リアは、フェンダーレスにしようと企んでいます。
その代わり、インナーフェンダーをスイングアームにビス止めする形を想定し、フレームに天井のようにへばりつくはずの泥よけパーツから三次曲面のおいしいところだけを切り取って使います。足りない(三角の)部分は、プラ板で補いました。
ただし、これだけだと左右がスイングアームの幅に届かず、上手く設置できません。そこで、プラ板の下敷きに上から接着してしまいます。
接着剤が乾くのを待って、不要な部分を慎重に削り取り、ついでに何となくそれっぽい形に成型してみました。しかし、このままだと左側はおそらくチェーンが干渉します。フェンダーに逃げを設けるか、またはチェーンカバーと一体形成にしてしまうか、もう少し製作を進めて仮組みできた段階で、判断したいと思います。
2012年1月29日日曜日
モノクロのparis(ルーブル~オペラ界隈)
青空も見える日曜日。寒かったけど、カメラ小僧になってきました。
先ずはルーブル美術館の脇を通ってコンコルド~シャンゼリゼに続くリボリ通り。軒下のような歩道には、土産物屋が並びます。因みに、週末のこの界隈で、路上に駐車スペースを見つけることはほぼ不可能ですので、車は素直に地下の有料駐車場に入れましょう。
ご存知、ルーブル。この時期だから、日曜の昼でもこの程度の人出しかありませんが、観光シーズンともなれば、入口になっているピラミッド前には、入場券を求める長~い行列ができます。Parisに来られる場合には、観光案内所であらかじめ数日間有効の美術館・博物館共通パスを購入されることを強くお勧めします。行った先々で行列する時間が一気に短縮できますから。
パレ・ロワイヤル脇のカフェ。この寒いのに(日中で3~4℃でした)日陰のテーブルに陣取るツワモノも少なくありません。
ルーブルからオペラ通りを上がったつきあたりは、オペラ座です。右手前の丸い塔は、街のあちこちにある広告掲示用のスタンド。お洒落です。
オペラ通りから左右に入るいくつもの路地には、ラーメン屋をはじめとする日本レストラン、銀行、食料品店、旅行代理店、BOOKOFFなど、たくさんの日本企業が集まっています。
ヴァンドーム広場。カルティエ、ブルガリ、シャネル、ピアージェなどフランスを代表する有名高級ブランドのブティックが、豪華さを競うように軒を並べています。オヂさんにはほとんど関係のない場所ですけど。
オマケは、ミニモニならぬミニ3連発。どれでもいいから、1台くれないかなぁ。
先ずはルーブル美術館の脇を通ってコンコルド~シャンゼリゼに続くリボリ通り。軒下のような歩道には、土産物屋が並びます。因みに、週末のこの界隈で、路上に駐車スペースを見つけることはほぼ不可能ですので、車は素直に地下の有料駐車場に入れましょう。
ご存知、ルーブル。この時期だから、日曜の昼でもこの程度の人出しかありませんが、観光シーズンともなれば、入口になっているピラミッド前には、入場券を求める長~い行列ができます。Parisに来られる場合には、観光案内所であらかじめ数日間有効の美術館・博物館共通パスを購入されることを強くお勧めします。行った先々で行列する時間が一気に短縮できますから。
パレ・ロワイヤル脇のカフェ。この寒いのに(日中で3~4℃でした)日陰のテーブルに陣取るツワモノも少なくありません。
ルーブルからオペラ通りを上がったつきあたりは、オペラ座です。右手前の丸い塔は、街のあちこちにある広告掲示用のスタンド。お洒落です。
オペラ通りから左右に入るいくつもの路地には、ラーメン屋をはじめとする日本レストラン、銀行、食料品店、旅行代理店、BOOKOFFなど、たくさんの日本企業が集まっています。
ヴァンドーム広場。カルティエ、ブルガリ、シャネル、ピアージェなどフランスを代表する有名高級ブランドのブティックが、豪華さを競うように軒を並べています。オヂさんにはほとんど関係のない場所ですけど。
