2012年1月22日日曜日

MB50Z (6)

 リアは、ドラム・ブレーキです。
 ゆくゆくはバックステップを作る予定としていますので、そうなるとブレーキロッドの取り回しが上手く行くか、スイングアームなどと干渉してしまうおそれもあります。ならばロッド式からワイヤー式に変更すれば、自由度は高くなります。いや、それならいっそのこと、ディスク化してしまったらどうだろう。
 この時代の原付スポーツで、リアにディスク・ブレーキが奢られていたモデルは一つもなかったと思います。YAMAHAのRD50ですらドラムでした。そこで、ものは試しと、ディスク・ブレーキを作ってみることにしました。
 1mmプラ板を何枚も切り出して、一つずつパーツを作っていくのですが、全て正確な同心円になっていなければならず、結構時間がかかります。ローターの孔開けも、予め定規で線を引いてから位置決めをしました。

 キャリパーは、キットのフロント用を流用しました。キャリパーのステーは自作、トルクロッドをつなぐ部分まで一体形成です。まだ一部のパーツは未塗装ですが、一番外側に厚さ2.5mmのスペーサーをかませて、高さの辻褄を合せてあります。
 このディスク・ブレーキ、ホイール自体には接着しませんから、いつでもユニットごと取り外して、ドラム・ブレーキと交換することが可能です。全体のバランスの中で、どちらを選択するか、あとで検討することにしましょう。
 ホイール上部にちらっと見えるエア・バルブは、1mm真鍮線の先端にゴムパイプを被せたものです。

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