2015年11月11日水曜日

1/9 Harley Davidson WLA(その5)

 マシンガンとそのホルスターの次は、革モノの続きということで、リアの両サイドに吊るす鞄です。
 キットの部品を貼り合わせると、こんな感じ。表面に僅かな窪みやシボ加工が認められますが、妙にカクカクしていて、質感というものが全く伝わってきそうにありません。

 やおらナイフと棒ヤスリで、うねりや皺を作っていきます。ボリュームが足りない部分にはエポパテを盛りつけました。
 上蓋を3つのベルトで袋にとめる形ですので、内容物の重さで下方向に引っ張り癖がついて弛んでいるように見せたいのです。パーツの肉厚の範囲内でという制約の中、このあたりの造形は、想像力をフル稼働。絵を描くように、或いは立体の彫刻を作るような感覚で臨みます。
 さて、この鞄には、いったい何を入れていたのでしょう。双眼鏡やトランシーバー、水筒や工具といったあたりでしょうか。それなりの重さがあったのではないかと思います。

 表面を整えて、何となく形になったので、色を付けてみました。皺が寄って出っ張っている部分には軽くウェザリングを施し、擦れた感じを表現してみました。
 自己採点70点くらいの出来ながら、キットのものと比較すれば、劇的な変化を遂げました。でも、もう一つ同じものを作らなければならないのでした。あとベルトも。

0 件のコメント: