2013年12月28日土曜日

誰にも共感されない重大ニュース

 2013年も残りあと僅かとなりました。この1年を振り返って、みやっち個人に起こった出来事を重大ニュースふうに列挙してみることにしました。あくまで個人的な出来事ですから、もちろん自分以外の誰にも関心がないニュースしかありません。

1.4年暮らしたパリからローマに転勤、とたんにパリ・ホームシックに
2.ローマでプラモデル店を発見と小躍りもつかの間、閉店の事実を確認して涙
3.8月に家族がローマに合流、プチ優雅な単身生活にピリオド
4.フィアット500購入の目論見を断念、中古のトヨタ・ヤリス2台を購入
5.引越し荷物のプラモ完成品を開梱、想定を上回るダメージに愕然
6.アフリカ3か国に順次出張するも心身ともに無事帰還
7.ブログ更新が500回を超え、三日坊主の汚名を完全返上
8.再開したゴルフでハーフ45を切る、結果、クラブ買い替えは本年も見送り
9.老眼の進行に喘ぎつつも、モンキーBAJAの製作に着手
10.今年のクリスマスにもミニスカ・サンタはついに現れず

 こうして列挙されたニュースをあらためて見ますと、まあ何とも小粒と言いますか、華がないと言いますか、50歳をとうに過ぎたオジさんの日常には、びっくりするような出来事などそうそう起こらないのです。もとより、健康で穏やかでありさえすれば、それ以上に何を望むわけでもなく、まずまず平和で大過なく過ごすことができた1年だったと評価しています。

 一方、そんな中、元旦の朝にサン・ピエトロ大聖堂で行われる正月ミサの入場券を入手しました。クリスマス・ミサがキリストの生誕を祝うものであるのに対し、元日は聖母マリアを祝うものとされているそうです。もちろん、ローマ法皇が世界に向けて新年を祝うメッセージを発する恒例行事としての性格も合わせ持つものですね。
 世界中の人々から敬愛を込めてパパと呼ばれるローマ法皇(フランチェスコ)の説教を、間近に生で聞くことができるのです。
 こりゃ来年は、元日早々から私にとってメガトン級のニュース到来です。

2013年12月26日木曜日

モンキーBAJA (その21)

  タコさんを2つ、切り出しました。4つの輪っかは、泡か目か。ところで、イカは1杯2杯と数えますけど、タコの数え方って何だっけと、急に気になってしまいました。

タコさんを曲げながら裏打ちしたり、ひと回り大きなプラ板を貼り付けるなどして、ナックルガードの出来上がりです。両手のレバーにリベット留めすることになります。
 これで外装パーツの工作は、ほぼ終了。次回から塗装と組み上げ段階に入ります。

2013年12月25日水曜日

Buon Natale (メリクリ)

静かで平和なクリスマスをローマの自宅で過ごしています。この日ばかりは、どんな立場や境遇にいる人も、紛争やいさかいを止め穏やかな気持ちで過ごすことができる世の中になって欲しいと願います。
 という訳で、ミニスカ・サンタさん、ちょっと良いこと言ったこの私に、ひとつカフェ・レーサーのバイクをプレゼントしてくれませんかねぇ。プラモでもいいので。。。

2013年12月23日月曜日

モンキーBAJA (その20)


 仕事が休みなので、久し振りに工作がさくさくと進みます。
 フロントフォークのアウターチューブに予め付けてあった4か所のマウントに、楕円のヘッドライト・ガードを、ステーを介して取り付けました。実車では、この楕円のガードから更にステーを伸ばして2灯ヘッドライトを受けています。しかし、模型では特に前後方向の強度が確保できないだろうからと、悩んだ末にフロントフォークの左右をブリッジする形で渡したマウントで、ガッチリと受ける方法を採りました。
 ウィンカーもこの時点でとりつけておきます。

デュアル・ヘッドライトのハウジングと、バイザーを仮組みしてみました。多少の粗さはありますけど、まあ、許容範囲に収まったのではないかと思います。 ライトのレンズをどうするか、困っています。

ライダー側から見たところ。
 狭い空間にフィットするようにメーター・ユニットを配置するため、慎重に位置決めをした上で、トップブリッジから直接ステーを取り出しています。

2013年12月22日日曜日

暦の上では・・・ローマのクリスマス

  クリスマスを間近にしたローマ。いくら無宗教の私でも、サンピエトロ大聖堂前の広場にクリスマス・ツリーがしつらえられたと聞けば、さすがに見ておかなければという気になりました。写真ではその大きさがよく分からないかもしれませんね。かなりの大木です。
 24日の晩は、恒例のクリスマス・ミサ。フランチェスコ法皇が就任して初めてのミサを深夜に行います。明けて25日になると、馬小屋のオブジェに赤ちゃん(もちろんイエス様)がお目見えするのだそうです。

  広場には、小さなパトカーが待機。シトロエンでしょうか。

オマケは、家の近所にある切り売りピッザ屋(これがそこそこ美味しい)の前に停めてあった1台。MVアグスタでしょうか。いかにもイタリアンな光景です。

2013年12月21日土曜日

モンキーBAJA (その19)

  師走の忙しさとネット環境の障害のため、模型作りが遅々として進みません。
 それでも、ヘッドライト周りの工作を始めました。BAJA仕様の顔は、プロテクターにガードされたデュアル・ヘッドライトがその印象を決定づけている重要な部分。ところが、2mmプラ棒を曲げて作る楕円のプロテクターが、実に難しい。更に、ヘッドランプも既存の部品を使えないためスクラッチ工作が続きます。
 ここを乗り切れば、塗装から組み上げの段階に進めますので、頑張りどころです。

2013年12月18日水曜日

更新できていません

 家のPC用のモデムが壊れたため、しばらく更新できていません。今日、市販のモデムを買ってきて繋いでみたのですけど、wifiがうまく接続できません。
 という訳で、ネット環境が整うまで、もうちょっとかかりそうです。

2013年12月9日月曜日

今日のチンク

今日のチンクは、アップル・ストアの前に駐車していた綺麗な山吹色の1台。キャンバス地のサンルーフもメッキのバンパーも、いわゆるミント・コンディションに保たれています。。。
 はて、無意識に「ミント・コンディション」という表現を使いましたけど、本来どういう意味なのだろうと、急に気になってしまいました。まさか鼻がスースーするミントのことではあるまいし。で、調べました。
 Mintとは、貨幣(コイン)を鋳造するという動詞、又は鋳造する造幣局のこと。つまり、造幣局で鋳造されたばかりの新品(に近い)のコインと同じような状態のものを、minted condition又はin mint conditionと形容するようになったとか。
 だとすると、車やバイクにミント・コンディションという形容を適用できるのは、「新同車」や「新古車」に限定されることになります。一方、新品と見まがうばかりの状態にレストアされた個体は、そもそも製造されたばかりでは勿論ないので、そこはやはり「ミュージアム・コンディション」とか、「コンクール・コンディション」と表現するのが正解なのでしょう。へぇ。今更ですが英語の勉強になりました。
 それにしても、石畳の広場にチンク、雰囲気満点の自転車が寄りかかる柱にはAppleの看板、バックパックの青年。古いものと新しいものが共存する、ヨーロッパです。

2013年12月7日土曜日

師走のローマ

  クリスマスが近づいた師走のローマでも、街のあちこちにイルミネーションが点き始めています。これは、高級ブティックの立ち並ぶコンドッティ通り。正面つきあたりがスペイン階段です。
 それにしても土曜日の今日、すごい人出でした。

 街角には、焼き栗の出店が。ああ、そんな季節なんだなぁ。と言いつつ、買いません。ついさっき、美味しいピッザを食べて来たばかりでなければ、手を伸ばしていたかもしれません。
 
ボッテガ・ベネタ前の広場に集結していたローマの黒バイ。BMWです。制服と同じカラーリングで、実にカッコ良いです。

2013年12月6日金曜日

モンキーBAJA (その18)

排気管の熱から足を守るプロテクターです。ピカピカのメッキが施されていて、これはこれで綺麗なので、そのまま使いたい気持ちにかられます。
 ところがBAJA仕様では、シートカウル一体のサイドカバー部分がこれに干渉するため、プロテクターの全長が短く詰めてある上、スリットの形状も異なります。 また、仕上げも半艶の黒色です。

