フロント・カウルの造形をあれこれ考えていたので、すっかり工作の手が滞ってしまいました。少し気分を変えるために、タンクから一体形成のシートカウルに着手しています。
フェンダーレスにした後、画像では解りませんが、テールランプの取り付け部分をくり抜き、レンズを内側に仕込みました。
続いて、シートカウル部にプラ板をぴったりと繋ぎ合わせて延長し、繋ぎ目が面イチになるよう表面を削り込みます。赤に着色されたプラ材が薄くなり透けてきて、割れやしないかとヒヤヒヤしながらの作業です。
上の工作がなぜ必要だったかという理由が、このシートにあります。
タンデムOKのMB8と共通の仕様だからなのだろうと思いますが、このシートはセミダブルくらいの長さがあります。座面自体の長さは、上体を低く伏せて乗る際に必要となるので構わないとしても、その後ろの部分までこれほど長く造る必要はないのです。それに、ぼってりしてカッコ悪い。
シート・エンドの長さを短く詰めて、カウルに被せてみました。
カットしたのは模型で約1cmですから、実寸では約6cm。なあんだこれだけのために、と思われるかもしれません。もちろん、全体のバランスの中で見てみなければ確認はできませんけど、これだけのことが、このMBの印象を随分と変えてくれるのではないかと期待しています。
3 件のコメント:
なるほど、
タンデムのシートを短くするだけで、
かっこよく見えるものですね。
実車のカスタムで最も手を焼くのがシートカスタムだったりします。
見てくれだけをキレイに仕上げる工房は結構あるのですが、
タイヤのグリップ感を得られ、かつ座り心地の良いシートとなると……。
それだけにシートに手の入ったマシンをみるとヤルナと思わされるのです。
ライトを内側に追い込む手法と言い、趣味が良いですし
今更ですし私などが言うまでもない事ですが
わかっていらっしゃる、みやっちさん。
>YASUさん
自転車のシートに関しては一家言お持ちのYASUさんからの評価は嬉しいです。
>迷走さん
いえいえ、恐れ入ります。実車ではアンコ抜きが上手くいかなくてヨレヨレさせちゃったもんですから、そんな反省もありまして。
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