インナーチューブはずっしりと重い金属製、すばらしい。アウターチューブはプラ材の貼り合わせですが、問題は、シャフト穴の位置。車体側にオフセットされています。
設計の意図は解ります。キャスター角を寝かし過ぎて旋回性能が落ちるのを避けつつ、前輪をより前方に置いてチョッパー・ライクなスタイルを強調しようという狙いなのでしょう。でも、これが気に食わない。
そこで、フォークと同軸になるように改造することにしました。アウターチューブをちょん切ってしまいました。あ~あ、これで後戻りできないリスキーな工作に突入です。断面を整えてプラ板で蓋をした後、シャフト穴部分のモールドをアウターチューブ先端に移植します。
ただ、こうすると、当然のことながらブレーキ・キャリパーのステーも位置調整をしなければなりません。キットのモールドを一部なりとも活かすことが難しいようなので、既存のステーはすべて切り落としてしまいました。アウターチューブにぽっかり空いた穴を厚めのプラ板でふさいで、すっきりしたパイプ形状になるよう整えます。ステーは、キャリパーの位置決めをしながら、あらためて工作せざるを得ません。
キャリパーのステーを調整し、位置合わせが何とかうまくいったことで、フロント・フォークに目処が立ちました。
これでホイールベースが少しだけ短くなります。更に、フォーク内部に仕込むべきスプリングを短く詰めるなどしてフロントフォークの全長を少しだけ短くする予定です。そして実は前回、リアサスをカスタマイズした際、リアサスの全長を3mmほど長くしておきましたので、フロントが低くなり、リアが高くなる計算です。フレームをいじることなく、ディメンションを変更する作戦。うまくいきますでしょうか。
3 件のコメント:
そういえば昔のアメリカンや一部オフ車はアクスルがオフセットされてましたね。恐らくサスのストローク量を稼ぐ為でしょうがサスの性能が今より低かったからストローク量で補ってたんでしょうね。
ヒップアップにするんですね。となると・・・ハンドルはセパハン?バーハン?
自分ならやっぱバーハンでストリートドラッガーかな?
スペンサーのCBのときに苦労して高さ調整をしたのを思い出しました。
あの場合別のキットからもってきてたからしかたなくやったのですが、
積極的に高さを変えるってのも面白いですね。
>どろゑびす特急さん
ハンドル形状はまだ考え中です。一文字も確かに捨てがたい。。。
>YASUさん
上手くいけばキマるかもしれません。そんな淡い期待を抱いての工作は楽しいです。
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