2015年1月3日土曜日

1/24 Landrover 109 LWB (その1)

2015年最初の模型製作は、昨年に引き続き1/24スケールの四輪をチョイスしました。これにはちょっとした理由があって、昨年末に完成した前作のウィリス・ジープを模して、1940年代後半に設計されたのがランドローバーの始まりとされているからです。
 軍事用、民間用の双方に生産された本格的な四輪駆動車は、悪路での走破性や耐久性といった基本性能において、現在もなお世界のトップクラスにあると言えるでしょう(もっとも、インドのタタ社傘下に吸収されてしまったことで、英国王室御用達の看板が大きく権威を落としたことも否めませんが。)。
 特に、大戦後、アフリカの砂漠地域をパトロールする用途のために作られた「ピンク・パンサー」は、今でも多くのファンを持つモデルとして知られています。
 

ピンクパンサー。 確かにカッコ良いです。でも、作る気がしません(ていうか無理)。

さて、キットに戻りましょう。車種の109は、全長が109インチであることを表しています。箱絵では、サファリ・トップといわれる丈夫なルーフに、何やら重そうな荷物を積んでいるうえに、ボディにはこれでもかというほどの汚れと錆。こんなに汚く作る必要があるのだろうか。
 箱を空けると、部品点数はこんなものなのでしょうか。割とスカスカです。申し訳程度に、ライオンの顔をデザインしたデカールが見えます。

先ずは、インストに従ってシャシーと下回りをカチャカチャと組んでみました。シンプルな構造ゆえに、僅かな塗り分けを施したとしても、実に簡単です。
 梯子みたいなシャシーに四つの板バネとダンパー。なるほどウィリス・ジープにそっくりです。でも、オイルパンとギアボックスはあるものの、エンジン本体がどこにも見当たりません。そーなのぉ。走らないじゃ~ん。

ボディに目を移します。上下2ピースに分割されたボディは、フロントの窓枠が内側に歪んでいます。わざとなのか。それとも変形しているのか。エンジンがないのなら、ボンネットを開閉式にする必要はありませんが、ドアはどうするか。

リア・ハッチはルーフ側のパーツと一体です。こちらも歪んでいて、ピッタリ合いません。せめてここだけは開くようにするのか。
 前途多難そうな予感を振り払って、今回も、さっと作ってしまいたい。1950年代、東アフリカに一攫千金を求めて渡ってきた英国商人が、独立前の現地でどれだけブイブイいわせていたか。以前、東アフリカ2カ国に計6年ほど住んでいた経験を思い出しつつ、そんな想像を働かせながらの工作になるでしょう。

4 件のコメント:

YASU さんのコメント...

みやっちさん
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ジープのできもすばらしいです。
バイク以外もいい感じに作られてますね。
今年も精力的に作られてますね。
私もがんばります。

みやっち さんのコメント...

>YASUさん
ひょっとしてモデラーGPに出品されました?ヤマハM1で5位入賞の方が同じ名前なんですが。。。

YASU さんのコメント...

シンプルなインターネットネームですからね、
この名前、けっこういるようですね。
別人です。
でも、いい感じのM1が作られてましたね。
私もいい感じのM1を作りたくなります。

みやっち さんのコメント...

>YASUさん
そうでしたか。
YASUさんのM1も相当いい感じだと思いますよ。