2014年1月2日木曜日

フランチェスコ法皇の正月ミサ

元日の朝、早起きしてヴァチカンのサン・ピエトロ寺院に向かいました。フランチェスコ法皇の正月ミサに行くためです。
 入場を待つ長蛇の列に並び、パパ(法皇)の真横のアングルに着席。10時の定刻に始まったミサは、厳粛な雰囲気の中に響き渡るパパの声と、いくつもの讃美歌に包まれます。こちらも、一人ずつに配られた69頁に及ぶテキストを片手に、見よう見まねで讃美歌を口ずさんでみるなどして、約1時間半のミサを体験してきました。
 そういえば、カメラはNGでもなんでもなくて、ほぼ全員がスマホやタブレットで写真や動画を撮りまくっていました。

ミサ終了後、大聖堂前の広場に出てみると、溢れんばかりの群集がパパのお出ましを、今か今かと待ち構えていました。ヴァチカン放送局からの公式発表でも人数は明らかにされていないものの、数万人であることはパッと見でも分かりました。
 正午に小窓から姿を見せたパパのお正月メッセージは、主の教えや聖母の愛を説く宗教的部分を除けば、世界平和を祈るコンプリヘンシブなものなのだろうと思います。
 パパの挨拶が終わっても、正面の参道沿いに車を停めてあったため、すぐに出発できるはずもありませんでした。しばし切り売りピッザなどを食べながら道行く人の足並みが少なくなるのを待って、帰宅の途に就きました。
 初めて生で見たパパ(法皇)は、人を包み込む優しい顔と声の持ち主でした。信仰心のない私にとっても、ローマならではのちょっとオツな初詣になりました。

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