先日ロサンゼルス市内のゴルフ場をステージに開催されたDIO Implant オープンで激撮してきた女子プロゴルファーの可憐なスイング鑑賞シリーズも、ついに最終回を迎えた。トリに相応しいのは、西村優菜クンを置いて他にないであろう。
ミレニアム世代を牽引する22歳。四大卒ならこの春からピカピカの新入社員OLだ。なのにこの娘ったら、生涯獲得賞金はプロ入り3年目の秋にあたる昨年10月の時点で既に3億円を突破し、これからどれだけの上積みをしていくのかといったところ。もちろんスポンサーやCMの契約金は含まれない。日本の大卒男子サラリーマンの平均生涯年収が2.9億円だというから、入社前だってのに前を走る優菜クンは既に後ろ姿すら見えないところまで行ってしまっているって訳だ。
スイングの前に、まずはキャディバッグを観察してみた。用具契約は、クラブ、ボール、シューズ以外のアパレルも全て、キャラウェイだ。今年のクラブ・セッティングはウッドが1,3,5,7,9Wの5本にU6を加えた体制。欧米の選手には体格と飛距離で敵わないものの、それを補って余りあるほどの正確さでフェアウェイウッドを操り、バーディを量産する。そうでなければこの立ち位置にいない。
そしてスイング。身長150cm、体重50kgに満たない本当に小さな身体ながらも、よく見ると引き締まった筋肉質のフィジカルを持っていることが窺われる。特に、スイング中の下半身の安定感は抜群で、インパクト時にいわゆるジャンプする挙動がまったくないのは流石としか言いようがない。
今週末は、日本人選手たちが再びロサンゼルスに戻ってくる。JMイーグルLA選手権。ここは何としても全員がカットラインをクリアし、週末には応援に駆けつけたい。応援が力になる。そう信じている。