2023年4月5日水曜日

スイング鑑賞その2(勝みなみクン)

  女子プロのスイング鑑賞シリーズ第2弾は、勝みなみクン。鹿児島出身の24歳。日本女子オープンを連覇しているメジャーチャンプで、畑岡奈紗クンや渋野日向子クンと共に、俗にいう黄金世代を、いや日本の女子プロゴルフ人気を牽引する代表的な一人だ。因みに、私とは「みなみちゃん、頑張って!」「アリガトウゴザイマス」という言葉のキャッチボールをした間柄だ。

 勝みなみクンのスイングの特徴は、オープンに構えたスタンスと、腕とシャフトが一体となった大きなスイングアークだろう。ターゲットの右に高く打ち出し、曲がり幅の少ないドローで欧米選手に全く引けを取らない飛距離を出してくる。アイアンは逆に男子プロに近い素晴らしいインパクトで、いわゆるクラブがまずはボールを捉え、その後ボールの前方の芝生(ターフ)をとるからスピンが強く入り、高速グリーンでもしっかりとピンハイを狙ってこれる。

 だからパッティングが決まりゾーンに入った時の爆発力は絶大で、DIO Implant Openでは最終ラウンドだけで8アンダー63という猛チャージを見せ、畑岡奈紗ちゃんと並ぶ7位タイに食い込んだ。この調子で行けば、米ツアーで勝利する日も遠くはないだろう。

 この時のショットは、芯を少し外したのだろう。うち終わった後にちょっと顔をしかめていたっけ。以前の記事でも触れたが、テレビなどで見るよりもずっと可愛いし、九州女らしく、酒豪というもっぱらの評判だ。おじさんたちのファンが多いのも頷ける。

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