性も良く、とても気に入ってます。
 普段使いのレンズは、sigma 17-70/F2.8-4をつけっ放し。こってりした色ノリはないけど、マクロ並みに近寄れるのが利点。あと、息子の運動会と旅行に出かけるときは、肩こり覚悟でEF70-200/F4L(ISなし)を出動。その他に、EF50mm/F1.8MarkⅠ(金属バヨネットの初期もの)や、タムロン90mmマクロもありますが、これは主に触るだけで満足するためのもの。この写真は、サブ機のkiss-nで撮ったものです。

2010年2月21日日曜日

Mt. St. Michel












 Mt. St. Michelへ週末1泊の小旅行をしてきました。画像があればタイトル不要なほど、有名ですよね。かねてから行かなくちゃと思いつつ、延ばし延ばしになっていたのです。
 parisの自宅から約350km、車で実質3時間ちょい。我が愛車BMW(E39)は12年落ち15万キロという、人間の歳にすると丁度オヂさんと同い年くらいなんだろうと思います。まだまだ若いもんには負けてません(そういうこと言うのが歳とった証なんだって)。
 世界遺産の中でも、フォトジェニック度の極めて高い被写体です。早春を思わせる絶好のお天気も後押ししてくれたおかげで、カメラ小僧のようにシャッターを切り続けました。
 ホテルの数が限られていることもあって、日本からの旅行者だと、parisからバスでの日帰りが多いみたいです。ただ、島がぽっかりと海に浮かんでいるようになるのは、早朝と夜の2回の満潮時だけ。しかも、日帰りだとライトアップされた夜景を見ることが出来ません。チャンスがあれば、1泊するのもいいですよ。
 ここで泊まる場合、島内のホテルにするか、対岸にするかという選択で大いに迷うところ。口コミ情報を見ても、どっちにも善し悪しがあるとコメントされています。オヂさんのお勧めは、ぜったい対岸。今回利用したのはRelais Saint-Michelという、島から橋を渡ってきて一番最初の(つまり島の一番近くに位置する)ホテルですが、ここは部屋のベランダからまさに「ど~ん」と見えるんです。
 もう一つのお勧め要素は、オフシーズンに来ること。今回、卒業旅行にはちょっと早い時期でしたので、駐車場も島内もスムースに進みました。でもこの時期だからなのです。観光シーズンともなれば、まず駐車場にたどりつけない、島内のどこもかしこも人がぎっちり、レストランも行列てな状態でしょう。そして、その人ごみを構成しているのが、バス十数台分の我が同士、ニッポン人団体客なのです。島が乗っ取られたかのように、島じゅうをニッポン人が占領するのです。
 幾多の歴史が刻まれてきた聖地を、じっくり、しっとりと楽しみたい方は、くれぐれもオフシーズンにどうぞ。
 日曜日は、西に50kmほど走って、港町St.Maloに寄ってきました。城壁に囲まれたおもちゃ箱みたいな可愛らしい町でした。嗅覚を働かせて入ったPizzariaも美味しかった。
 約400kmの道のりを、給油1回挟んで一気に走り、夕方5時半に無事帰宅。BMWやるねぇ。

2010年2月20日土曜日

CB750 Cafe (26)


 サイドカバーには、フレッシュな空気をキャブレターに取り込むためのスクープが切られており、スリットが入っています。
 折角なんですが、エアクリーナーは外し、代わりにパワーフィルターに替えてしまったので、機能と結びついていません。
 でも、カッチョいいので少しお化粧直して、デコレーションアップ・パーツとして機能してもらいましょう。スリットは斜めに立ててあるはずなのに、キット部品を裏から見ると平面、おかしい。だから、斜めに削って、ついでに薄くしておきました。
 裏側には金網を貼るようになっており、なんと本当に金属製の金網パーツが付属されていました。もったいないから縦半分に切って、2枚あったうちの1枚はとっておきましょう。せっかくの金網も黒いままだと表からはほとんど見えなくなってしまうので、シルバー塗装。ペイントマーカーの銀色を使っていますが、これ、メタリックっぽく光る優れものです。