オマケは、ミニモニならぬミニ3連発。どれでもいいから、1台くれないかなぁ。
2012年1月27日金曜日
MB50Z (7)
リア周りの部品を一つずつ手掛けています。
スイングアームの、サスを受ける部分のモールドが変です。スイングアームを縦に割って、サスを両側から挟むようにして接着する構造。プラモデルには、いろいろな「嘘」がそこらじゅうにあって、でもその中には、まあしゃあないかと許せる嘘と、いっくらなんでもこれは許せないという嘘があります。このスイングアームは明らかに後者。
許せないのなら、自分で修正するしかないのです。
ガッチリ接着した上で、極小ボルトが通る孔を開け、六角ナットで締めるという、嘘のない形にしました。胸のつかえがすぅっと降りたような気がします。
これは、キャリパーをスイングアームに繋ぎとめるトルクロッド。上の黒い方が、キット部品に軽め穴を開け、左端を細めるべく加工を試みたもの。結果、孔は見事に波打ち、細めた部分も実にカッチョ悪い。哀れ採用することが出来なくなってしまいました。
仕方がないので、2mmプラパイプや1mm真鍮線を使って自作したのが、下のもの。う~ん、イマイチか。ひょっとしたら、もう一度作り直すかもしれません。調子が悪い時もあります。
スイングアームの、サスを受ける部分のモールドが変です。スイングアームを縦に割って、サスを両側から挟むようにして接着する構造。プラモデルには、いろいろな「嘘」がそこらじゅうにあって、でもその中には、まあしゃあないかと許せる嘘と、いっくらなんでもこれは許せないという嘘があります。このスイングアームは明らかに後者。
許せないのなら、自分で修正するしかないのです。
ガッチリ接着した上で、極小ボルトが通る孔を開け、六角ナットで締めるという、嘘のない形にしました。胸のつかえがすぅっと降りたような気がします。
これは、キャリパーをスイングアームに繋ぎとめるトルクロッド。上の黒い方が、キット部品に軽め穴を開け、左端を細めるべく加工を試みたもの。結果、孔は見事に波打ち、細めた部分も実にカッチョ悪い。哀れ採用することが出来なくなってしまいました。
仕方がないので、2mmプラパイプや1mm真鍮線を使って自作したのが、下のもの。う~ん、イマイチか。ひょっとしたら、もう一度作り直すかもしれません。調子が悪い時もあります。
2012年1月22日日曜日
MB50Z (6)
リアは、ドラム・ブレーキです。
ゆくゆくはバックステップを作る予定としていますので、そうなるとブレーキロッドの取り回しが上手く行くか、スイングアームなどと干渉してしまうおそれもあります。ならばロッド式からワイヤー式に変更すれば、自由度は高くなります。いや、それならいっそのこと、ディスク化してしまったらどうだろう。
この時代の原付スポーツで、リアにディスク・ブレーキが奢られていたモデルは一つもなかったと思います。YAMAHAのRD50ですらドラムでした。そこで、ものは試しと、ディスク・ブレーキを作ってみることにしました。
1mmプラ板を何枚も切り出して、一つずつパーツを作っていくのですが、全て正確な同心円になっていなければならず、結構時間がかかります。ローターの孔開けも、予め定規で線を引いてから位置決めをしました。
キャリパーは、キットのフロント用を流用しました。キャリパーのステーは自作、トルクロッドをつなぐ部分まで一体形成です。まだ一部のパーツは未塗装ですが、一番外側に厚さ2.5mmのスペーサーをかませて、高さの辻褄を合せてあります。
このディスク・ブレーキ、ホイール自体には接着しませんから、いつでもユニットごと取り外して、ドラム・ブレーキと交換することが可能です。全体のバランスの中で、どちらを選択するか、あとで検討することにしましょう。
