2010年1月2日土曜日

CB750 Cafe (3)

















 元旦の夜からプラモ製作というのは、人生で初めてのことです。

 だって、日本のように親戚縁者が訪ねてくることもなければ、どのチャンネルでもお笑いをやってるようなテレビ中継もないから。

 エンジンの主要部分を組んでいます。
 タミヤとはいえ、キットのまま組みますとシリンダーのフィンが段違いだったり、パーツの区切れ目でフィンが厚くなったり閉じていたりしますから、1/6の精密感に甘える過ぎないよう、手を抜かずに修正していきます。
 クランクケースとシリンダーは、ややシャバシャバに薄めたフラットシルバーでざぁっと塗ってから、メタリック系の塗料でドライブラシをかけて、金属のニュアンスを出します。シリンダーヘッドはメタリック塗装。愛車をかわいがるオーナーが、せっせと磨いたような鈍い光り具合をイメージします(妄想上のオーナーは、同世代、チョイ悪を気取り、田舎町で密かに日本のace cafeを目指す喫茶店のマスターという設定でどうでしょう。)。

 エンジン右側のチャームポイントは、クラッチ部分。せっかくのカッコイイ複雑な内部造形が見えなくなってしまうのが勿体ない。そこで、レリーズからのワイヤーの出し方にひと工夫。0.5mm皮膜線の中身の針金を、外から引っ張っても抜けないように仕込みました。ワイヤー取り出し口には調整ネジをダブルで、そして、クラッチカバーには内部を「チラ見せ」するための(ホントは軽め穴)穴開けを施します。
 キックペダルは省略することにしました。その代わり、2mmプラ棒を加工したものを差し込んで、ペダルの軸としてエンジン側に残すことにしました。

 また、左右のクランクカバーはHONDAのロゴ部のみを残して凸部分を切除します。切り取ったところにはプラ板で平面の床を敷いた上に、0.5mmプラ板を2mm幅に切り出し、たっぷりの接着剤を流しながら、フィンを立てていきます。カバーの留めネジはホントは+なんですが、在庫がないので、貴重な六角を奢りました。オヂさんたちの若い頃、BEET製のフィン付きクランクカバーが大流行りしましたよね。今でもポイントの高いドレスアップだと思います。

2 件のコメント:

どろゑびす特急 さんのコメント...

ビッグスケールならではの改造ですねぇ。キックペダル省略という事は「始動のたびに付け外し」て設定ですか。それとも押しがけ?
BEETのフィンはクランクカバーと言うよりサイドカバー(アルフィンカバーでしたっけ)の方がメジャーですね。でも自分には「珍走のパーツ」としか認識がありません。

みやっち さんのコメント...

どろゑびす特急さん
そうそう、アルフィンカバーってのがありましたね。あれは何だったんでしょう。サイドカバー自体を冷却することに深い意味があるのかも(笑)。
キックペダル省略後は、根性の押しがけ仕様です(再笑)。