2010年8月29日日曜日

楽しいロンドン愉快なロンドン(3)(番外編)

 ロンドン番外編です。
 英国と言えばmini。大英博物館の脇に、ちょこんと停めてあった車は、オーナーが丁寧に乗っているのでしょう、コンクール・コンディションを維持していました。シルバーではなくグレイの色も渋い。そして、うっかり見落としてしまいそうでしたが、リアにはテディ君がしっかり駐車中の車を監視。ふむ、納得です。

 ウェストミンスター・ブリッジを通過していったのは、超ド級のハマーリムジン。結婚式かなぁとか思ったら、パリス・ヒルトンみたいなセレブ系のギャル達が最後方の席ではしゃぎまくっていました。そう、お金持ちはせいぜいたくさんお金を使って社会に還元してくれれば良いのです。税金もちゃんと払おうねー。

 最後は、恒例になりつつある各国のパトカー。
 ロンドン警視庁の一般的な足はこれ。車種は確認できませんでした。ローバーかな。衛兵の交替式を待つバッキンガム宮殿前のひとコマですが、お巡りさんの制服がカッコイイ。因みにロンドン市内の中心部は、ほとんど路上駐車をするスペースがありません。公共交通機関を使っている限り、お巡りさんの世話になることもありませんけど。

2010年8月28日土曜日

XS Eleven Midnight Cafe(9)

 フレームにエンジンが載りました。クリアランスに余裕のある設計のようで、どこにも無理がかかることなく、すんなりといきました。自作のエアフィルター・ケースも干渉することなく収まっています。
 エンジン自体は、素組といっていいでしょう。変更点はクラッチ・ワイヤーの取り出し口くらいで、あとはヘッドやナット類を塗装しただけです。

 先に仕上がっていたオイルクーラー本体をフレーム前方に取り付け、ホースを連結しました。
 ホース素材は、女房が手芸用に使う各種紐類などを並べてもらい、その中から布の皮膜付きのゴム紐をチョイスしました。よく女性が髪を束ねるときに使うものに似ています。
 ジョイント金具は、クーラー本体から直角に曲がった形をランナーから探して流用、根元にはプラ板から切り出した六角ナットをかませて、メタリックブルーに塗装。連結されるクリアレッドの方は、4mm径のプラパイプにバイスで2mmの穴を開け、ジョイント側は六角形に、ホース側は角を丸く落として成型、ゴム紐を通してから接着処理しています。
 アールズふうに見えれば、しめたもんです。タイラップにみたてて細い針金で2か所を束ね、エンジン側はクランクケース上部中央に丁度良い隙間が開いていたので、そこへ差し込んで終わり。

2010年8月26日木曜日

楽しいロンドン愉快なロンドン(2)(聖地巡礼その2)


 聖地を巡礼した8月22日に、英国SUZUKI全面バックアップの下、25回目となるGSXの集会が開催されることは、予めace cafeからのメルマガで知っていました。
 果たして、会場の駐車場にはSUZUKIの特設ブースが設けられ、午後2時ころには既に数十台のGSX-Rが全英各地から集結していました。中でも特に目を引いたのが、グリーンのグラデーションも鮮やかな油冷のR1100。フレームなどと共にメッキされた幅広リムに扁平ラジアルと、最新のカスタム手法も取り入れています。刀や隼などの他の多くのGSXと異なり、敢えてヨシムラではなくharrisというあちらのマフラーで、良い音を奏でていました。

 異彩を放っていたのは、トライアンフの900スクランブラー。ダブルのアップマフラーをはじめ、要所をメッキパーツで締め、男くささを演出。う~ん、これイイ。

 そして極めつけがこのトラのカフェ・レーサー。勇ましいロケットカウルはドゥカssからの転用か。焼け色も程よいマフラーはテールエンドが長いタイプ。そして、シングルのシートカウルからシリンダーヘッドまでを含め全身を濃いグリーンとイエローのツートンで決めておりました。傍らにたたずむオーナーは50代半ばとお見受けした、いかにも品のよさそうな(そういう意味ではやや場違いな)オジ様。周囲から浴びせられる駿馬への賛辞に、穏やかな笑顔でThank youと応える姿がどうにもこうにもカッコイイ。しびれました。
 ビールを飲みながら、つきないバイク話にふける者、ウィリーで走り去っていく者、駐車場内でマックスターンを始める者と、様々な連中が思い思いの楽しみ方をしていました。そんな聖地には、オヂさん以外には東洋人らしき者は一人も見かけませんでしたが、一度として偏見を持った視線を感じることはありませんでした。むしろ、「皆バイクが大好き」という唯一つの大きな思いを共感しているのだからそれでいいじゃないか、という空気が流れているようで、何やらとても居心地の良さを感じたひとときでした。
 カフェ・レーサー万歳。