ホイール上部にちらっと見えるエア・バルブは、1mm真鍮線の先端にゴムパイプを被せたものです。
ゆくゆくはバックステップを作る予定としていますので、そうなるとブレーキロッドの取り回しが上手く行くか、スイングアームなどと干渉してしまうおそれもあります。ならばロッド式からワイヤー式に変更すれば、自由度は高くなります。いや、それならいっそのこと、ディスク化してしまったらどうだろう。
この時代の原付スポーツで、リアにディスク・ブレーキが奢られていたモデルは一つもなかったと思います。YAMAHAのRD50ですらドラムでした。そこで、ものは試しと、ディスク・ブレーキを作ってみることにしました。
1mmプラ板を何枚も切り出して、一つずつパーツを作っていくのですが、全て正確な同心円になっていなければならず、結構時間がかかります。ローターの孔開けも、予め定規で線を引いてから位置決めをしました。
キャリパーは、キットのフロント用を流用しました。キャリパーのステーは自作、トルクロッドをつなぐ部分まで一体形成です。まだ一部のパーツは未塗装ですが、一番外側に厚さ2.5mmのスペーサーをかませて、高さの辻褄を合せてあります。
このディスク・ブレーキ、ホイール自体には接着しませんから、いつでもユニットごと取り外して、ドラム・ブレーキと交換することが可能です。全体のバランスの中で、どちらを選択するか、あとで検討することにしましょう。
ホイール上部にちらっと見えるエア・バルブは、1mm真鍮線の先端にゴムパイプを被せたものです。
2012年1月20日金曜日
MB50Z (5)
フロント・フェンダーです。
まだ金属製でクロムメッキのフェンダーが主流だった当時にあって、FRP製で、しかもデザインがとてもレーシーなものでした。ところが、現代の目であらためて見てみますと、やたら前後に長く、どこか垢抜けない雰囲気に思えてしまうから不思議です。
前後の長さを詰め、サイドも大きく肉抜きしてみました。
このパーツ、さすがは再販されたばかりのキットだけあって、着色プラとは思えない粘りがあって、とても工作し易いです。
嬉しくなって、仮組みしてしまいました。
三角コムスター・ホイールは、MB-5を特徴づけるアイデンティティの一つですから、手を加えずにそのまま使います。ただ、キラキラのメッキリムとのツートンではなく、リムもブラック塗装して、足元を引き締めることにしました。ややオーバーサイズかと思ったバッテン・キャリパーも、許容範囲に収まったのではないかと思います。
このあと、目立たないデザインのスタビライザーを付けるかどうか、悩んでいます。なんとも細いフロントフォークですから、剛性が不足しているのは明らか。でも、非力な50ccですので、車体全体をしならせるように乗るのが正解なのかもしれません。
まだ金属製でクロムメッキのフェンダーが主流だった当時にあって、FRP製で、しかもデザインがとてもレーシーなものでした。ところが、現代の目であらためて見てみますと、やたら前後に長く、どこか垢抜けない雰囲気に思えてしまうから不思議です。
前後の長さを詰め、サイドも大きく肉抜きしてみました。
このパーツ、さすがは再販されたばかりのキットだけあって、着色プラとは思えない粘りがあって、とても工作し易いです。
嬉しくなって、仮組みしてしまいました。
三角コムスター・ホイールは、MB-5を特徴づけるアイデンティティの一つですから、手を加えずにそのまま使います。ただ、キラキラのメッキリムとのツートンではなく、リムもブラック塗装して、足元を引き締めることにしました。ややオーバーサイズかと思ったバッテン・キャリパーも、許容範囲に収まったのではないかと思います。
このあと、目立たないデザインのスタビライザーを付けるかどうか、悩んでいます。なんとも細いフロントフォークですから、剛性が不足しているのは明らか。でも、非力な50ccですので、車体全体をしならせるように乗るのが正解なのかもしれません。
