2010年1月7日木曜日

CB750 Cafe (7)







 スポーク張りです。
 準備したのは0.5mm真鍮パイプ、ニップル用に皮膜線の芯を抜いたチューブと、瞬着だけ。
 スポーク用の真鍮線の太さは、理想的には1/12スケールなら0.3mm、1/9なら0.4mm、1/6なら0.6mmだろうと思います。これより細ければ繊細さ重視、太ければ力感重視ということかと。虫ピン(その世界では「滋賀」ブランドが良いらしい。)を使う方も多いと思いますが、固くて危ない。虫ピンをニッパーで切る時は流血覚悟です。でなければ確実に部屋のどこかへ飛んでいきます。
 皮膜線は、百均かDIYで売っているもの。外径1mmです。因みに今回は白を使います。
(余談ですが、黒はアクセルやブレーキのワイヤーとして常に多用しています。キットに付属のゴム・チューブは太すぎてスケール感を台無しにしてしまいますから。芯材の針金はほぼ0.5mm径で、アクセルワイヤーがダブルで出ている部分などの場合、ゴムチューブを差し込む凸モールドを切りとばした代わりに、受け側に0.5mmの穴を2つあけ、針金を差し込んだところに皮膜チューブを刺せば、きれいな工作ができるでしょう。って、そんなこと知ってるって。)
 皮膜チューブを3mm程度にカットしたニップルを真鍮線に差し込むのは(老眼だけに)結構たいへんです。加えて、真鍮線をニッパーで適当な長さに切ってから入れようとすると、断面がつぶれて余計に入りにくくなりますから、オヂさんは最初に本数分のニップルを通してしまいます。勿論、良く切れるカッターでころころと根気よくカットすればいいのでしょうけど、ものぐさですから。
 スポークは同じ長さにカットしますが、ハブにひっかけるカギ状の分と、リムから少しハミ出る分を加えて長さを決めます。キットのスポークを切り落とす前に、予め寸法を測っておくと良いですね。
 治具にハブとリムを正確な角度ではめ込んで(だから図面引いとけっての)、ずれないようにテープなどで押さえておくと作業し易いでしょう。
 スポークは内側から先ずリムを通して、それからハブの穴にひっかけます。ニップルの根元に瞬着を点付けして、素早くニップルをリムの穴に少しだけ差し込みます。はみ出た瞬着は、ティッシュで素早く拭き取ります。リムの裏側(スポークが穴から飛び出しているはず)にも瞬着を流し込みます。ハブ側はきたなくなるので、ひっかけるだけで接着しません。これを対角線に4本程度やれば、それだけでも結構かっちり固定されてきます。後は同じ要領で割とすんなりいくと思います。
 瞬着が乾いたら、リム裏側に飛び出た余分なスポークを切れば、一件落着。それでもまだ心配な方は、そこへエポパテ団子で目つぶししましょう。
 今日は、少し残業じゃなくて夜更かししても、片面の表側10本のみ。ここまでで正味2時間くらいです。ふぅ、やれやれ。とにかく焦らず、のんびりした気持ちで臨むしかありません。オヂさんも、過去には何台分ものホイールにエルボードロップをくらわしてきましたし。

2 件のコメント:

YASU さんのコメント...

今回の記事も独立してブックマークさせていただきました。
準備するものが細かく説明されていて、すごく参考になります。
張り替え!!とだけ考えると、やりたいのに敬遠してしまいますが、
画像をみてると、できるかも??と思えるから不思議です。

みやっち さんのコメント...

YASUさん
できます、できます。何にもスペシャルな技なんてありません。こんなオヂさんにだってできるんですから。