キャブレターです。キットの造形はさすがに良い。ただし、4連リンケージ部品はいただけません。とりわけ、一体形成で何の突起か解らないチョークレバーは、キャブ本体への取り付き方も全然ダメ。なので、レバーをリンケージから切り離して、0.6mm真鍮線に置き換え、本体側にも受けを作って差し込むように加工。レバーのツマミ部は、チューブを平たくつぶしたような形状が好ましいのですが、工作不能なのでビニールチューブを被せます。キャブ本体はツヤ消しシルバー、下部は光らせておきます。ジェット類は、つまようじの先でゴールドに色付けしておきます。後でね。
キャブレター編のハイライトは、K&Nふうパワーフィルターの装着。巨大なエアクリーナーはカッチョ悪いから最初から想定外。でもせっかくだから、キット部品から、キャブに連結される部分だけ、切り取って使わせてもらいます。
パワーフィルターの素材は、紙を折り畳もうかなどとあれこれ考えました。結局、考えるよりも手を動かす方が早いと決めて、取りかかることにしました。キットから切り出したお鍋の蓋状の中心軸に2mmプラ棒を立て、その周囲を取り囲むように台形にカットした0.5mmプラ板を、蛇腹のフィルターに見立てて並べて接着していきます。キャブ1個につき16枚。4つで64枚。結構イヤになります。並べ終えたら蓋をして塗装すれば、パワーフィルターは完成。
キャブは、実物の資料を見ると複雑なリンケージやパイピングがいろいろあって、忠実な再現を試みようとする心を簡単に折られます。よって、技量と相談しながら、苦労し甲斐のある部分だけにとどめることに、即決定。エンジンに連結するインマニには留め金具(インシュレーター・バンドというのか?)を付けたいのですが、どうしよう、やらないかもしれない。フロート室をパチンと止める緩み止めの金具も作ってみたかった。けど、指が追いつかず断念必至か。
2 件のコメント:
ここまで作りこめるスケールモデルの大きさとみやっちさんのテクに脱帽です。
エアフィルターの作り方もなかなか鋭いですね。ただ4発だと同じものを4つ作らないといけないから面倒ですね。
どろゑびす特急さん
はい。今更ですが、4発は覚悟を決めてから着手すべきでした。これほど面倒くさがりな自分が何故プラモ好きなのか、自分でもよく解りません。
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