2010年8月24日火曜日

楽しいロンドン愉快なロンドン(1)(聖地巡礼その1)

 夏休み最後のお楽しみは、ロンドンへ3泊の小旅行でした。
 Paris北駅を出発して2時間ちょい、ドーバー海峡をトンネルでくぐる特急ユーロスターは、至極快適、ノンストップで英国と大陸とを結んでいます。ロンドンがこんなにも身近に感じられる世の中、一昔前には考えられませんでした。
 滞在2日目、市内観光でもしてなさいと家族を放り出し、独り地下鉄(ロンドンではunderground)を乗り継ぎました。縦横に路線が交差するロンドンの地下鉄網は、上手く使いこなせばとても便利です。1-4ゾーン内を一日乗り放題できる切符を購入し、ネットのサイトからプリントした極く簡単な行き先図を頼りに、bakerloo lineのstonebridge駅に到着。駅前に店も何もない、地方の無人駅を思わせる辺鄙なところでした。不安な気持ちを抑えつつ人気のない道を歩くこと約5分。100m先からでもそれと解る集合管のサウンドが聞こえてきました。そうです。永年憧れていたカフェ・レーサーの聖地「ace cafe」が目の前に現れたのです。
 今回のロンドン小旅行、オジさんの最大の目的は、聖地への巡礼だったのです。

 聖地に到着してからの1~2時間あまり、オジさん年甲斐もなく舞い上がってしまって、はっきりと覚えていません。店の前の駐車場には既に100台はあろうかというバイクと、そのオーナーとおぼしき革つなぎを着た「荒くれ」ふうのごっついオッサンたちが群れていました。
 とるものもとりあえずカフェに入り、カウンターでソーセージと玉ねぎのホットドッグとペプシを注文する。しわがれた声の荒くれネエさんが割とちゃんとした言葉遣いで接してくれたことに驚きつつ、空いたテーブルを見つけて食す。これが実に不味いのでした。カフェ・レーサーたちは味にうるさくないことが解りました。
 気を取り直して店内のショップに。
 背中にロゴの入った革ジャンが売っていたら、いくら払ってでも即買いと心に決めていたのですが、あいにく雑誌で見たことのあるその革ジャンは、非売品とのこと。常連客が特注で作ったのでしょう。仕方がないので、ロゴ入りのフード付きトレーナー、キーホルダー、ステッカーなどを立て続けに購入。オヂさんの一生の宝物になりました。英国国旗の灰皿は、小物入れにもよさそうだと別のお土産屋で買ったものです。
 聖地に募ったバイクの数々は、次回紹介します。

2010年8月19日木曜日

XS Eleven Midnight Cafe(8)

 昨日upしたエアクリーナーの出来を人から褒められたことに気を良くして、再びスクラッチです。褒められると調子に乗るのも、モデラーの性です。
 プラ板1.0mmと0.5mmの短冊を、たくさん切り出しました。ちゃんと定規で測って切っても、この枚数がピタリと同じ大きさになる筈もないので、重ねておいてヤスリをかけます。

 大きさが整ったら、1枚ずつ接着しながら重ねていきます。上部にフレームへのステーを付け、両サイドに1mm径の真鍮線を通して六角ナットでとめれば、ほ~らね、オイルクーラーができました。
 あとは、底部にアールズふうの取り出し口を付け、ホースをつなげればいいのですが、これが結構むずかしい。ので、今日はここまで。残りは後で。

2010年8月18日水曜日

XS Eleven Midnight Cafe(7)

 エア・クリーナーです。
 キットのノーマル部品は、巨大なクリーナーBOX。いくらゴールドメッキのサイドカヴァーで隠しているとはいえ、カフェ・レーサーには耐え難いダサさと言いたい。
 ならばどうするか。
 ファンネルを自作するほどの技量はありません。かといって、パワーフィルターを4つ作るのはCB750で懲りました。

 てなことで、4連のフィルターBOXを自作することにしました。
 雑誌などで6~70年代あたりの、特に北米のカスタム例を見ると、このような形状のものがしばしば登場するので、あながち嘘八百とまでは言えないでしょう。昔、四輪の分野では、ソレックスの2連キャブに「弁当箱」クリーナーなんてのが流行ったりしましたね。しかも、これなら1個作れば済んでしまうところが、面倒くさがりにはまことに都合が良い。
 インシュレーター部はキット部品を切り出して流用。ぐるりと網を貼り付けたフィルター部分を、前後の蓋で挟んでとめる構造です。ダミーですが極小ナットで蓋の取り付けネジも表現してみました。
 なかなかよろしいのではないかと思います。自己満足が上手な人のことを、モデラーというのです。