2010年2月19日金曜日

納品


 本日、池袋の業者から国際通販の納品がありました。。。
 もとい。
 本日、池袋在住の出戻りモデラー仲間から、うれしい小包が届きました。おばあちゃんの聖地・巣鴨や、おタクちゃんの聖地・アキバ界隈をあちこち駆け回って、parisでは手に入らない貴重な材料の数々を入手してくれました。(あらためて多謝です。)
・プラ板 0.3mm、0.5mm、1mm
・デカールシート(白地)
・洋白線0.5mm径
・ステンバネ線0.6mm径
・TA線0.6mm径、0.5mm径、0.4mm径
・鉄線0.55mm径
・透明ナイロン・チューブ0.6mm内径、0.4mm内径
 使う前から、ヨダレが出そうです。
 各種金属線は、もちろんスポークがメインの用途です。洋白線やステンバネ線といった王道ともいえる材料も勿論抑えてあります。ただし、これらの王道素材がモデラーにとって経済的にかなりの負担を与えて(平たい表現では「足元を見た価格設定」)きていることに、オヂさんとしては以前から違和感を抱いていたものですから、今回は、池袋の仲間にリサーチをお願いしました。
 そのリサーチの成果が、TA線と鉄線です。双方で4種類の太さが揃いました。TA線は15m、鉄線は12mの長さで、お値段は各300円。外見はきれいにメッキがのっていて、あとは強度の問題だけ。1/6スケールでもスポークの長さは2.5cmからせいぜい3cm弱ですから、それほどフニャフニャしないようなら十分にOKです。
 王道セレブ素材の値段を考えれば、アホみたいにお得です。
 透明チューブは、釣り用具だったり電気関係の工事に使用されるものだったりしますが、バイク模型ではフューエル・パイプとしてガソリンコックからつないだり、キャブからつないだりします。また、GPレーサー派では、クリアー色で着色し、ブレーキ・パイプに見立ててマスターシリンダーにつないだりしますね。
 いずれも次作で試してみるつもりです。使ってみた結果をインプレふうに紹介しようと思っていますので、ご参考になさってください。
 なお、冒頭の出戻りモデラー、ご専門分野は軍事物、ラリー四輪、ガンプラと幅広いのですが、いずれもワビ・サビじゃなかった、汚し・錆を旨とするお方で、ガンプラは古いバンダイの200円ものに1年がかりで取り組むというツワモノなのですが、実は完全に出戻りきっていません。今、彼の手元にはサフ吹きっぱなしのラリー四輪が1年半ほど放置されています。
 しかし今回、オヂさんの依頼で買い物に走ったおかげでモチベーションが徐々に上がってきたのか、再び製作にかかることと、製作記録を本ブログで紹介することを約束してくれました。(パチパチ)
 。。。言っちゃったけど、よかったよね。

2010年2月16日火曜日

密かな構想(3)









 仕事が忙しくてプラモの手が進まないもんだから、ありものの画像貼り付けてお茶を濁してるんだな。。。
 そんなふうに思われる(実際にそうなんでしょ)ことを覚悟で、密かな構想シリーズを続けております。

  実はオヂさん、こういう小排気量単気筒が大好物でして。CB125JXとか、SR125とか。なかでもこのカワのZ200、どうですこの無駄の一切ない潔いデザイン。モチーフなしでバイクの絵を描きなさいと言われたら、多くの人がこういう形を描くのではないでしょうか。

2010年2月14日日曜日

CB750 Cafe (25)
















 集合マフラーの続きです。
 素材はevergreen製3/8inch(9.5mm)径のプラパイプ。こんなこともあろうかと、前に買っておいたのですが、丁度よかったみたい。
 集合部との繋ぎ目には、接着性を確保するためにプラ板を1枚挟み込んでいます。パイプを斜めにカットした断面は楕円形となり、当然に集合部よりも面積が大きくなってしまうため、接合部のつじつま合わせに少し苦労しました。
 そこから先の角度や長さは、資料と見比べながら、現場合わせで決めていきました。特に、センタースタンドとの干渉を避けつつ、途中1回の接合でそこそこの角度に納めなければなりません。コンピュータで3D解析設計などなかった時代に、ポップ吉村のオヤジはコンマmm単位の誤差を指先で感じ取っていたとか。プラモデルでさえ遠く及びません。
 最終的には一見してヨシムラらしいフォルムが出なくても、現実問題として工作可能な範囲で妥協せざるを得ないなと、諦めています。機能に裏打ちされた造形美、素人モデラーにとっては、深遠すぎるテーマなのかもしれません。
 マフラー・ステーは、フレーム側、マフラー側の双方に付け、ステー同士を噛み合わせる設計にしました。マフラー側ステーの取り付け角度を調整するため、何回も仮組み・バラシを繰り返すことに。さて、本番では上手く付きますでしょうか。

