寄る年波には勝てず歯周病を患ったのに放っておいた私が悪かった。しょっちゅう腫らしてグラグラになっていた下の奥歯を、ついに歯医者に抜かれました。痛みの恐怖と格闘すること約1時間。終わった時にはもうぐったり、HPはほぼゼロまで削られて、死んだ目で職場に戻りました。
歯を抜いたくらいでブログなんてと言われるかもしれませんが、必ずしもそのこと自体を話題にしたいのではないのです(いえ、私にとってはじゅうぶん大事なんですけど)。
なんてことのない市内の住宅地に、アールヌーボー、アールデコ、ギリシャ、ゴシック、バロックといったいくつもの建築様式を見事にごっちゃ混ぜにミックスしてしまった26棟の集合ビルと17戸の独立家屋が密集する「Quartiere Coppedè」と呼ばれる地区があり、その入り口にあたるアーチの左側の建物の4階に、歯医者があるのです。
分厚くて重そうな木製の玄関扉の奥で人の出入りを監視する管理人は愛想笑いでやりすごした後、鉄製の格子扉の内側に更に観音開きの木製の扉を備えるアンティークなエレベーターに乗り込みます。歯医者の入り口は、まるで高級ホテルの支配人の部屋のよう。出迎えてくれた妙齢の秘書兼歯科助手にうやうやしく案内されて診察室へ。。。
いくら建物や構えが「らしく」なくても、やることは歯医者の治療そのものです。ますます歯医者が怖くて、好きじゃなくなりました。でも、来週は抜糸に行かなくちゃなりません。
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