メッキを剥がしてから後方をカット、スリット部も繰り抜いて、ぴったりに切り出したプラ板をはめ込みました。 こんなことするくらいなら、一からスクラッチしてしまった方が手っ取り早いのかもしれません。

軽くサフを吹き、スリットに代えて熱放射のための孔を開けました。また、工作過程でモールドがつぶれてしまった真ん中のネジも、先端を丸めたプラ棒の輪切りに置き換えました。

2013年12月2日月曜日

モンキーBAJA (その17)

何やらシコシコとプラ材を切り刻んだり曲げたりしています。一日の終わりにこういう作業をしている時間が、至福のひとときだったりするのです。

ハイ。エンジンの下回りをプロテクトするエンジンガードでした。
 ステップのマウントと、シリンダーの計4点で装着する方法は、実車どおり。ただし、BAJA仕様の純正オプションには見られない孔開きのプレートを底部に追加して、ちょっとだけカスタム気分を味わっています。
 

2013年11月30日土曜日

モンキーBAJA (その16)

とても長いブレーキペダルです。丸棒のアームがいったん下方向に折れてから、垂直に上がってペダルを受ける形状。

 これに比べて、BAJA仕様では薄い板状のアームがやや上方向に折れ、滑り止め付きのU字形ペダルが直接つきます。アームは曲げた後に、左右から削って板状に薄く加工しました。
 
  ステップもゴム製ではなく、オフローダーらしい滑り止め付きの鉄製U字形。可倒式ではありませんが、まあ雰囲気だけでも。

2013年11月27日水曜日

モンキーBAJA (その15)

シートです。
 いつものようにプラ板の箱組みからエポパテ裏打ち、角を面取りして整形。後方は膨らみをもたせるようパテ盛りしました。

ノーマル・モンキーのぶ厚いふかふかのシートに比べて、トレールバイクらしく角ばって、しっかりしたアンコが入っている感じが出ていればOKです。
 これでタンクシート製作のセクションはほぼ終了。でも、まだまだモディファイのための工作は、山ほど残っています。

2013年11月24日日曜日

モンキーBAJA (その14)

  シートカウル後方をプラ板とエポパテで形成、サイドとのつながりも形になりました。懸案だったフレームへの搭載は、シートカウル自体の強度確保も兼ねて十字型に渡したプラ板に穴を開け、前方がタンクと同じマウントにビス留め、後方は2点でシートレールに留めるようにしました。

フレームに載せてみました。
 タンクとのチリ合わせも、スペーサーを2枚かませて、何とか許容範囲に収まったと思います。これで、シート作りに進むことができます。

2013年11月22日金曜日

チュニス

 出張先のチュニジアから戻りました。
 紀元前8世紀にフェニキア人が建設したカルタゴは、その後、古代ローマ人によって焼き払われ、土地を痩せさせるために大量の塩まで撒かれたというのですから、三千年後の現代のローマからやって来た者としては、若干複雑な心境です。
  小高い丘の斜面に白い壁と青い窓に統一された小さな家が立ち並ぶシディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said)は、首都チュニスを異国情緒に色濃く染める景観保護指定区域です。聖人の名にちなんだとされるこの地区と、カルタゴ遺跡が観光の主要スポットだとか。

 シディ・ブ・サイド地区のくねくねと入りくんだ細い路地には土産物屋やカフェが点在し、上り詰めた先には、眼下に港、遠くにボン岬峠を一望に臨む絶景が広がっていました。
 2011年初めにこの国を揺るがしたジャスミン革命(アラブの春)の名残は、一見しただけでは伺うことができません。しかし、政権基盤が固まっていない状況は現在もなお続いていて、政治も経済も先行きは依然不透明なのです。
 写真は、買ったばかりのカメラを携行して何かあってはいけないと用心して、安いニコンのコンデジで撮りました。

2013年11月18日月曜日

モンキーBAJA (その13)

シートカウルに着手しました。
 先ずは骨格となる部分を1mmプラ板から形成、テール部分の盛り上がりをはじめ立体的な造形に細部を整えていくことになります。ただし、手順としてはその前にフレームへの搭載マウントを検討する必要があるでしょう。
 それにしても、三次局面は何回やっても左右のバランスを保つのが難しいです。チャッチャとやっているように見えるかもしれませんが、実は四苦八苦しているのです。

