3週間ほど前からイタリア語の勉強を始めました。個人レッスンです。
どこの国へ行っても、英語と少しのフランス語と日本語ができている今の状態であれば、仕事は何とかなってしまいます。でも、やっぱり3年近くも住み暮らすにあたっては、お国の言葉がちょっとでもできるのとできないのとでは、仕事の深みも、生活の充実度も大きく違ってくるのです。
そして、何事もそうなんですが、しょっぱなの部分、とっつきのところが非常に面倒くさい。男性名詞、女性名詞、一人称二人称、定冠詞不定冠詞、ぜんぶ語尾が変わってきます。ゴルフでも、コースに出る前に練習場で、やれグリップだ、やれスタンスだとあれこれ講釈されているうちに嫌になって挫折してしまう人が多いのと同じです。ここを何とかこらえて、5w1hと数字とbe動詞あたりまでのところを根気よく消化できれば、とりあえず買い物やレストランで困ることはなくなるでしょう。
ただ、仕事の合間にせいぜい週1か2回しかできませんので、家で少しは復習しておかないと、固くなってきた脳みそは、勉強したことをいとも簡単に忘れてしまいます。なので、目指すレベルは、「外で困らない」よりもほんの少し語彙を増やしたあたり。決して最初から高いハードルを設定しないことも、挫折を回避する方法です(これ、経験則です)。
活用の例外が非常に多いこと、基本的にはローマ字読みのままで通じてしまうながらも日本人には絶対できそうもない「gli」などの発音、フランス語と似ているところが多い分かえって混同しがちなことなどに、日々大いに戸惑いつつも、オヂさんはがんばる。
レッスンの先生(バレンティーナちゃん。これが男ならバレンティーノ)は、日本語ぺらぺらのくせに、レッスン中は日本語でしゃべってくれません。今日も可愛らしくにっこり笑顔で、宿題をたんまりと出すのです。
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