2010年8月15日日曜日

XS Eleven Midnight Cafe(6)

 フロント・フォークに取りかかりました。
 インナーチューブはずっしりと重い金属製、すばらしい。アウターチューブはプラ材の貼り合わせですが、問題は、シャフト穴の位置。車体側にオフセットされています。
 設計の意図は解ります。キャスター角を寝かし過ぎて旋回性能が落ちるのを避けつつ、前輪をより前方に置いてチョッパー・ライクなスタイルを強調しようという狙いなのでしょう。でも、これが気に食わない。
 そこで、フォークと同軸になるように改造することにしました。アウターチューブをちょん切ってしまいました。あ~あ、これで後戻りできないリスキーな工作に突入です。断面を整えてプラ板で蓋をした後、シャフト穴部分のモールドをアウターチューブ先端に移植します。
 ただ、こうすると、当然のことながらブレーキ・キャリパーのステーも位置調整をしなければなりません。キットのモールドを一部なりとも活かすことが難しいようなので、既存のステーはすべて切り落としてしまいました。アウターチューブにぽっかり空いた穴を厚めのプラ板でふさいで、すっきりしたパイプ形状になるよう整えます。ステーは、キャリパーの位置決めをしながら、あらためて工作せざるを得ません。
 キャリパーのステーを調整し、位置合わせが何とかうまくいったことで、フロント・フォークに目処が立ちました。 
 これでホイールベースが少しだけ短くなります。更に、フォーク内部に仕込むべきスプリングを短く詰めるなどしてフロントフォークの全長を少しだけ短くする予定です。そして実は前回、リアサスをカスタマイズした際、リアサスの全長を3mmほど長くしておきましたので、フロントが低くなり、リアが高くなる計算です。フレームをいじることなく、ディメンションを変更する作戦。うまくいきますでしょうか。

2010年8月14日土曜日

ローマの休日(番外編)

 ローマ旅行の番外編です。当ブログらしい記事も抑えておかなければなりません。
 ローマ市内のパトカーは、アルファでした。スカイブルーにホワイトのストライプが鮮やかでカッコイイ。大量の観光客を狙う悪い連中を取り締まるためか、街中をゆっくり流すパトカーを多く見かけました。

 イタリアン・バイクの話を忘れていました。
 なんといってもドゥカです。が、街中ではたいしたバイクに出会いませんでした。vespaばっかり。ローマっ子のバイク乗りたちは、どこかへツーリングに出かけてしまったのでしょうか。
 内心がっかりしていたら、帰りの空港内でイタリアの意地を見つけました。ケータイ会社TIMスポンサーのデスモGPレーサー。前後サス回りやステップあたりをじろじろと見入ってしまいました。
 忙しげにシャッターを押すオヂさんの隣にいた妻君、曰く「こんなつるつるのタイヤじゃすべりそうね。お尻の下のマフラーも何か変」。そーかいそーかい。

2010年8月13日金曜日

ローマの休日(郊外編)

 テルミニ駅構内で、先ずはレンタカーを借りました。
 Herz、Avisなどの大手は、のきなみ「空車なし」と門前払い。地元の小さなレンタカー会社のカウンターで何とか見つかったのが、フィアット・プントevo(画像の今どきピースサインしている小動物は、初登場の我が息子たち)。5MTのガソリン車ですが、evoって名前の割には決して速くない。いたって普通に走れるコンパクト・ファミリーカーでして、それ以上でもそれ以下でもありません。無制限の保険付きで24時間あたり約90ユーロ。値段と性能のバランスに不満はありません。
 持参した日本のガイドブックには、市内は一通が多く、ローマっ子の運転も荒いので、旅行者のレンタカー利用は避けましょうと書いてありました。どんなもんかと思いましたが、まあたいしたことはありません。縦列駐車が出来ないオートマ限定の方は論外ですけど。

 因みに、ローマ市内だけでなく、郊外でも、イタリアだからといって街のあちこちにフェラーリやランボルギーニがバンバン走っているなんてことは全くありません。1台も見かけません。ハイスペックのアルファやランチアすらもいません。アウトストラーダ(高速道路)の王者は、ここでもベンツとBMWです。

 ローマから約200km南下。ナポリの港に車を停め、フェリーで揺られること約1時間。カプリ島に来ました。フェリーのチケットは、大事をとって予めテルミニ駅構内の旅行代理店で予約しておきましたが、それ以外は行き当たりばったりです。勢いで何とかしようという計画。
 カプリ島はイタリアでも有数のリゾート島として知られ、海岸沿いはエメラルド・グリーン。オープンカーの改造タクシーで大音響のカンツォーネを聴きながら着いた先が「青の洞窟」。陽気な船頭が6人乗りくらいの小さなボートを巧みに操って、神秘の色に満ちた洞窟にいざないます。生きている間に一見の価値ありです。
 食事は、土地柄からムール貝やイカをふんだんに使ったスパゲッティ・ペスカトーラ。これまた旨い。
 帰りのフェリーまでの小一時間、魚がうじゃうじゃいる綺麗な海で泳ぎました。

