2013年1月27日日曜日

蔵出し撮影(BMW R75/5)


 いつの間にか、PC画像をupできるようになっていました。オジさん、何をしたんでしょう。何が良かったというのでしょう。さっぱり解りませんが、まあよい。これでようやくブログのタイトルから「フォト」という文字を落とす危機から脱しました。
 てなわけで、過去の作品であるBMWカフェの蔵出し撮影です。まずは全景。
 フロント・フェンダーに立てた風切り、シングルシート、長さを詰めたエキゾーストなどが全体のフォルムを決定づけています。

  見せ場はやはり、水平対向のエンジン。デカいエンジン本体とシリンダーヘッドの質感の違いを際立たせるよう、塗装を工夫しました。エキパイの焼け色、プラグキャップ、キャブ・インシュレータ、そしていろいろ異なる太さのケーブル類がチャームポイント。ブン回して元気に走りながらも、よく手入れされた感じが出ていれば、しめたものです。前後ホイールのスポークも張り替えています。

  オフホワイトの上質の革をイメージしたシングルシートは、シートカウルも含めてスクラッチ製作。大人の贅沢を形にしてみました。シートカウルにはお約束のAceCafeステッカーも。

細身の車体に、大きく張り出したシリンダーヘッド、低く構えたコンチハンドル。そして、カフェレーサーであることを強烈に主張するチェッカー・ストライプ。縦置きに変えたテールランプとも相まって、雰囲気満点に仕上がりました。ロンドン郊外の聖地には、本当にこういうバイクが今も集まって来るのです。

2013年1月24日木曜日

海外駐在員にとって

アルジェリアで発生した武装勢力による人質事件は、海外に都合20年以上も駐在してきた自分にとって、最もやるせない気持ちにさせる事件となってしまいました。
 目の前の仕事のために額に汗して働く丸腰の海外駐在員が、しかも、その国の経済発展に少なからず寄与するプロジェクトのため技術と労力を提供してくれている人たちが、卑劣な犯罪やテロリストのターゲットにされる。。。この残念さを表現する適切な言葉が見つかりません。
 尊い生命を一瞬にして奪われた方々のご冥福を心からお祈りするばかりです。

 テロの脅威とリスク、そして、どんなことがあってもテロに屈してはならないという正義と覚悟、これらは、グローバル社会において欧米各国と協調して生きる日本や日本人も、各国と共に既に共有しているものであって、日本だけが例外扱いされることではありません。
 報道されている中には、政府の情報収集体制の不備を批判したり、海外駐在のリスクは自己責任などとまるっきり他人事のように解説する向きもありますが、事は机上の話ではないのです。ちゃんちゃらおかしいのです。明日、自分に銃口が向けられてもおかしくない緊張感の中に暮らしている日本人が、海外に大勢いるのです。フランスには何万人ものアルジェリア人が住み、フランス人と共に暮らしているのです。リアリティを欠いた議論は不毛です。

 それでも今は、何か大事があれば日の丸つけた政府専用機が飛んで来てくれるようになりました。砂漠のど真ん中のような僻地で命の危険にさらされたとき、実は日の丸つけた同朋が助けに来てくれることほど心強いものはありません。

2013年1月19日土曜日

雪のparis

昨日の夕方から、Parisも雪になりました。ひと晩で5センチほど積もったでしょうか。気温がそれほど低くないので、湿った重たい雪でした。

寒い夜は、暖かいレストランで海の幸に舌鼓を打つに限ります(なんのこっちゃ)。会社の同僚と、少し遅い新年会がてら、市内でもわりと名の通った魚料理の店を訪れました。
 ☆こそついていませんが、小ぶりの生牡蠣も、メインの帆立も、指折りの美味しさ。ソムリエが選んでくれたサンセールとボルドーの2種類の白ワインも相性ばっちり。自家製のカマンベールにはグラスでボルドーの赤で。丸ごと出てきましたが、食べきれなかった分はちゃんと包んで帰りに持たせてくれました。サービスも行き届いていて、それなりのお値段を払ってもなお、大満足。お勧めです。

2013年1月17日木曜日

フランスの悪ガキ指導

 以前、拙ブログでも紹介したパリの都市型レンタサイクル「ヴェリブ(velib)」を故意に破損した未成年者は、修理工房で罪を償う「自転車修理の刑」に処する - こんな合意が今月7日、パリ検察当局、司法省の青少年保護局、パリ市役所と「ヴェリブ」の維持管理会社ジー・セー・ドコーとの間で結ばれ、8日より実施されると仏各紙が伝えました。
 罰則の対象となるのは、前科のない1618歳の青少年。「ヴェリブ」の破損行為を働いた青少年は、水曜や土曜の課外時間を使い、2日間パリ近郊の修理工房でタイヤ交換などの作業を行うべし。
 
