2022年2月28日月曜日

LA生活開始12(セカンドカー購入までの道のり)

  今日、セカンドカーを購入した。もちろん、セカンドカーというのは私が通勤に使う車であって、先日リースでゲットしたばかりの新車のマツダは当然のように細君がお使いあそばす。

 購入したブツは、ベンツだ。人生初ベンツ。2013年型のC250。1.8リッター4発ターボ。フル装備。タイヤのヤマも十分。2オーナーで、リース落ち。走行距離は実に13万マイル(=20万km)に達する。記録によれば、前のオーナーが正規ディーラーでの定期点検を怠らず小まめに整備していたらしく、距離の割にはエンジンはすこぶる調子が良い。外装・内装ともに大きな傷もやれもなく、ミント・コンディションと言って良いだろう。で、いくらなのよということなのだが、なんだかんだで約11,000ドル。高いだろ。と思うが、この決断に至るまでの1ヶ月半の過程を考えれば、リーズナブルという結論にしかならない。

 一般論として、カリフォルニアにおける中古車価格はべらぼうに高い。特にメカの信頼性に定評のある日本車はその傾向が顕著で、本国の中古車市場を知る者からすれば、驚くようなプライスタグが付けられている。しかも軒並み、もの凄い走行距離だ。もっとも、毎日の通勤だけでもフリーウェイを走って往復50km以上もざらという生活パターンに照らせば、マイレージは伸び放題なのだが、エンジンにかかる負担という意味ではそれほど大きくはないのだろう。

 とはいえ、当初狙っていたMINIやフィアット500といったコンパクトカーでは、流石に10万マイルを超える領域はきついだろう。あらゆる部品がそういう想定で耐久設計されていないはずだから。で、悩んだ末にその2車種は諦めた。だって、う〜んちょっとなぁっていう程度のチンクが1万ドルとか、あり得ないもん。ならばと次のターゲットを日本車にしてみた。トヨタのヤリスや日産のヴェルサといった小排気量車を探してみた。中古車市場に、あるにはある。だが、前出のように、びっくりするくらい高い。日本なら30万円も出せば同じ程度のものがいくらでも買えるだろうと思うと、10万kmに達しようという日本車に高いお金を払うのが馬鹿らしく思えて仕方がないというか、切なくなってきた。何台かテストドライブもしてみたけれど、エンジンは変な振動が出始めているものばかりだし、乗り心地もひどく悪い。

 てなことから、結局、走行距離に対するメカの信頼度を最優先し、ベンツ又はBMWに絞った。エンジンの耐久性は抜群、ボディは堅牢、装備も満載。メンテにお金がかかるだろうことを織り込んだとしても、トータルで考えればコスパも所有満足度も決して悪くないという判断に至ったわけです。散々悩んで、ネットで調べ尽くして、何台もテストドライブをしてみて、それで決めたのだから、もう考えるのはやめます。新たな相棒をこれからせいぜい可愛がることにします。

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