 明日から金曜日まで国外へ出張のため、次回のブログ更新は週末となります。

2013年11月17日日曜日

ヴァチカンな一日

 日本からイタリアを訪ねて来られた素敵なシニョーラたちにお供して、3年ぶりとなるヴァチカン美術館に足を運びました。撮影機は、フジX20です。



2013年11月13日水曜日

モンキーBAJA (その12)

  スピードメーターとイグニッションのユニットを作っています。ノーマルのモンキーとは全くの別物で、正確には解りませんが、ネットで拾った資料画像からは、ゴリラのものとほぼ同じ形状ではないかと思われます。キットで使えるのは、メーター本体のメッキ部品だけ。あとはシコシコと手作りです。

切った貼ったで、こんなふうになりました。ニュートラルとウィンカーのパイロットランプには、紙やすりで擦りガラス状にした透明部品を埋め込んであります。メーター、イグニッションのそれぞれには裏にケーブルの取り出し口を加えました。
 気持ちオーバースケールになってしまいました。でも、これでよしとします。

2013年11月10日日曜日

モンキーBAJA (その11)

思わぬ苦労を強いられたシートレール作りでしたけど、ブレーキランプ・ユニットが取り付くステー、ランプのレンズを保護するガード(細い棒状のもの)、ウィンカーステーなどを追加工作し、これでいったん終了です。
 見えなくなる部分をここまで実車に忠実に作ったのは初めてです。たまたま資料画像が見つかってしまったからとは言え、まあ、何事も経験で、為になりました。

次いで、ハンドルバー。
 ストックのモンキーが、お馴染みの折り畳み式ハンドルを装備しているのに対し、BAJA仕様はオフローダーらしいバーハンドルとなっています。3mm径プラ棒をケチって、ランナーを曲げて作りました。左右の曲がり具合を合わせることに気を使う工作です。
 この後、トップブリッジにクランプを設ける必要があります。

2013年11月9日土曜日

モンキーBAJA (その10)&セカンドカー購入

ハイ。作り直しました。今度はガッチリ頑丈で、歪みも生じていません。
 Rのきついカーブの部分は、おおよその形になるまで熱いお湯につけて曲げたので、ライターで炙った時のように波打つこともなくきれいな円柱を保ったままです。
 このシートレールの工作だけで、随分と時間を費やしてしまいました。早く次の段階に進みたいので、もう一息がんばろー。
 左サイドにはヘルメット・ホルダーのステーも付けました。

 あ、そういえば、セカンドカーを買いました。セカンドカーと言っても、オヂさんが通勤に乗るのです。走ればいいのでとにかく安い車をと思ってアンテナを張っていましたところ、探せばあるもんです。
 なんと再びのトヨタのYaris。日本ではヴィッツですか。人生で同時に2台のYarisを所有することがあるなんて、想像もしていませんでした。
 ボディは傷と凹みだらけで走行8万kmオーバーでしたけど、エンジンは調子が良い。お値段はぴったし1000ユーロ也。引き渡しと同時に板金屋さんに出し、前後バンパー交換、あちこちの傷をタッチアップしてもらい、追加650ユーロ也。保険代1200ユーロを泣く泣く払い、晴れて乗り始めました。
 カーケアのケミカル製品を買い込んできたので、明日の日曜日は、車内の大掃除だ。

2013年11月7日木曜日

モンキーBAJA (その9)

BAJA仕様は、リア・キャリアが省略されている代わりに、一般的な形状のシートレールでシートカウルを支えるようになっています。
 ところが、3mmプラ棒を曲げてちょいちょいとやれば簡単にできるだろうと踏んでいたそのシートレール作りで、思わぬ苦労をしているのです。3日くらいかかってここまできたものの、ふにゃふにゃしたまま曲げ具合を微妙に調整しているうちに、つい指先に力が入ってしまい途中からポキリ。
 

泣きながら折れた個所をくっつけて、フレームに載せてみました。お解りいただけるだろうか。どうやっても取り除けない歪みが生じてしまっていました。ほとんど見えなくなる部品とはいえ、ここにはテールランプやウィンカーなど細かなパーツが付くことになるので、誤魔化せないのです。
 ううう。。。これは作り直しです。

2013年11月3日日曜日

モンキーBAJA (その8)

 フロント・フォークのアウターチューブ上部には、ライトステーやウィンカーステーが一体形成されています。ところが、BAJA仕様ではこれらがすべて省かれていますので、切り落とします。そういえば、モンキーって、倒立フォークなんですね。

 代わりに、デュアルヘッドライトをホールドするリング状のパイプを支えるためのステーを4つ取り付けます。また、キットではアウターチューブにスプリングを内蔵してフォークを可動式にするためのピンが刺さる穴が開いていますので、それも塞いでしまいます。折角の機能ですけど、ここは仕上がりを優先して、リジッドにしてしまいます。

 先に作ってあったフェンダーと共に、サフを吹いて仮組みしてみました。幅広になったフェンダーとの干渉もなく、良い感じです。着色プラの沁み上りが心配なので、後にホワイト・サフを重ねて吹くことにしましょう。

2013年11月2日土曜日

トスカーナ(キャンティ・クラシコの郷を訪ねる)

 諸聖人の祭日だった金曜日からの2日間、トスカーナ地方を訪ねてきました。買ったばかりのフジX20の試し撮りに絶好の機会という目論見も兼ねています。
 初日はローマから北へ一路、フィレンツェのすぐ手前に位置し、塔の村として名を知られるサン・ジミニャーノ(San Gimignano)へ。高速道路が事故のため思わぬ渋滞だったため、村の散策は陽が傾きかけた午後3時過ぎになってしまいました。
 薄暗く露出的にやや厳しい条件の下、新兵器のカメラは果たしてどんな絵を映し出してくれたのでしょう。
 先ずは、街の中心にある教会前の広場。撮影場所は、多くの観光客が座り込んで足を休める教会前の石段から。
 

 次いで、路地に軒を連ねる様々なお店から、自転車のディスプレイがおしゃれなエノテカ(酒屋)。地元のワインやオリーブオイルが並びます。

 お泊り所は、教会の広場からもほど近い好立地にある、ツタの絡まるクラシックなホテル。並びには、ジェラート世界大会で優勝したというお店も。夜はホテルのレストランで、トスカーナの名物料理Tボーン・ステーキを、お腹一杯いただきました。

 明けて翌日は、サン・ジミニャーノからシエナの街を経て約20kmほど、丘陵地帯のつづら折をしばらく登って行った先に、イタリアを代表するワイン、キャンティの郷を訪ねました。
 緑の森が続くトスカーナの大地に、黄色く色づいたブドウ畑が延々と続く光景は、ローマにいては決して見ることのできない、息をのむ美しさです。


 キャンティ・クラシコの生みの親とも言えるリカソリ公爵(Baron Ricasoli。イタリア首相に2度就任)のお城、カステロ・ディ・ブロリオ(Castello di Brolio)を訪ね、城下のワイン・カーヴで試飲させてもらいながら、お城の名前がそのままエチケットにつけられたとっておきのワインを購入。もったいないのでお正月にでも開けることにします。
ローマから片道わずか3時間ほどの小旅行は、極上の景色とワインが、深い満足を与えてくれるものになりました。
 さて肝心の写真の方は、どうだったでしょうか。自分としては、こちらも満足です。

2013年10月31日木曜日

モンキーBAJA (その7)

  フロント・フェンダー。キット部品には眩いばかりのメッキが施されていて、もうやんなっちゃうほどピッカピカです。
 でも、BAJAのフェンダーは、オフロードモデルらしく、フロントフォークから前の部分がカモノハシのくちばしのように幅広になっているのです。

  折角のきれいなメッキは、工作の邪魔になるので落とします。メッキ落としはキッチンハイターなら一発なのですが、面倒なのでヤスリで。
 中央部には縦にスリットのような窪みが認められるので、ナイフで削り込みます。さらに、裏側からプラ板を接着して幅を広げるための基礎を作ります。

 プラ板との境目にエポキシパテを盛りつけ、おおよその形を出していきます。パテが固まるまでしばし待ちましょう。