2012年1月18日水曜日
MB50Z (4)
ディスクローターの大型化に伴い、キャリパーも強化します。
ジャンク箱からどこぞの大型車用の部品を探し出しました。ただ、そのままではサイズが大きいので、横や裏側の贅肉をごっそり削り落しました。そして、全面のピストン部には0.3mmプラ板を切り出してこんなふうに。
そうです。知る人ぞ知る「バッテン・キャリパー」です。一説によるとNISSIN製らしいのですが、ロゴを入れた途端にメーカーの契約料が跳ね上がるため、ロゴ無しバッテンのみのローコスト仕様で、ホンダ車に多用されていました。
晴れてローターと共に塗装した図。ああ、これノーマルだと言われれば、そう見えなくもない。そんなさりげなさが表現できたでしょうか。もちろん、フロントフォークのボトムケースにポン付けできませんので、ステーを自作して調整する必要があります。
ジャンク箱からどこぞの大型車用の部品を探し出しました。ただ、そのままではサイズが大きいので、横や裏側の贅肉をごっそり削り落しました。そして、全面のピストン部には0.3mmプラ板を切り出してこんなふうに。
そうです。知る人ぞ知る「バッテン・キャリパー」です。一説によるとNISSIN製らしいのですが、ロゴを入れた途端にメーカーの契約料が跳ね上がるため、ロゴ無しバッテンのみのローコスト仕様で、ホンダ車に多用されていました。
晴れてローターと共に塗装した図。ああ、これノーマルだと言われれば、そう見えなくもない。そんなさりげなさが表現できたでしょうか。もちろん、フロントフォークのボトムケースにポン付けできませんので、ステーを自作して調整する必要があります。
2012年1月15日日曜日
モノクロのParis(凱旋門~シャンゼリゼ周辺)
良く晴れた日曜日、カメラを首からさげて、散歩に繰り出しました。
実は今年がParis勤務最後の年となるだろうから、今のうちにParisの街をちゃんと写真に残しておこうと、かねがね思っていたのです。今日がその初日。
どこを切り取っても絵になるParisを、そのイメージを崩すことなく写真に残しておくためには、やはりモノクロだろうと思います。基本的に絞り気味に、露出もアンダーでいきます。
先ずは、スタート地点らしく、凱旋門から。
凱旋門を背に、シャンゼリゼ通りをルーブル方向に向けて。
シャンゼリゼは片側4~5車線(路面に車線がひかれていませんから、適当です)の広い通りです。オヂさんは、コンコルド広場から凱旋門をめがけてシャンゼリゼを車で真っすぐ上がってくる時が、最もParisに住んでいることを実感します。
有名なナイトクラブ、LIDOの前あたり。鳩に餌をあげるオジさんは、世界中どの街にもいるのですね。
シャンゼリゼをクレモンソーで右に折れ、グランパレの前を通ってアレクサンドル三世橋を渡ると、正面にアンバリッドが見えます。モペッドのシルエットが小粋です。なるべくなら、このようにバイクが構図のどこかに映り込んでいるようにしたいと考えています。
シャンゼリゼに戻ってきました。絵葉書を売るキオスクも、絵になります。
本日の出費は、ホットドッグ代2ユーロだけ。およそ3時間ほどの、良い散歩でした。
実は今年がParis勤務最後の年となるだろうから、今のうちにParisの街をちゃんと写真に残しておこうと、かねがね思っていたのです。今日がその初日。
どこを切り取っても絵になるParisを、そのイメージを崩すことなく写真に残しておくためには、やはりモノクロだろうと思います。基本的に絞り気味に、露出もアンダーでいきます。
先ずは、スタート地点らしく、凱旋門から。
凱旋門を背に、シャンゼリゼ通りをルーブル方向に向けて。
シャンゼリゼは片側4~5車線(路面に車線がひかれていませんから、適当です)の広い通りです。オヂさんは、コンコルド広場から凱旋門をめがけてシャンゼリゼを車で真っすぐ上がってくる時が、最もParisに住んでいることを実感します。
有名なナイトクラブ、LIDOの前あたり。鳩に餌をあげるオジさんは、世界中どの街にもいるのですね。
シャンゼリゼをクレモンソーで右に折れ、グランパレの前を通ってアレクサンドル三世橋を渡ると、正面にアンバリッドが見えます。モペッドのシルエットが小粋です。なるべくなら、このようにバイクが構図のどこかに映り込んでいるようにしたいと考えています。
アレクサンドル三世橋の欄干。
本日の出費は、ホットドッグ代2ユーロだけ。およそ3時間ほどの、良い散歩でした。
2012年1月14日土曜日
MB50Z (3)
フロントのディスクブレーキ・ローターです。
当時最新鋭のスーパースポーツ・モデルとはいえ、30年前です。ローターの径も小さく、非力な感じは否めません。しかもキット部品は、キラキラのメッキ仕上げ。これはいただけません。
スポークを外側のローター部まで延長します。ポキッと折れてしまわないよう、慎重にナイフでくり抜きます。
そこへ、コンパスカッターでドーナツ状に切り出した1mmプラ板をすっぽりとはめ込むようにして、接着します。大径化に成功です。
更に、ローターの裏側からピンバイスで1mmの孔を開けていきます。ところどころ孔が曲がってしまいましたが、ご愛敬の範囲内です。
これで、制動力もルックスもバッチリup。時代考証から、フローティング化はしません。
当時最新鋭のスーパースポーツ・モデルとはいえ、30年前です。ローターの径も小さく、非力な感じは否めません。しかもキット部品は、キラキラのメッキ仕上げ。これはいただけません。
スポークを外側のローター部まで延長します。ポキッと折れてしまわないよう、慎重にナイフでくり抜きます。
そこへ、コンパスカッターでドーナツ状に切り出した1mmプラ板をすっぽりとはめ込むようにして、接着します。大径化に成功です。
更に、ローターの裏側からピンバイスで1mmの孔を開けていきます。ところどころ孔が曲がってしまいましたが、ご愛敬の範囲内です。
これで、制動力もルックスもバッチリup。時代考証から、フローティング化はしません。
2012年1月11日水曜日
MB50Z (2)
MB50Zの製作着手を前に、作品のコンセプトをきちんと設定しておきたいと思います。
いつものように見切り発車してしまいますと、迷走さんからもご指摘いただいたとおり、行く先々で更なる迷いが生じ、完成形を見失うという深い沼にハマり込んでしまうおそれが大きいのです。
そうなると、待ちに待った貴重な再販キットを、製作途中で放り出してしまいかねない。それは、モデラーとしてやってはいけない(前科あり)ことであるだけでなく、青春の一頁を蘇らせようというセンチメンタルな思いを胸に、探し抜いたレストアのベース車両を無駄にしてしまうこととほぼ同じ挫折感・罪悪感をもたらすことにもなるからです。(って、大袈裟か)
【基本コンセプト】
・名車MB5を現代のストリートでもうひと華咲かせたい
【訴求ターゲット】
・30年前に高校生だったオヤジ達(自身を含む)
【訴求場所】
・主要街道沿いのコンビニ駐車場やバイク屋の前
【カスタム方針】
・MB5のアイデンティティを失わない(一瞬でオヤジの視線を釣り、記憶をフラッシュバックさせる)
・でもよく見るといろいろと違う(駐車場に群がったオヤジに写メを撮らせる)
・更なる軽量スリム化(ゴテゴテしたパーツは絶対に採用しない)
時差ボケが依然としてなおらず、異常に早起きしてしまうのをいいことに、朝6時に以上のとおりコンセプトが固まりました(ホントかよ)ので、次回からいよいよ製作に着手します。
