2013年7月7日日曜日

今日のチンク

今日のチンクは、何の変哲もない1台。ヤレと汚れが目立ちます。
 実はこのチンクに限らないのですが、ローマの車はたいてい汚いのです。車種やオーナーさんたちの可愛がり方にかかわらず、たいてい汚い。オヂさんの車も例外ではありません。
 ローマは特に夏の間、基本的にはあまり雨が降りません。街のそこらじゅうに遺跡があって、赤土の大地がむき出しのままですから、勢い埃っぽい。そういえば春先の花粉もすごかった。でも、ときとして山の天気を思わせるような急な夕立ちが来ます。ボディに付着した埃が、瞬間的な雨に打たれて、あっという間にまだら模様です。
 洗車すればいいじゃんと思うのは少し早くて、水道水にはカルキ(石灰)が非常に多く含まれているため、洗車した後によっぽど念入りに水気を拭き取らないと、激しく汗をかいた後の帽子のように、すぐに乾いてカルキが新しいまだら模様を作ってしまうのです。これまで暮らしたヨーロッパ5か国の中でも、ローマほどカルキが気になる土地はありませんでした。
 こんなんじゃあ、車をきれいにしておこうという気持ちになんか、なれません。(ハイ、言い訳ですとも。)

2 件のコメント:

迷走 さんのコメント...

ピカピカボディのクルマも確かに気持ち良いモノではあります。ですが履き慣れた靴の様に、オーナーと共に過ごしてきた年月を感じさせるヤレや汚れ、決して嫌いではありません。道具として使いこまれてる感も、かえって何がしかのオーラを放つこともあるように思います。日本のクルマ、特に高価格帯のクルマは綺麗過ぎてイヤミです。

みやっち さんのコメント...

>迷走さん
そんな素敵なコメントをいただきますと、洗車しないことが正当化されたみたいで、ますます放っぽらかしにしちゃいそうです。
こんな私が言うなと叱られそうですが、判らないくらいの傷や凹み、ちょっとした割り込みなどにも目くじら立てる方が日本には多いような気がします。どうかと思います。