さあさあ始まりました。今回のキットは、ホンダのMB50Zです。
先ずは箱を開けて内容ブツを広げてみる。ぱっと見て、部品点数がそこそこ多いことに気付きます。よく見れば、金属のフロントフォーク・インナーチューブは1/6スケールなら当然として、デカールはカラーリングによって2種類から選べる、ハンドルの集合スイッチ類がゴム製の一体形成でない、シートもプラだ。これは評価できます。特に、シートは、アンコ抜きなどの加工を施すことを考える場合、ゴム素材だと極端に工作の難易度が高くなるので、プラ素材は大変ありがたいのです。
このMB50、デビューは1979年ですから、オヂさんが高校生のど真ん中、キャンディーズの解散コンサートに泣いた青春真っ盛りです。バイト代をつぎ込んでゴリラやCB50といった4スト・ミニを乗り回していたオヂさんを横目に、同じクラスの同級生が販売から間もないMBを購入。7馬力のクラス最高出力を誇るハイパー2ストの登場に、なす術もありませんでした。
チャンバーから吐き出される紫煙には焼けたオイルの匂いが漂い、軽やかに跳ね上がるタコメーターの針、本格的なビキニカウル、低いハンドルと深いバンク角、どこをとってもまさに鮮烈なオーラを放つモデルでした。
そんな往年のノスタルジーに浸るには、なるべくノーマルに近い状態で製作するのが良いのかもしれません。しかし、それで良いのでしょうか。そんな当たり前のことで満足できるのでしょうか。へそ曲がりモデラーの意地がそれを許す訳もありません。
カスタムします(きっぱり)。とはいえ、方向性が全く定まりません。全体のフォルムはMBらしさを残したい。その上で、当時市販されていたようなパーツを使うか、現代のパーツで蘇らせるか、大いに悩んでいます。
2 件のコメント:
みやっちさん、カスタム迷宮へようこそです。
どの方向性で行くかの目途が立たないと
分岐点で道を選択することすら出来ないんですよね。
共に眠れぬ日々を過ごしましょう。
>迷走さん
いや~、今回の悩みは結構深いです。
思い入れのあるバイクだけに。
と言いつつ、いつも見切り発車してしまうの
ですが...
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