いつものように見切り発車してしまいますと、迷走さんからもご指摘いただいたとおり、行く先々で更なる迷いが生じ、完成形を見失うという深い沼にハマり込んでしまうおそれが大きいのです。
そうなると、待ちに待った貴重な再販キットを、製作途中で放り出してしまいかねない。それは、モデラーとしてやってはいけない(前科あり)ことであるだけでなく、青春の一頁を蘇らせようというセンチメンタルな思いを胸に、探し抜いたレストアのベース車両を無駄にしてしまうこととほぼ同じ挫折感・罪悪感をもたらすことにもなるからです。(って、大袈裟か)
【基本コンセプト】
・名車MB5を現代のストリートでもうひと華咲かせたい
【訴求ターゲット】
・30年前に高校生だったオヤジ達(自身を含む)
【訴求場所】
・主要街道沿いのコンビニ駐車場やバイク屋の前
【カスタム方針】
・MB5のアイデンティティを失わない(一瞬でオヤジの視線を釣り、記憶をフラッシュバックさせる)
・でもよく見るといろいろと違う(駐車場に群がったオヤジに写メを撮らせる)
・更なる軽量スリム化(ゴテゴテしたパーツは絶対に採用しない)
時差ボケが依然としてなおらず、異常に早起きしてしまうのをいいことに、朝6時に以上のとおりコンセプトが固まりました(ホントかよ)ので、次回からいよいよ製作に着手します。
2012年1月9日月曜日
MB50Z (1)
さあさあ始まりました。今回のキットは、ホンダのMB50Zです。
先ずは箱を開けて内容ブツを広げてみる。ぱっと見て、部品点数がそこそこ多いことに気付きます。よく見れば、金属のフロントフォーク・インナーチューブは1/6スケールなら当然として、デカールはカラーリングによって2種類から選べる、ハンドルの集合スイッチ類がゴム製の一体形成でない、シートもプラだ。これは評価できます。特に、シートは、アンコ抜きなどの加工を施すことを考える場合、ゴム素材だと極端に工作の難易度が高くなるので、プラ素材は大変ありがたいのです。
このMB50、デビューは1979年ですから、オヂさんが高校生のど真ん中、キャンディーズの解散コンサートに泣いた青春真っ盛りです。バイト代をつぎ込んでゴリラやCB50といった4スト・ミニを乗り回していたオヂさんを横目に、同じクラスの同級生が販売から間もないMBを購入。7馬力のクラス最高出力を誇るハイパー2ストの登場に、なす術もありませんでした。
チャンバーから吐き出される紫煙には焼けたオイルの匂いが漂い、軽やかに跳ね上がるタコメーターの針、本格的なビキニカウル、低いハンドルと深いバンク角、どこをとってもまさに鮮烈なオーラを放つモデルでした。
そんな往年のノスタルジーに浸るには、なるべくノーマルに近い状態で製作するのが良いのかもしれません。しかし、それで良いのでしょうか。そんな当たり前のことで満足できるのでしょうか。へそ曲がりモデラーの意地がそれを許す訳もありません。
カスタムします(きっぱり)。とはいえ、方向性が全く定まりません。全体のフォルムはMBらしさを残したい。その上で、当時市販されていたようなパーツを使うか、現代のパーツで蘇らせるか、大いに悩んでいます。
先ずは箱を開けて内容ブツを広げてみる。ぱっと見て、部品点数がそこそこ多いことに気付きます。よく見れば、金属のフロントフォーク・インナーチューブは1/6スケールなら当然として、デカールはカラーリングによって2種類から選べる、ハンドルの集合スイッチ類がゴム製の一体形成でない、シートもプラだ。これは評価できます。特に、シートは、アンコ抜きなどの加工を施すことを考える場合、ゴム素材だと極端に工作の難易度が高くなるので、プラ素材は大変ありがたいのです。
