2010年3月14日日曜日

MV Agusta 荒くれKnight Cafe (2)















 キットの中身とご対面しました。
 プロター(イタレリ)社を本格的に手掛けるのは初めてです。目にしみる深紅の外装部品、今回は残念ながらフルカウルもタンクもシートも使いません。
 部品を床に並べてみました。まあ数としてはこんなもんでしょう。覚悟していたとはいえ、タミヤを見慣れた目には、すさまじいバリ、ヒケ、パーティング・ラインのオンパレード。すべての部品に修正を加える必要があるようです。
 いいよいいよ。残業で疲れてる時は、な~んにも考えずに、テレビの画面を見るともなく、ひたすらバリをとる。そんなまったりした時間こそがオヂさんを癒してくれるんだから。
 工作に時間が取れたときのために、メッキだけは落としておこうと、フランス製キッチンハイターにどぼん。待ってる間にネットで製作に役立つ資料画像を探すこと小一時間。メッキはまったく落ちる気配がありません。フランスのケミカル技術がイタリアのメッキ技術に完全に負けた瞬間でした。
 いいよいいよ。どの道ヤスリかけるんだし、きらきらのまま使えるところもあるだろうさ。今回は、そんな感じで「ゆる」めな気持ちで進めていこうという方針が、たった今決まりました。
 ようやく週末にゆっくりできたので、先ずはエンジンから。クランクケースは後で修正するとして、腰上から。フィンとフィンの間をカッターの背で根気強く掘ってみました。隙間にエナメルのスモークを流し込むようにして、メタルカラーでドライブラシ。おや~、ことのほか良いじゃないですか、プロター。
 気を良くしてプラグ穴を外側に修正、ミッキーマウスを埋めてプラ板を貼りつけ。ヘッドカバーにはいちばん外側だけ六角ナットでディテールアップ。全体をシャバシャバのフラットアルミで塗ってから、スモークで陰影を付け、メタルでドライブラシ。うん、良い感じです。
 500ccレーサーと750sの画像を見比べて、あまりに違う部分だけは修正することにしました。また、各部の再現は細密さにこだわらず、ポイントを絞ってディテールアップすることを目指します。

3 件のコメント:

どろゑびす特急 さんのコメント...

え?ひょっとしてこれで全部のパーツですか??
だとしたら相当省略されてますね。まるでイマイかエルエスの原付のプラモです。

以前兄貴にプレゼントした当時物の1/12CB50JX(!)のプラモはタミヤも逃げ出すほどのパーツ点数&リアルさでした。(稀にヤフオクで出てきたら数万円の¥付きます。自分は定価の¥600-で買いました)

エッジやモールドの甘い部分をハイライトで表現する方法、とてもナイスな方法だと思います。

YASU さんのコメント...

やはりプロターって噂通りですね。
修正修正スクラッチ。
そこがたまらないって方も多いようで。
ただ、その過程をみせていただくのはすごく楽しみです。

みやっち さんのコメント...

>どろゑびす特急さん
パーツこれで全部です。逃げも隠れもしておらず、かえって堂々としたもんだと感心しております(笑)。

>YASUさん
オヂさん、Mっ気はありません(笑)が、逆の意味で既にたまらんって、感じてます。根比べです。