いやあ、寒いこと、寒いこと。
寒波は北半球全域のことなんだろうけど、parisもまったく例外ではないみたい。連日、朝晩はマイナス3~5度、昼間でもせいぜい零度。これじゃあ路面も石造りの建物もぜ~んぶ冷たく凍りついたまんまです。
今年は通勤用にインナーと襟ボアの付いた革のハーフコートを奮発したのですが、それでも外を10分も歩くともうダメ。 この3連休は、再び家の中でぬくぬくとプラモ三昧がよろしいようで。
今日一番のニュースは、スイスでスピード違反者に2,700万円の罰金を裁判所が命じたというもの。高級車5台を持つ大金持ちで、スピード違反の常習犯だというボンボンがテスタロッサに乗って100km/hも出したっつうことらしく、世間の同情はまったく得られない事案。でもさ、車なんかほとんど走ってないスイスの田舎道ですよ、セカンドに入れた途端に100kmくらい出ちゃうって。
テスタロッサ氏のケースでは、おそらく免許は取り消しになると思う。講習を受けるのは当たり前として、精神科医によるカウンセリングも課せられて、社会ルールの重要性について、こってり絞られることでしょう。他方、スイス交通法規上のお裁きで「へえ~」って思うのは、免停をくらったときに、停止期間を選ぶことができる点。職業上、車の運転が不可欠な人なんかは、仕事を離れる出張中やバカンスの時期に合わせて、免停の執行を受けることができるのです。合理的といえば合理的だけど、罰則という観点からはどうなんだろう。
更に、労働者の権利保護に異常なほど手厚いフランスでは、従業員が雇用主から免許証の残り点数を訊かれても、答える義務がないという、日本人からするとまことに不思議な規則もあります。parisに旅行に来てtaxiに乗る方、運転手は点数がないかもしれませんぞ。
2 件のコメント:
常習犯だったから制裁の意味を含めての処罰なんでしょうね。ま、ボンということですんですぐ払っちゃうんでしょうけど(某国の首長のお小遣い2か月分ですから)
一方の労働者保護の件、すごく羨ましい面もあります。
自分の会社なんか通勤の事でいえばかなり高額な任意保険への加入を義務付けした上に「通勤中に事故に合っても会社に通勤災害の請求は致しません」みたいな誓約書にサインさせられますから。(昨年春の当方ブログ参照)
昨年親会社(結構名の通った化学メーカー)の完全子会社に改編された途端こんな事になりました。
やっぱりおかしいですウチの会社。
どろゑびす特急さん
う~ん、そりゃちょっと酷いですね。
真面目で勤勉で会社に忠誠を誓うことを日本人の美徳としてきたオヂさんたちの世代、それが良いか悪いかは別として、不景気よりも何よりも、人々の価値観の変化がいちばん堪えますね。
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