このMB50、デビューは1979年ですから、オヂさんが高校生のど真ん中、キャンディーズの解散コンサートに泣いた青春真っ盛りです。バイト代をつぎ込んでゴリラやCB50といった4スト・ミニを乗り回していたオヂさんを横目に、同じクラスの同級生が販売から間もないMBを購入。7馬力のクラス最高出力を誇るハイパー2ストの登場に、なす術もありませんでした。
チャンバーから吐き出される紫煙には焼けたオイルの匂いが漂い、軽やかに跳ね上がるタコメーターの針、本格的なビキニカウル、低いハンドルと深いバンク角、どこをとってもまさに鮮烈なオーラを放つモデルでした。
そんな往年のノスタルジーに浸るには、なるべくノーマルに近い状態で製作するのが良いのかもしれません。しかし、それで良いのでしょうか。そんな当たり前のことで満足できるのでしょうか。へそ曲がりモデラーの意地がそれを許す訳もありません。
カスタムします(きっぱり)。とはいえ、方向性が全く定まりません。全体のフォルムはMBらしさを残したい。その上で、当時市販されていたようなパーツを使うか、現代のパーツで蘇らせるか、大いに悩んでいます。
2012年1月7日土曜日
手長猿いじり(最終回:完成編)
手長猿(マグナ)が完成しました。
早速、アパートの外へ持ち出し、玄関先の階段で怪しげに撮影。
このキット、してみればタイヤとエンジン本体以外は、ほぼすべてのパーツに手を加えたことになりますが、その結果、出来あがったマシンの現代風なフォルムや、カスタムパーツのチョイスも非常に好ましく、自分で言うのもホントに何ですが、カッチョイイです。実車でこんなバイクが市販されたら、きっと迷わず買ってしまいます。
【ベースキット】 1/6 TAMIYA HONDA MAGNA50
【主なカスタム・ポイント】
・フロント・フェンダー加工
・バイザー取り付け(スクラッチ)
・フューエルタンク加工+航空機タイプ・タンクキャップ
・シートカウル(スクラッチ)
・前後ホイール加工
・前後フローティング・ディスク化(スクラッチ)
・フロント・ブレンボ・ブレーキキャリパー(スクラッチ)
・オーリンズ・フロントフォーク(スクラッチ)
・FZ750用セパレートハンドル流用
・トラス・フレーム加工、フロント・キャスター角変更
・リア・モノサス化(スクラッチ)
・パワーフィルター(スクラッチ)
・左右2本出しエキパイ+Akrapovicサイレンサー(スクラッチ)
・リア・インナーフェンダー(スクラッチ)
・リア・コンビネーションランプ(スクラッチ)
・サイドスタンド延長加工
・デカール自作
長らくこのキットにお付き合いくださり、有難うございました。いつも思うことですが、1/6スケールのキットは、おもちゃとしては決して安くはないのですが、その値段の何倍も楽しませてもらっている気がします。お礼の意味も込めて、今回も★☆さんのhpに投稿してみようと考えています。
さ、次、行ってみよ~。
2012年1月5日木曜日
手長猿いじり(23)
手長猿(マグナ50)が完成間近です。
各種ワイヤー類をつなぎ込んだところで、ストリップの状態をパチリ。このあと外装パーツを取り付ければ、晴れて完成を迎えます。今回は、用心して一脚を使用したので、手ブレなし。
各種ワイヤー類をつなぎ込んだところで、ストリップの状態をパチリ。このあと外装パーツを取り付ければ、晴れて完成を迎えます。今回は、用心して一脚を使用したので、手ブレなし。
2012年1月4日水曜日
★☆訪問
一時帰国中の最大の楽しみの一つが、★☆タミヤプラモデルファクトリー新橋店の訪問でした。霞が関の仕事納めである12月28日の夕方、サラリーマンが大挙してなだれ込んでくる直前の時間帯を狙って行ってきましたよ。
画像中央は店のパンフレット、右のオレンジ色のカードは、同店2Fのモデラーズ・スクエアへのアクセスを許されるパスポート。なんだか嬉しい。
