2019年1月24日木曜日

チュニジアの猫に癒される

 出張続きの新年、今度はチュニジアに行ってきました。
 カイロよりちょっと寒い。けど、空気のきれいさは100万倍マシ。3泊4日の滞在中は、観光など1ミリもしないままに過ぎ、ひたすらお仕事をし、ご飯を食べて帰って来ました。
 そんな忙しい私を、少しだけ癒してくれたのは、チュニジア人が国民性として可愛がる猫たちでした。
仕事先で休憩の煙草を吸おうと外の駐車場に出て、ふと停めてあった車のボンネットに目をやると、くっきり点々と残る猫様の足跡。よっぽど暖かかったのか、それとも単に猫のいつもの通り道の線上に車が停めてあっただけなのか。
 と、車の後ろをひょいと見ると、ああ、足跡の主は、全身真っ黒のこの子でしたか。仕事の疲れをひととき忘れさせてくれて、ありがとね。

2019年1月17日木曜日

プラモで作ってみたいW800 cafe

 カワサキのW800カフェがカッコ良い!
 昨年暮れにミラノで発表されたW800が、やたらカッコ良いので、こういうのをプラモで作ってみたいなぁと思っちゃいました。
 もっとも、私の製作嗜好的には、ノーマルのキットに自分で手を加えてこのようなスタイルにカスタムするのがこの上なく楽しいので、既製品として出てきちゃうと、ちょっと違うってのはあるんですけどね。

フロント18インチホイールとスワロー・ハンドルの低い前傾姿勢、シングルシート、キャブトン・マフラー、スポークホイールと、カフェ・スタイルの要所を外さない、ある意味王道のメーカー・カスタムになってますね。フロントカウルはもう少し長いロケットカウルを選択できたらもっと良かった。トライアンフの格好のライバルになるでしょうけど、オジさんはW800に軍配を上げたい。
 もっとも、こういうのが125ccくらいで出て来てくれるとホントに嬉しいんだけどなぁ。バーチカル・シリンダーの単気筒。

2019年1月12日土曜日

宗教の交差点エルサレムにやっと行けた

 正月明けに日本から戻った翌々日から、イスラエルとパレスチナに出張に行っていました。
 移動の途中に、かねてからずっと訪れてみたかったエルサレムをチラ見するチャンスに恵まれました。もう行く前からちょっと興奮気味。
 撮影機材はフジのX20。買ったばかりのEOSは、何かあっちゃ嫌なので、持って行ってません。
 宗教の交差点エルサレムは、生憎の雨でした。風が強く、横殴りの冷たい雨に全身びしょびしょになりながら、先ずはオリーブの丘の展望ポイントからエルサレム旧市街を遠景。
 城壁に囲まれた旧市街の真ん中には、イスラムの神殿跡に復元されたモスクの黄金に光る丸屋根。手前の墓地には、あのシンドラーズ・リストで有名なシンドラーの墓もあるそうです。
観光客にとってメインの一つ、「嘆きの壁」。
 いわゆる「超正統派ユダヤ教徒」と呼ばれる黒づくめの人たちが、壁に手をついて祈りを捧げています。実はこの敬虔な人たち、自分たちは一切働かず、奥さんに生活を支えてもらっている良いご身分なんだとか。
 観光客も、嘆きの壁の前に行く際は、頭にちょこんと乗せる帽子を被らなくてはなりませんが、大丈夫、入口で無料配布してますから。因みに、超正統派の人達も、黒いシルクハットの下に、ちゃんとちっこい帽子を二重に被っているそうです。
 壁の岩の隙間には、信者がいろんなことを書いて折りたたんだ沢山の紙片が差し込まれています。日本の神社のお御籤みたいですね。でも、いっぱいになると処分されるんだそうです。
  ゴルゴダの丘の上に建ち、イエスの墓が祀られている「聖墳墓教会」。継ぎ足し継ぎ足しで今の姿になっているこの教会の内部には、カトリック、ギリシャ正教、ローマ正教などの各宗派が各々の修道院や本部事務所を並べています。
  ゴルゴダの丘に続く道「ヴィア・ドロロッサ」。宗教上の大切なお祀りの日には、各派の信者たちが十字架を担いで、聖墳墓教会まで練り歩くのです。道中、イエスがつまづいたとされる箇所が3つあるんだとか。
  ところ代わって、旧市街からほど近い場所にあるイスラエル博物館の見どころは、いわゆる「死海文書」です。
 イエスの弟子たちが、エルサレムから福音書などの多数の経典を抱えてシナイ半島に逃げ延び、荒涼とした山の洞窟に隠したのが死海文書。その多くは、砂漠の民によって壺から取り出され、火起こしの材料として焼かれてしまったとか。
 ああ、Mr.都市伝説の何とかっていう芸人になった気分です。
ピザ屋で簡単な昼食をとった時間を含めて、エルサレムでの滞在は僅か3時間程度。本当なら、じっくり1週間くらいかけて、どっぷりとこの雰囲気に包まれながら、各所をくまなく見てみたい。なんならエルサレムだけじゃなくて、イエスの生家があるとされるベツレヘムや、死海にも足を延ばしてみたい。絶対また来よう。そんな思いを強く抱いたひとときでした。

2019年1月5日土曜日

謹賀新年(物欲の一部を満たしたお正月)

 あけましておめでとうございます。
 相も変わらず拙いブログですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 と、この年末年始はカレンダーどおりの弾丸一時帰国を挙行し、おせちだけ食べて今朝、カイロに戻ってきました。新年早々に約14時間のフライトは身体に堪えますけど、なにより直行だし、空いていたので、同じ列の3席に横になれたのは幸いでした。
 さて、親の見舞い、正月の買い出し、友人との忘年会と、慌ただしい一週間のなかで、これだけはという買い物ができました。
 まずは、悩みに悩んだ末にようやく決めた、CANONのEOS 80D。EF-S18-135is USMとのレンズキットです。現行モデルですが、発売からはそこそこ経過して、評価が出尽くしているあたりは、自分らしいかと。そろそろフルサイズにしようとか様々な欲求と考察を経て、これに辿りつきました。最後の決め手は防塵防滴仕様。砂埃の国エジプトで使用することを考えると、絶対に外せない機能なのです。
余りに嬉しいもんだから、日本にいる間に、さっさと開封して撮り始めています。35mm換算で28-210mmという、これだけで全部事足りるんじゃねっていうズームレンズとの相性もすこぶる良く、まさに瞬く間にフォーカスが合います。そして、wifi機能が備わっているので、専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットに撮ったそばから転送されます。PCにケーブルを繋ぐ必要もありませんし、すぐさまLINEなどで他の人と共有できるのが便利ですね。こういう使い方は、ひと昔前には考えられなかった。
ついでといっては何ですけど、EF-S10-22 USMも購入。フィルター径77mmの大きさは、35mm換算で16-35mmに相当するワイドレンズらしく、フードを被せた姿は巨大です。中古でしたが、なんと24,000円ぽっきり。
 手持ちの古いEOS2台+レンズ2本を下取りに出したこともあって、実にお得な買い物になったと思います。
 エジプトに滞在している間に、古代の遺跡をあらためて撮りなおさなきゃと心に誓ったお正月でした。