2015年2月23日月曜日

1/24 ルノー4L (その1)

 新しいお題は、ルノー4Lです。
 ルノー4といえば、フランス全土で町中を元気に走る郵便局(la poste)の車というイメージが色濃くあります。ただ、あらためて調べてみると、実に偉大な車だったことが解ります。ルノー4の製造期間は19611992年までの31年という長期に及び、生産台数は実に835万台、量産車としてはVWビートル、T型フォードに次いで史上第3位というから驚きです。
 シトロエン2CVに対抗するべく満を持して開発されたこの車、商業的に成功した世界初のハッチバック車であるだけでなく、リアサスの構造が特殊であるため、左右のホイールベース長が4cmも異なるのです。FFだから後輪なんか関係ないもんねということなのでしょうか。
 
 さて、キットは静岡が世界に誇るミニカーのエブロ社製。あらためて箱絵を見ると、アルミ製の豪華フロント・グリルに菱形のエンブレムがオフセットされた4Lの第2世代。1968年以降、74年頃まで生産された型であることが解ります。つまり、私が小学校に入学して卒業するくらいまでの間ということですので、そのくらいの時代考証をもって臨むことになります。
 キットの内容です。部品点数はかなり多く、充実度が伺えます。ボンネット、リアハッチ、両側前方のドアが開閉可能のようです。 

  更に、グリルとおぼしき金属のエッチングパーツと、3種類のデカールが同梱。ご丁寧にも、日本のナンバープレートも認められます。

 ときに、この車が生産された当時のフランスでは、何が起こっていたのでしょうか。1968年には、国家権力の抑圧に反対し自由と平等を掲げた約1千万人の労働者・学生がパリでゼネストを繰り広げた5月革命が起こり、翌1969年にはポンピドゥ・センターで有名なポンピドゥが第19代の大統領に就任。因みに前任は空港の名前となったシャルル・ド・ゴール、後任はジスカール・デスタン。「オー・シャンゼリゼ~♪」の曲もこの年。
 日本に目を移してフランスに関連する出来事といえば、1970年に創刊した雑誌ananがパリ・ジェンヌやルイ・ヴィトンを紹介、71年にはルパン三世のTV放映開始、72年にはベルサイユのばら連載開始、そして75年のエマニエル婦人へと続くのです。

 前作のトラバントに続き、古くて、小さくて、キュートな車が、密かにシリーズ化するのでしょうか。楽しくお付き合いください。

6 件のコメント:

yocchi さんのコメント...

なんと!エブロが国産だったとは、ロータス49が出たので気にしてましたが、素っ気ないパッケージにビビってました。(損した)
又しても渋いチョイスですね。楽しみにしております。

どろゑびす特急 さんのコメント...

今度はルノー4ですか。ウチの近所にコイツを転がしてる素敵な御嬢さんが一人います。

ルノー4といえば数年前、スズキ・ラパンをカスタムしてルノー4風にするキット(プラモでなく実車の話ですよ)があって、そのフロントグリルはルノー4の実物を使っていたために一時フランス本国でフロントグリルの在庫がなくなったって事がありました。

迷走 さんのコメント...

今回のお題をみて思わず
おーっと声を上げてしましました。
2CVはなかなか日本で乗るには勇気がいりますが、
カトルはいつか乗ってみたいクルマの1台です。
無理だとわかってはいても
憧れの1台はDSのコンバーチブルです。
こちらはシトロエンですが……。
今回もみやっちさんならではの一工夫……
楽しみにしています。

みやっち さんのコメント...

>yocchiさん
いつもご覧いただき有難うございます。
そーなんです、エブロは日本の会社なんです。素っ気ないパッケージにビビる気持ち、おかしいけど解ります(笑)。

みやっち さんのコメント...

>どろゑびす特急さん
それはオシャレなお嬢さんですね。フランスとご縁があるのでしょうか。ラパンの話は知りませんでした。へ~って感じ(トリビアふう)です。

みやっち さんのコメント...

>迷走さん
やっぱ4ですよね。
ときに、シトロエンDSって、あのハイドロ・サスのUFOみたいなデカイ奴ですよね。私、乗ったことあります。ふにゃふにゃして面白かったです。