2013年11月2日土曜日

トスカーナ(キャンティ・クラシコの郷を訪ねる)

 諸聖人の祭日だった金曜日からの2日間、トスカーナ地方を訪ねてきました。買ったばかりのフジX20の試し撮りに絶好の機会という目論見も兼ねています。
 初日はローマから北へ一路、フィレンツェのすぐ手前に位置し、塔の村として名を知られるサン・ジミニャーノ(San Gimignano)へ。高速道路が事故のため思わぬ渋滞だったため、村の散策は陽が傾きかけた午後3時過ぎになってしまいました。
 薄暗く露出的にやや厳しい条件の下、新兵器のカメラは果たしてどんな絵を映し出してくれたのでしょう。
 先ずは、街の中心にある教会前の広場。撮影場所は、多くの観光客が座り込んで足を休める教会前の石段から。
 

 次いで、路地に軒を連ねる様々なお店から、自転車のディスプレイがおしゃれなエノテカ(酒屋)。地元のワインやオリーブオイルが並びます。

 お泊り所は、教会の広場からもほど近い好立地にある、ツタの絡まるクラシックなホテル。並びには、ジェラート世界大会で優勝したというお店も。夜はホテルのレストランで、トスカーナの名物料理Tボーン・ステーキを、お腹一杯いただきました。

 明けて翌日は、サン・ジミニャーノからシエナの街を経て約20kmほど、丘陵地帯のつづら折をしばらく登って行った先に、イタリアを代表するワイン、キャンティの郷を訪ねました。
 緑の森が続くトスカーナの大地に、黄色く色づいたブドウ畑が延々と続く光景は、ローマにいては決して見ることのできない、息をのむ美しさです。


 キャンティ・クラシコの生みの親とも言えるリカソリ公爵(Baron Ricasoli。イタリア首相に2度就任)のお城、カステロ・ディ・ブロリオ(Castello di Brolio)を訪ね、城下のワイン・カーヴで試飲させてもらいながら、お城の名前がそのままエチケットにつけられたとっておきのワインを購入。もったいないのでお正月にでも開けることにします。
ローマから片道わずか3時間ほどの小旅行は、極上の景色とワインが、深い満足を与えてくれるものになりました。
 さて肝心の写真の方は、どうだったでしょうか。自分としては、こちらも満足です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

最近は旅行が多いですね!
事故には気をつけてください〜

みやっち さんのコメント...

>匿名さん
レス有難うございます。
走行距離の長短にかかわらず、安全第一、あらためて肝に銘じます。これからも、ガイドブックに載っていない小さな美しい土地などを紹介していきたいと思います。