 もう一つの懸案だったタコメーター。
 メーターハウスは、オリジナルの排気管の出口に付くはずのバッフル部品が、うまいことに形も径も丁度よかったので、これを流用。メーターパネルに薄いプラ板を貼ってから、ジャンクから見つけた既存の1/12デカールを拝借しました。
 ステーは、プラ板などでいろいろ試作したものの、曲げ加工を必要とするため、どうにも上手な工作ができず、途方に暮れかけました。かくなる上は金属の質感だけで勝負しようと、1mm真鍮線をぐるりとひと巻きした後、そのままハンドルクランプに直に刺しました。かろうじて刺して突き抜けた先をナットで締めつけるようにして、リアリティを出す工夫をしてあります。でも、こんなの実車ではないよなぁと思いつつも、いいや、これでよしとしよう。
 メーター裏側には0.5mm真鍮線を刺して、ケーブルを受ける準備をしておきます。

CB750 Cafe (24)




 チェーンカバーを修正しました。
 内側の網目状のパーツを、表と裏で交差するように作り直し、表側は虫ピンでリベット表現を。
また、スイングアームへの取り付けも、実車と同じくなるようにステーを立てなおしました。ステーの留め部には極小ナットを。

 中途半端な工作をしてしまったために、取り付けを躊躇していた部分でしたが、これでスッキリ。自分的には上々のカスタムパーツになりました。

2010年2月13日土曜日

よく見れば


 オー、モーレツ!
 この画像に拍手する人は、立派なオヤジです。はい、私です。
 よく見れば、小川ローザもハーフキャップにゴーグルと、カフェレーサー・スタイルだったんですねぇ。へぇー。それに、可愛いです。
 プラモの方は、週末に頑張ります。。。

2010年2月9日火曜日

CB750 Cafe (23)














 エンジン関係のヤマ場、マフラーに着手しました。いつも当ブログを御贔屓にしていただいている心ある方の推測どおり、4in1のヨシムラ手曲げショート管を目指します。でも、曲げると失敗するので、できるだけ曲げないで済むようにしたいです。上手くいきますか、おなぐさみです。
 キット部品は、タミヤさんがきれいなメッキをかけてくれています。ついでに、パーティングラインもきれいにくっきりつけてくれていました。どちらもヤスリでつるつるにしてしまいましょう。

 4発のうち、内側2本の長いエクゾースト・パイプが下に、外側2本の短い方が上にくる形で、集合します。上下2本ずつをテープでまとめてから、クリップを駆使してシリンダー側を想定した位置で抑え、4本がいちばん良い形で集合する長さを決めてマークしておきます。再度バラバラにし、マークした長さに切り揃えます。 先端は、受け側に差し込めるように細くした部分を残しますけど。

 集合部分は、5mm径プラパイプに斜めのカットを入れ、カットした面どうしを接着するように、合わせていきます。接着剤を隙間から多めに流し込んで、今日はここまで。完全接着を待ちましょう。ここから先が難しい。

2010年2月8日月曜日

密かな構想(2)












 密かな構想(第2回目)も、画像付きで、まったく密かではありません。

 前回紹介したNorton Manxに、中年のおやじが乗っている図です。はい、オヂさんが描きました。デッサンの実力は、ホイールのよれ方に象徴的に表れています。疑いもなく絵が上手いね、すごいねと評価してくれるのは、まだちっこい二人の息子たちだけです。

 密かな構想というのは、この絵のことではないのです。今は、こうして絵など描いて頭の中のイメージを大切に育ててみようという段階。
 じゃあ、ノートンは決まりかというと、それもそうでもなかったりします。Ducati 350 desmoでも、Laverda 125sでも、MV Agusta 750SFCでもいいのです。クラシックで粋なバイクがモチーフであればね。
 構想が構想のままシリーズがフェードアウトする可能性も大です。しょせんは趣味ですから、自分にプレッシャーをかけては楽しくなくなってしまう。

2010年2月7日日曜日

CB750 Cafe (22)










