ハンドル回りです。
キットのハンドル・バーは、高さといい幅といい堂々としたもので、ちょっとしたアメリカンのようです。白バイだから、ジョン&パチか。これはこれで長時間運転するには良いのだろうなぁ。なんといっても腰に優しそうです。それじゃあ、いっそこのままいくか、って、そんなわけはありません。
ついさっきまで、スワロー・タイプにしようと計画していました。それも裏返しにセットして、低く垂れたポジションにする予定でした。ハンドルバーの径を測ってみると、4mmです。ぴったりのプラ棒も金属パイプも手持ちにはありません。キットのハンドルを加工するか、使えそうなランナーがないかと箱の中身を探ってみると、キットにトップブリッジが2つあることが判明しました。2連メーターのステーが付いているものと、付いていないもの。ははーん、白バイ用に後からパーツを追加してるからなんですね。それなら1つは失敗しても大丈夫だな。。。待てよ
本ブログの冒頭で紹介したモンキーの箱から、使わなかったストックのハンドルを見つけました。1本ずつ独立していて、きゅっきゅっとダイアルを回してクランプを緩めると、折りたためるハンドルです。実は昔、モンキーの実車でバイド代をつぎこんであれこれカスタムを楽しんでいた頃、このダイアル・クランプ式はそのままで、低いポジションとなるセパハンがアフターマーケットにあることを思い出したのです。あれをやってみたらどうだろう。
早速、余計なステーやバーハンドル用のクランプを切り落として、代わりにプラ板から削りだしたクランプを縦向きに立てます。ハンドルは大きく曲がっている部分をライターであぶって、真っすぐにします。あぶった箇所は熱で多少よれますが、どのみちスイッチ類で隠れてしまう位置にあるので、気にせず進めます。仮組してみると、遊び心を感じさせながらも、角度、ダイアルとも、なかなかカッチョ良い。クラシック・バイクのカスタムのやり方として、アリかもしれません。ありそうでナシかもしれません。
ただ、この場合でも細かなディーテイルアップは避けて通れません。アクセル・ワイヤーはシングルでしたので、曲げた真鍮線を2本刺してダブルにしました。ブレーキホースやクラッチケーブルも、細い皮膜線を使うので、凸モールドを切り落として、真鍮線を刺しておきます。また、左右のレバー付け根に大きく出っ張って形状を台無しにしているバックミラーの受け部分も、削り落してスッキリさせました。あと、バイクの顔に近い部分ですので、レバーや、小さなナットの頭にくっきり出ているパーティングラインは、非常に目立ちます。ちゃんとヤスリをかけて消しておくことにします。こうしてチマチマと下ごしらえをした材料を組み付ける時が楽しいのです。
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