2013年9月29日日曜日

MB5 (レストア~その1)

  輸送により最も大きくダメージを受けたのが、ホンダMB5。
 フロント・カウルは落ち、スクリーンもメーター類も外れています。セパハンが折れ、リアの左ウィンカーが行方不明です。

 フレームに直付けしたフロントカウル用ステーは、両方ともぽっきりと折れていました。1本はフレームの根元がイっちゃってます。これはなかなか修復が難しそうです。ならばいっそ、カウリングは脱着可能な加工を施すことができまいか。いや、できまい(撃沈)。さすれば、ネイキッド化か。

  てなことで、0.5mmプラ板から再びプリンを2つ作っています。これ、前にも言いましたが結構むずかしい工作なんです(というか、苦手なのです)。

ネイキッド化するためには、ヘッドライトのケースが必要なのですが、ジャンク箱に見当たりません。捨てちゃったのか、最初からなかったのか、元箱と取説を処分してしまった今となっては、解りません。なので、作るしかないのです。
 プリンを重ねて、両サイドに耳を付ければ、なんとなくそれなりの形になりました。

2013年9月28日土曜日

Z1300 Godier Genoud (レストア~最終回)

  ヘッドライトカバーは、こんなふうになりました。まあ、よろしいのではないかと。あとは、外装のひっかき傷をタッチアップしてレストア終了です。

鮮やかなライムグリーンのカラーに、CR6連キャブ、デビル6in1集合マフラー、ロッキードのブレーキキャリパーなどのスペシャル・パーツたちが雰囲気を高めています。これも、大好きな1台。

2013年9月25日水曜日

Z1300 Godier Genoud (レストア~その2)

  レンズが割れてしまった片方のヘッドライトをなんとかせねばと、1.5mm厚のプラ板を丸く切り出し、外周の内側にこんなふうにガイド線を引きました。ガイド線に沿って斜めに削り込もうという魂胆。

黙々と作業すること30分、晴れて平べったいプリンのような形になりました。てっぺんには真円に切り出した0.5mmプラ板を更に貼り付け、型崩れを防いでいます。
 ライトケースにあてがってみると、あ~らぴったんこ。後で「CIBIE」のデカールでも作って貼れば、ヘッドライトカバーに見えなくもない。なんというか、我ながらアラを誤魔化す小癪な応用力だけは身についてきたということなのでしょうか。

2013年9月24日火曜日

Z1300 Godier Genoud (レストア~その1)

  カワサキが誇る超弩級ツアラーZ1300を、往年のゴディエ・ジュヌー・レプリカに仕立てたお気に入りの作品。今あらためて見ても、その大きさに圧倒されます。この作品もダメージを負っています。フロントカウルが落ち、左のステップバーが付け根の軸のところで折れていました(涙)。
 幸いにも、折れたステップバーは段ボール箱の中で見つかり、軸棒を差し直すことで修正できました。ちょうど4mm径のプラ棒が手元に在庫切れだったので、ほっとひと安心。

問題は、フロントカウルの方。デュアルヘッドライトの片方のレンズが、哀れ真っ二つに。ジャンク箱を漁っても、流用可能な透明部品が見当たりません。どーしましょう。

2013年9月22日日曜日

CB750F スペンサー・レプリカ (リハビリ~最終回)

  一日2回の投稿は極めて稀なことですが、スペンサー・レプリカのレストアが完了したので、テラスに持ち出して自然光で撮影しました。陽射しが強くすぎて、露出オーバー気味です。
 埃が積もっていた外装は、水洗いした後に、軽くクリアーコートしておきました。その他は、ナット類をクローム塗料でタッチアップした程度。

こうして改めて見ても、スペンサー・カラー750Fのスタイルの良さには惚れ惚れします。美しく、最高にカッコ良い。

CB750F スペンサー・レプリカ (リハビリ~その3)

  プラモ初期のころの作品だけあって、今になって見直してみると、アラを探すまでもなく修正すべき点があちこちに見受けられます。
 チェーンは、コマの隙間が全部埋まったままでした。手抜きだったんですね。

手先のリハビリに丁度良さそうなので、1mmピンバイスでコマと駒の間に穴を貫通させ、そこからデザインナイフの先っちょで掘り込んでいくといういつものやり方を踏襲したのですが。。。まったく駄目です。まずは最初の5分で貴重なバイスを折ってしまいました。そして、掘り込んだ部分はガタガタです。下手くそぶりに、ちょっと凹んでいます。
 更に、ドリブン・スプロケが噛んでいる部分は、スプロケの歯が見えるように掘り込めれば最高なのですけど、目も手も到底そんな領域には追いつきません。せいぜいカッターで切れ込みを入れて表情を出すくらいが精いっぱいでした。
 まあそれでも、小さなピンの頭を爪楊枝の先でクロームに塗るなどしたので、何もしないよりは幾分良くなったか。

