チャンバー製作に着手しました。これがやってみたくて、このキットを購入したと言ってもいいくらい、楽しみにしていた工作です。今回は、そんなトキメキを忘れないように、工作のプロセスを少し丁寧にご紹介してみようと思います。
まずは、キットのノーマル部品を眺めます。ふむ、細くて、長い。。。何が嫌かって、全部嫌なんですが、エキパイからして妙にカクカクした直線的な曲げ具合で、そこだけを見ても、もう駄目なんです。解り易く言うと、セクシーじゃないんです。
市販されていた実車MB用のチャンバーとしては、ルーニーが代表的なものでした。ひょっとしたら今でも購入可能かもしれません。
しかしここは思い切って、RZ乗りの間では、つとに有名だったあのユーゾーさんに、ワンオフでMB用のチャンバー製作をお願いしてみました。結果は、「ホンダさんのはやってない」という単純な理由で、お請けいただけませんでした。ナンチャッテ。 嘘です。自分で作ります。
ジャンク箱からいろんなキットのいろんなマフラーの残骸をあさり、太さの異なる6個のパーツから構成しました。なあんだ、と思われるかもしれませんが、この状態に至るまでに相当の時間がかかっています。
エキパイは、やはりふっくらと丸みのあるカーブでなければなりません。5mmプラ棒をライターで炙って、ゆっくりと曲げていきました。パワー特性を決定的に左右する膨張室も、じゅうぶんに豊かな容量を持つものでなければなりません。そして後方は、すぅっと美しくテーパーされていなければなりません。。。そんなオヂさんなりのこだわりを形にするため、一つずつのパーツと睨めっこしながら繋いでいきます。
おおまかな形が見えてきたところで、盛大にエポパテを盛りつけます。特に、パーツの繋ぎ目と、ふくらみのカーブに違和感が生じないよう、削りシロを見込んで手早く作業しました。
ひと晩放置してエポパテが完全に乾燥するのを待って、棒ヤスリで削り込み、その後、320番のペーパーヤスリで表面をならしていきます。
凸凹がなく、きれいな円筒形の面を出していく作業には、かなりの根気が必要です。オヂさんの性格に最も足りない特性です。景気付けに酒なんか飲んじゃったら、もう駄目です。今日は、飲み始めちゃったので、ここまで。チャンバー製作は、まだまだ続きます。
2 件のコメント:
やはりチャンバーはこうでないと。
50ccでも、こういうチャンバーつけたらすごい元気な音出すんでしょうね。
>YASUさん
共感いただけて嬉しいです。
いったいどんな音がするんだろうって、考えるだけで
ワクワクしますよね。
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