そして、左にちょこっと見えるのが、今回入手した1/6キット。ホンダMB50Zじゃ~。高校生の頃、これに乗って隣を走る同級生を毎日見ていた、実に懐かしいバイクです。遠からず作ります。と言いますか、作りたいから買ったんで、実は早く作りたくて仕方がないのですが、作りかけの未完成キットが二つもある状態なので、ぐっと我慢しているのです。
画像中央は店のパンフレット、右のオレンジ色のカードは、同店2Fのモデラーズ・スクエアへのアクセスを許されるパスポート。なんだか嬉しい。
そして、左にちょこっと見えるのが、今回入手した1/6キット。ホンダMB50Zじゃ~。高校生の頃、これに乗って隣を走る同級生を毎日見ていた、実に懐かしいバイクです。遠からず作ります。と言いますか、作りたいから買ったんで、実は早く作りたくて仕方がないのですが、作りかけの未完成キットが二つもある状態なので、ぐっと我慢しているのです。
2012年1月3日火曜日
謹賀新年&祝300回
遅ればせながら明けましておめでとうございます。
拙ブログは、新年一発目の更新で、めでたく300回を迎えました。何をやっても三日坊主が常であったオヂさんがここまで続けてこれましたのも、ひとえに温かく見守ってくださる皆様のおかげです。あらためて感謝申し上げると共に、これからも一人でも多くの方に、ほんの少しのリラクゼーションを提供できるような日記を目指して参りますので、どうぞ引き続きよろしくお付き合いくだされば幸いです。
さて、三が日も明けぬ間に、一路parisに戻ってきた訳ですが、案の定の正月太り。今日は、折角のランニングの成果を僅か数日間で振り出しに戻し、ウェストと頬っぺたのふっくら感を取り戻させた驚異の日本食、美味しくも罪深い日本の味をご紹介しましょう。
先ずはこれ。東京滞在中に、いてもたってもいられなくなり、レンタカーを借りて江ノ島までひとっ走り。「Wしらす丼」は、温かいご飯の上に、その日の朝に捕れたてのしらすを生と窯あげの2種盛りにしたものです。生の方にはわさびと生姜醤油を上からかけて、 窯あげの方は塩味としょうゆ味が半々なっています。みそ汁と漬物が付いて、1,300円也。一度食したら毎年必ず食べたくなる、まさに絶品です。
短い正月は、北海道。細君の実家は旭川で過ごしました。見渡す限りの雪景色で身動きがとれないことをいいことに、タラバと毛ガニで一気に幸せな形になった食卓から離れられなくなりましたとさ。
拙ブログは、新年一発目の更新で、めでたく300回を迎えました。何をやっても三日坊主が常であったオヂさんがここまで続けてこれましたのも、ひとえに温かく見守ってくださる皆様のおかげです。あらためて感謝申し上げると共に、これからも一人でも多くの方に、ほんの少しのリラクゼーションを提供できるような日記を目指して参りますので、どうぞ引き続きよろしくお付き合いくだされば幸いです。
さて、三が日も明けぬ間に、一路parisに戻ってきた訳ですが、案の定の正月太り。今日は、折角のランニングの成果を僅か数日間で振り出しに戻し、ウェストと頬っぺたのふっくら感を取り戻させた驚異の日本食、美味しくも罪深い日本の味をご紹介しましょう。
先ずはこれ。東京滞在中に、いてもたってもいられなくなり、レンタカーを借りて江ノ島までひとっ走り。「Wしらす丼」は、温かいご飯の上に、その日の朝に捕れたてのしらすを生と窯あげの2種盛りにしたものです。生の方にはわさびと生姜醤油を上からかけて、 窯あげの方は塩味としょうゆ味が半々なっています。みそ汁と漬物が付いて、1,300円也。一度食したら毎年必ず食べたくなる、まさに絶品です。
短い正月は、北海道。細君の実家は旭川で過ごしました。見渡す限りの雪景色で身動きがとれないことをいいことに、タラバと毛ガニで一気に幸せな形になった食卓から離れられなくなりましたとさ。
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