 パリ市助役は、「この措置により、違反行為に見合った罰則が実現できる。未成年に責任感を与え、法を遵守するよう促すことが目的」と語ったとか。
 ル・パリジャン紙によれば、ヴェリブへの破壊行為による被害額は、昨年1500万ユーロを超え、特に昨夏は、パリ北東部において1617歳の未成年による破損行為が横行した。(以上、出典はニュースダイジェスト。)

 自転車やバイクに悪戯をする悪ガキがいるのは、どこの国でも同じです。でも、「自転車修理の刑」を全うした若者が、将来自転車屋さんになったりして。。。などと、ロマンのかけらすら感じさせるこんな粋な罰則を行政当局が発想するあたり、流石フランスと言ってもいいかもしれません。

2013年1月12日土曜日

SOLDE

街はSOLDEであります。バーゲンです。セールです。
 もちろん、目の色変えて店に群れを作るのは女子たちでありますが、男子も少しは気になるのです。靴やジャンパーなどを、ちょいと見に行ってみようかと思ってしまいます。
 フランスでSOLDEは、シーズンごとの在庫を吐き出させて、業者に過剰な不良在庫を抱えさせない重要な経済政策という側面を持つと言います。無駄のない効率的な産業経済を実現するための一つの有効な手法だろうと思います。
 そしてなにより、毎年の流行にそれほど大きく左右されない国民性というものも、あるのだろうと思います。今年流行した服は来年にはもう着られないという日本人的な消費者心理は、生産者を目先の利益だけを追求する方向へと走らせ、良質で普遍的なものが生き残りにくい社会を作ってしまいます。メディアの責任もあるでしょう。
 パリジャン、パリジェンヌたちの賢い買い物を見習わなければ。
(webからの画像貼り付けはできるのです。コンピュータ内の画像は依然としてupできません。)

2013年1月8日火曜日

プラモ工作再開への壁

 プラモ工作再開を三つの壁に阻まれています。

 一つ目の壁は時差ボケ。一時帰国からparisに戻って2晩が過ぎました。しかし、いまだ時差ボケが解消しません。これまで何十回と空の旅をしてきた中で、時差ボケ解消に即効性のある方法は見つかっていません。体内時計のアジャスト機能も、加齢と共に低下しているのかもしれません。
 そんなことから、夕方くらいから老眼がさらにしょぼしょぼし始め、夜10時ともなれば舟をこぎ出す始末。これではとても精密なプラモ工作に向かう気持ちになりません。

 二つ目の壁はパソコン。購入したパソコンは流石に処理速度も速く快適です。なのに、なぜかブログ投稿記事の編集画面で、PCから画像をアップロードすることができません。おそらくちょっとした設定の問題に違いないと思いつつ、ヘルプを読んでもC言語が読解できないため対処方法が判らない。このため、プラモ工作の状況をアップすることができません。

 三つ目の問題は人事異動。この春でparis在住が丸4年となります。先日、親会社から人事異動の内示がありました。そうでなくても模型工作の手が遅いオヂさんは、これまで1つの作品を完成させるのに平均3~4か月を要しています。そんなペースも週末に大きく進捗することが前提だったりするのですけど、これから先の週末は、少しずつ荷造りに充てざるを得ません。
 つまり、これから着手しようとする作品が春の異動(引っ越し)までに完成を見る確率は、相当に低いこととなります。製作途中で作業を中断されるのは、余り気持ちの良いものではありません。

 ともあれ、三つ目の問題はさて置いたとしても、一つ目と二つ目の問題は早急に対応する必要がありますね。
 

2013年1月3日木曜日

あけましておめでとうございます(ドカ雪)

 新年あけましておめでとうございます。
 里帰り中の旭川から久しぶりの更新をしています。
 やはり日本の冬は食べ物が美味しいですね。毛蟹やキンキなどの海産物に舌鼓を打っている間に、すっかり正月太りしてしまいました。
 などと言っていたのも昨日まで。あたり一面の銀世界は、北海道の冬としては見慣れた景色なのですけど、夕べは一晩で80cmを超えるドカ雪が降りました。ストーブの排気口が雪で詰まってしまい寒い朝を迎えた今朝一番から、開かなくなった玄関の扉外側をスタートして正面の道路、ご近所の独居老人の玄関先など、一家総出で雪かきです。雪が降るのは当たり前の地元の人々も、「こんなのは初めてだねぇ」と驚くほどの積雪。東京に戻る5日には、ちゃんと飛行機が飛んでくれることを祈るばかりです。
 さて、今回の一時帰国では無事パソコンも購入し、parisに戻ってからは、再び模型工作や海外生活の模様を再び拙ブログでお伝えできる見通しが経ちました。
 いつもコメントをくださる方々には大変ご無沙汰してしまいましたが、今年もどうぞよろしくお付き合いくださるよう、お願い申し上げます。
 
 


ちなみに、この画像は、玄関内側から雪かき開始前の外の様子です。車が半分くらい埋まってしまっています。