2014年12月30日火曜日

1/24 ウィリス・ジープ(完成編)

 年内の完成を目指していた今年最後の作品、ウィリス・ジープがゴールインしました。
 大人になってから初めての四輪模型、しかもこれまた初めてのミリタリー・ジャンルと、これまでバイク模型しか手掛けてこなかった私には、初物づくしのチャレンジになりました。
 軍事模型の世界は、土地(地質)、時代、ロケーション、用途など、非常に細かなスタディを必要とするだけでなく、それをどのように具体化して表現するかというスキルが求められ、誤魔化しが通じません。
 軍事モノに関してはド素人を標榜する私としては、そのほんの触りの部分を垣間見ただけにすぎないながらも、その深遠な世界の魅力が多くの模型ファンを引き込むだけのことはあるなぁと、図らずも思い知るきっかけになりました。
 イタレリ社のキットは、こんな初心者の挑戦にも十分に応えてくれる優れた製品でした。そして、資料画像などを観ながら、或いは周囲の方たちの知恵を拝借できたおかげで、今あるスキルで出来る範囲のディーテイルアップや小物製作、更には汚し塗装などといった新たな模型の楽しみ方を知ることもできました。この場をお借りして感謝申し上げます。

【ベースキット:イタレリ1/24 Willys Jeep 1/4ton】
 
 ・1944年連合軍イタリア351歩兵連隊第88歩兵師団
 ・通信用車両(非武装)


  ボディ左側の見せ場は、スコップと斧。フェンダー裏の汚しも忘れません。因みに、ディスプレイの土台には、バルセロナの海岸で拾ってきた砂を撒きました。

特殊消火剤の入った消火器を右側にセット。布バッグは屋根のフレームにひっかけました。

バンパーにはロープを巻きつけました。ヘッドライトの内側をシルバーに塗装し忘れています。

武骨で丹精なスタイルは、現代でも充分にカッコ良い。

頑張ったジェリ缶のディテールアップ。

スペアタイヤはこんなに汚さなくてもよかったかも。

車内に積んだ無線機も力作。ロープや水筒をさりげなく。シートは、合成繊維のチープな感じが表現できているだろうか。

フロント・スクリーンを倒したところ。グリル内側に透けて見えるラジエターが良い感じ。ヘッドライト下の補助灯などはブラックアウトされています。

大きな体格の米国軍人が乗ると、小さい車両がなおさら小さく見えたことでしょう。社内の足元も、汚れや塗装の禿げを施してあります。

ボンネットを開けると、エンジンルームが見えます。ちょっときれいすぎるかも。

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