2010年2月14日日曜日

CB750 Cafe (25)
















 集合マフラーの続きです。
 素材はevergreen製3/8inch(9.5mm)径のプラパイプ。こんなこともあろうかと、前に買っておいたのですが、丁度よかったみたい。
 集合部との繋ぎ目には、接着性を確保するためにプラ板を1枚挟み込んでいます。パイプを斜めにカットした断面は楕円形となり、当然に集合部よりも面積が大きくなってしまうため、接合部のつじつま合わせに少し苦労しました。
 そこから先の角度や長さは、資料と見比べながら、現場合わせで決めていきました。特に、センタースタンドとの干渉を避けつつ、途中1回の接合でそこそこの角度に納めなければなりません。コンピュータで3D解析設計などなかった時代に、ポップ吉村のオヤジはコンマmm単位の誤差を指先で感じ取っていたとか。プラモデルでさえ遠く及びません。
 最終的には一見してヨシムラらしいフォルムが出なくても、現実問題として工作可能な範囲で妥協せざるを得ないなと、諦めています。機能に裏打ちされた造形美、素人モデラーにとっては、深遠すぎるテーマなのかもしれません。
 マフラー・ステーは、フレーム側、マフラー側の双方に付け、ステー同士を噛み合わせる設計にしました。マフラー側ステーの取り付け角度を調整するため、何回も仮組み・バラシを繰り返すことに。さて、本番では上手く付きますでしょうか。

 もう一つの懸案だったタコメーター。
 メーターハウスは、オリジナルの排気管の出口に付くはずのバッフル部品が、うまいことに形も径も丁度よかったので、これを流用。メーターパネルに薄いプラ板を貼ってから、ジャンクから見つけた既存の1/12デカールを拝借しました。
 ステーは、プラ板などでいろいろ試作したものの、曲げ加工を必要とするため、どうにも上手な工作ができず、途方に暮れかけました。かくなる上は金属の質感だけで勝負しようと、1mm真鍮線をぐるりとひと巻きした後、そのままハンドルクランプに直に刺しました。かろうじて刺して突き抜けた先をナットで締めつけるようにして、リアリティを出す工夫をしてあります。でも、こんなの実車ではないよなぁと思いつつも、いいや、これでよしとしよう。
 メーター裏側には0.5mm真鍮線を刺して、ケーブルを受ける準備をしておきます。

2 件のコメント:

どろゑびす特急 さんのコメント...

そうですそうです。エキパイ自作ってフレームやら何やらのいなし具合と跳ね上げ角度の折り合い付け、ステーの位置決めもあって非常に面倒ですね。自分も1/12カタナの時に苦労しました。
エキパイの溶接部の表現はパテ(ex.タミヤパテ。チューブ入りのグレーのやつ)をうすめ液で緩くしたやつを盛って爪楊枝等でつついてやるとそれっぽくなると思います。
(AFVやってる人がいれば「ツェメリートコーティングのやり方教えて」と聞くかググって見てください。参考になると思います。)
メーターステー、取り付け部分の真鍮線叩いて平らにしてみては?

みやっち さんのコメント...

>どろゑびす特急さん
なるほどー。どっちもやってみます。特に、メーターステーは顔の部分ですから、気を付けて化粧しなきゃ。真鍮パイプがあるので、それを叩いてみます。