2010年1月25日月曜日

CB750 Cafe (17)















 週末に工作してあった分の追加掲載です。今週は仕事が立て込んでいるので、先取りして進めておきました。
 ずっと躊躇っていたシートに、勇気を出して着手しました。こうしようという明確なイメージが固まらないまま、とにかく手を動かしていれば何とかなっていくだろうと、まあ成り行き任せです。
 白バイ仕様のシートは、フカフカそうなシングルシートです。形はどこかで見たことがあるような、、、ああ、ゴリラとほぼ同じですね(笑)。残念ながら採用できません。キットには、ストックのシートベースだけが入っていましたので、これをスクラッチのベースとして使うことにしました。シートが横にパカッと開く機能は、実車では便利なんですけど、模型ではただグラグラして不安定なだけなので、フレームにきちんと固定してしまいましょう。

 シートカウルはやめました。タンデム分の長さはそのままに、後方にストッパーのふくらみをもたせたシート形状にすることにしました。頭の中には、ノートン・マンクスのイメージが強くあります。全体に少し細身になるようシートベースにガイド線を引いて幅を詰めました。その後、厚紙で型紙を作り、型紙を頼りに1.5mmプラ板で高さ1cmの箱組みを作ります。後部は同じようにプラ板から切り出した小片を、ライターであぶって丸みを付けながら接着していきます。僅かなチリ(隙間)は、現場合わせです。端っこの曲がりにくいところはクリップで止めて、完全接着を待ちます。

 座面となる天板を貼る前に、箱組の継ぎ目を中心にエポパテで裏打ちしておきます。角を削り込んでも突き抜けないように、少し厚めに裏打ちしました。
 乾いてから数時間、カッターと棒ヤスリでガシガシと削り込みました。後方のふくらみのカーブが、なかなかイメージした形になってくれず、てこずりました。でもここで妥協すると後で絶対に悔いが残るので、根気よく作業します。

 画像は、ひととおりの形を出して、つるつるまっ平らでプラスチッキーな表面にヤスリでニュアンスをつけてから、溶きパテを厚めに塗り、320番ペーパーでざっと表面を整えた状態。これからもう一度サフを吹いて様子を見てみることにします。妥協できる状態になったら、あとは塗装でどこまで質感が出てくれるか、祈るだけです。

 シートカウルのないシートにしたため、テールランプを取りつける場所がなくなってしまいました。したがって、急きょ予定を変更してリアフェンダーを付けることに。おっと、フロントフェンダー素材として切り刻まなかったことが、ここへきて功を奏しました。リアフェンダーは、全体の軽快感を損なわないよう、長さを2cmほど詰め、ボリュームのある縁を薄めて、更に後方は丸みをもたせるよう削りました。

 肝心のテールランプは、ジャンク箱から見つけたレンズ部品を流用して、丸2灯に。ライトケースは9.5mm径プラパイプで、先端にはリムに見立てた1mm幅のプラ板を巻きつけています。ホンダらしさを狙って遊び心を出してみたつもりですけど、ちょっとヤンキーっぽいだろうか(ロッカーズがそんなふうに心配するだろうか)。

2 件のコメント:

YASU さんのコメント...

ベースの作り方がすごく参考になりました。
スクラッチは楽しいですね。
なにもないところから何かを作り出そうとするところが。

みやっち さんのコメント...

>YASUさん
少しでも参考にしていただければ幸いです。
スクラッチは失敗した時の落胆も大きいですが、上手くいった時の喜びはそれ以上ですね。自己責任ということでしょうか。