2011年9月10日土曜日

粋な老人

 昼休みに会社の近所を散歩している途中で、ふと見つけた乗り物。
 小さな2ストのエンジンが載っていますが、ペダルもついていることから、モペッドの仲間だろうと思われます。その割には、ダブルシートで、タンデムステップも確認できます。
 スタイルからすると、60年代でしょうか。全体のコンディションは悪くありません。エンスーのオーナーが後生大事に磨き込んでいるというよりは、むしろ当たり前の整備を欠かさず毎日の足として普通に乗り続けているという雰囲気。ただし、タンクに貼られたエンブレムは、メーカーの銘板が剥がれてしまっているため、ヨーロッパに長く住むオヂさんですら、この粋な老人の正体は解りませんでした。(どなかたご存知ですか?)。


 5分くらいじろじろと見まわした後、やおらカメラを取り出して写真を撮り始めたところ、傍らのベンチに座っていた初老の紳士が、眩しそうな眼でこちらを見ていました。「あなたのですか?」目だけで訊ねましたが、首をすくめられてしまいました。

 どんな音を立てて走るんだろう、見てみたいなぁと興味は尽きません。結局、解らずじまいとなりましたけど、やっぱりクラシック・バイクには何とも言えない魅力があるなぁと、再発見させられたのでした。

2 件のコメント:

迷走 さんのコメント...

古いバイクにトント弱い私にはメーカー名も
排気量もさっぱりわかりません。
ですがコンクールコンディションで
大切にネコ可愛がりされてるマシンよりも、
こうして日常使用されているバイクは素敵ですね。

みやっち さんのコメント...

>迷走さん
丁寧に大切に使われてきた職人さんの道具には、
味や風格が備わってきますよね。あれと同じ
なのでしょうか。
財力にものを言わせるレストレーションとは
ジャンルが異なります。