 バックステップとオイルタンクを取り付けました。

 エンジン下部のオイル取り出し口には、モールドにはない六角ナットをプラ板から切り出して、かませてあります。ホースは金属メッシュのホースを表現するため、布ヒモへの交換をいったんは検討したものの、キット部品がホースのように見えるバネで、質感が良いのと、フレキシブルに曲がってくれるので、タミヤさんのアイデアをそのまま採用。オイルタンク自体はどうせサイドカバーに隠れてしまうので、ジョイント金具を塗装しただけ。
 画像では判り難いかもしれませんが、ブリーザーパイプも取り付けてあります。
 ブレーキ側ステップは、すんなり付きました。フレームとスイングアームを連結する際に外れてしまったリアブレーキ・ロッドは、針金でつないで何とか修復。ブレーキペダルと連動します。
 チェンジレバー側ステップは、リンケージの取り回しを工夫しなくてはなりませんでした。エンジン側のチェンジレバー軸と、ステップ付近の高さが合わない分、リンケージのロッドに曲げを入れる必要がありました。ロッドには虫ピンを使用。実寸換算では太さが少し足りないと思われますが、繊細な方がモデル映えするので、よしとしましょう。
 ステップバーには、カッターで滑り止めのギザギザを付けてあります。ステップ回り全体をフラットアルミで塗装した後、クロムでドライブラシをかけました。左右のステップの高さを合わせることと、ステップとレバーが、ライダーの前傾姿勢に合わせて適正な角度になるよう気を遣いました。仕上がりは、、、うん、アフターマーケットのカスタムパーツらしく見えなくもない。よろしいのではないかと。

CB750 Cafe (21)




 フロントのウィンカーです。
 ストックのものは視認性の良い大きなウィンカーです。大きすぎて、ちょっと。。。
 ということで、作ることにしました。
 プラ棒から、後方は砲弾状のシェイプに削り込み、前方には断面にメタルックを間に挟んで小さく加工したオレンジのレンズを貼り付け。その後、前半分に0.3mmプラ板をぐるっと巻き付けて斜めに削り、ヘッドライトとお揃いになるようにバイザー状(ひさし)に加工しました。
 ステーは1mm真鍮線。ステーの車体側への取り付けはヘッドライトと共締めではなく、反射板の付くところに六角ナットで受けを作り差し込みました。
 そして、ライトステーを含む全体をクロム塗装。この部分は、ストックでは車体色に塗装されていますが、ヘッドライト周りの調和を考えれば、むしろクロムの方が感じがでるかもという狙いからです。
 これで、前輪のアッセンブリーをフレームに合体させられます。

2010年2月5日金曜日

密かな構想







 密かな構想というタイトルの割には、画像をupしております。ちっとも密かではありません。

 CB750の方は、仕事が立て込んでいて家に帰ってくるともうクタクタという状態でして、週末までひと休みです。

 ノートン・マンクスのキットを手に入れたわけではないのです。また、精密にフルスクラッチするほどの技量も勇気もないのです。でも、あんなことしたら面白いかもというアイデアの卵が、オジさんの頭の中にあるだけなのです。
 新たなシリーズとして形にできますかどうか、自分でも楽しみです。

2010年2月3日水曜日

CB750 Cafe (20)






 製作開始から約5週間、シリーズ20回目にして、ようやく、エンジンがフレームに載りました。
 典型的なB型で気分屋のオヂさんは、いつもインストの手順をほとんど無視して、成り行き優先、酒優先で製作するものですから、すんなりとエンジンを載せられたためしがありません。今日もサンセールの白ワインを半分飲んじゃった後、ヒィヒィ言いながらの作業です。案の定、フレームのあちこちに傷を付け、塗装をはがし、キャブレターがごっそり外れ、組んでからでは二度と取り付けられないリア・ブレーキロッドが外れ、更にチェーンを折ってしまいました。折れたはずみでリア・スプロケからチェーンが外れ、うまく噛みあわなくなっています。ディストリビュータもどこへ付けていいかよく解らなかったので、適当な場所にビニールテープでぐるっとフレームに巻きつけておきました。こんなもんさ。あ~あ。
 まあね、ブレーキロッド以外はリカバリー可能でしょう。想定の範囲内です(苦しい言い訳)。ま、何とかなるさと、降りかかったトラブルを見て見ぬふりして、バッテリー、後輪まで一気に組んでしまいました。そのうち何とかなるさ。何とかなるともさ。。。
 バッテリーは鉄製のゲージにすっぽりと収まっています。相当精密な造りの割には、一つもケーブルが繋がっていません。これじゃあスイッチが入らない、プラグに火も飛ばない。じゃあ、ハーネスを作るかって。いやいやいや、そんなこたぁしねぇよ(突然べらんめぇ調)。
 唯一、上手くいったのは、リアサスの取り付け。フレーム側(上端)の受けにプラ棒の軸を差し込み、穴を開けた六角ナットで止めました。

 エンジンが載ったことで、前半最後の山を越えたと言っていいでしょう(お~い、トラブルの修正はどしたぁ?)。でも、まだまだ先は長いです。後半もいろいろと難関が待ち構えているでしょう。