2013年9月18日水曜日

CB750F スペンサー・レプリカ (リハビリ~その2)

  スペンサー・レプリカを特徴づけるアイテムとして、変わった形状のフロントフォーク・スタビライザーを挙げる方も多いでしょう。フェンダーを吊り下げる役目も兼ねています。
(因みに、本物のAMAスーパーバイクでスペンサーが駆ったマシンの中には、フロントタイヤが16インチに変更されているにもかかわらず、ストックのフェンダーを使っているため、ちょっとブカブカな感じなのですが、それが逆にカッコ良かったりするんです。)
 さて、画像のとおり、左のフォークをグリップする部分が、ぽっきりと折れてしまっていました(泣)。しかも、折れた破片が見当たりません。

なるべく面倒くさいことはしたくないばかりに修復の方法をアレコレと考えてみたものの、結局、強度を保ちつつキレイに直すことは不可能と割り切り、左右とも切り落としてしまいました。
 代わりに、1.5mm厚プラ版に直径1cmの穴をくり抜き(これが意外とムズイ)、今度は強度にも配慮して、少しだけエッジのある形状にしてみました。
 プラ板を切ったり、ヤスリで削ったりという作業が、とても懐かしく感じます。そして、机の上の後片付けをせず出しっ放しにしておけるのも、実は模型工作を億劫にさせないポイントだったりします。

2013年9月17日火曜日

CB750F スペンサー・レプリカ (リハビリ~その1)

  長期にわたって模型工作から離れていた手先のリハビリを兼ねて、引越しに伴うパッキングと輸送によって完成キットたちに生じたダメージの修復に着手しました。まずは、スペンサー・レプリカです。
 シートカウル、サイドカバー、ゼッケンプレートなどを外し、車体の後半をストリップしました。欠損部品はないようですが。。。

  リアサスのアッセンブリーです。ロッドにネジ山が切られているのですが、メス穴の方がバカになっていました。これではレーシング・スタンドに乗せるとはいえ、後輪が浮いた状態で安定を保つことが難しく、ディスプレイできません。

そこで、接着されたパーツにカッターの刃を入れてバラし、メス穴をほじくって拡大、そこへ極小ナットを埋め込み、瞬着で固定しました。これで、ロッドをガッチリと差すことができるので、安定した姿勢を保持することができるようになるでしょう。

2013年9月15日日曜日

模型工作再開の準備

日曜日、近郊のIKEAに出かけ、小さなテーブルを買ってきました。天板に足4本を組み付けるだけの簡単なもので、19.90ユーロ也。安い。
 私の寝室の窓際に置き、デスクライトや工具を並べて、ようやくこれで模型工作を再開する体制が整いました。苦節5カ月(って、別に準備に苦労していたわけじゃないんですけど)の間に、すっかり手先は鈍り、老眼は確実に進行しています。
 まずは、引越しであちこち壊れた完成キットの修理から着手することにします。

2013年9月9日月曜日

ボノボの国から無事帰還

  「人間にもっとも近い猿」ボノボ(チンパンジーと同じヒト科の霊長類です!)が生息する国から、無事ローマに帰還しました。
 キンシャサ市内のホテルを出発したのが日曜日の午後3時半、ローマの空港に到着したのが翌日の午前11時半。疲れ果ててしまったので、何枚かの写真だけ紹介しておきましょう。
 1枚目は市内を流れるコンゴ川。中州を挟んだ対岸は、コンゴ共和国の首都ブラザビルです。手前の川岸では、山から急流で流されてきた建築資材になる石を砕いては路上で売り生計を立てている人たちが集まります。
  これは、現地の人が「どろぼう市場」と呼んでいる、土産物の露天商が立ち並ぶバラック。泥棒される訳ではありませんが、ふっかけてくる値段を大幅に値切りながら、いくつかの土産物を購入。割と楽しかった。

  空港と市の中心を結ぶ唯一の幹線道路沿いには、こうした店が延々と軒を連ねます。原色に塗られた建物の壁に、ところ狭しと文字が書かれ、ありとあらゆる生活用品が売られています。数えきれないほどの乗り合いバスが道を占拠し、大渋滞を引き起こします。何と言っても、人口が1億を超える大国なのです。

つかの間の一服は、地元のビールで。流石はベルギーが支配した国だけあって、ビールは思いのほか美味しいです。ああ、それにしても疲れた。
 来週くらいから、プラモ作りを再開したいなぁ。