 翌日、今度はローマから約3時間半ほど北上、斜塔を見てきました。ベタな画像ですが、そのまんまです。ピサは、これがなければ観光客などまず来ないだろう田舎町です。実際、土産物屋とレストラン以外は何もありません。
 この有名な塔、想像していたよりも大きく、綺麗で、また想像していたよりも傾いています。いつ崩壊してもおかしくない。最近ではこれ以上傾かないように登れなくなったと噂されていましたけど、どっこい普通に登れます。オヂさんは高所は苦手なので、はなから登る気はありません。

 帰りがけにフィレンツェで高速を降り、駅裏のレストランで遅い昼飯。トスカーナ地方名物のTボーン・ステーキが有名だとガイドブックの受け売り通りに注文すると、1kg単位でしか出さないと。上等じゃん、こちとら肉食系よ。4人で食ってやる。。。と、果敢に挑戦。これが実に旨い。塩と胡椒だけの味付けながら、肉本来の味が良く、ペロっとたいらげてしまいました。
 帰路、渋滞やトラブルも皆無で、郊外へのドライブを順調に終了。あ、高速は有料ですが、料金所ではクレジットカードを差し込むだけ。至って簡単です。道中、agipのガソリン・スタンドでfiatに給油。何だかとってもイタリア~ンと独り悦に入ってるオヂさんを、家族は冷めた目で見ていましたとさ。

ローマの休日(市内編)


 ボンジョールノ。ローマの休日から無事帰ってきました。
 涼しいParisから約1時間半の短いフライト、レオナルド・ダ・ヴィンチ空港に降り立った途端、燦々と照りつける陽射しに、ようやく夏本番を実感しました。
 ローマは出張で過去2度ほど訪れたことがありましたが、ほとんど自由な時間がなく、ろくに観光していませんでしたので、今回は噴き出す汗をぬぐいつつ、たっぷり時間をとってコロッセオ、スペイン坂、トレビの泉、真実の口など見どころをひととおり回りました。
 ご紹介する画像は、1枚目がヴァチカンの中心部、サン・ピエトロ大聖堂の衛兵。何百年も前からこの制服なのでしょう。きまってます。そして2枚目が、街中にひっそりとたたずむチンクェチェント。石畳によく似合います。
 ローマの宿は、全てのバス、地下鉄など交通の要衝となるテルミニ駅からすぐのところ。簡単な朝飯も込みで、極めて便利でした。名所旧跡巡りは、バスと地下鉄を上手く使うのが賢いでしょう。1枚1ユーロの共通の切符が、あちこちのタバコ屋で売っています。長蛇の列に並ぶ覚悟をしていたヴァチカン美術館も、夕方に行ったらすんなりでした。市内ではスリやひったくりが多いから気を付けるようにと多くの人から助言されましたけど、幸運なことにそのような局面には遭遇しませんでした。とはいえ、夜中は裏道を歩かない方がいいですよ。
 食い物はさすがに旨い。パリパリした薄い生地のピッザも、ローマ発祥のカルボナーラに代表されるスパゲッティも、やたら旨い。どこで食しても、もちろんアルデンテです。これらの他にお勧めは、パルマの生ハムをのせたメロン。塩加減といい、スモークの具合といい、他のどこよりも旨い。それと、前菜の盛り合わせ。レストランによって具材はまちまちだろうが、イカやタコやアサリなどの海産物やアンティチョークなどの野菜をちょこちょこっと煮たりしたものがワーっと何種類も出てきて、乾いた喉をビールで流し込む肴に最高です。歩き疲れた足の痛みも忘れます。

 こんなふうに最初の3日間は、ローマ市内をたっぷり満喫。後半は、車を借りて郊外へ足を伸ばしましたので、次回(郊外編)ご紹介します。

2010年8月4日水曜日

XS Eleven Midnight Cafe(5)


 リア・ショックです。
 そりゃミッドナイトは本格的なアメリカン・タイプなので、1枚目の画像のようなデザインになるのは、ある意味必然なんでしょう。でも、カフェ・レーサー好きの目から見ると、あんまりです。
 ここはひとつ、思い切ってカスタマイズする必要があるなと、意気込んでサブタンク付きのオーリンズ・タイプを模すことに決め、プラ板、プラ棒をシコシコ、ガシガシ、ペタペタとやってみました。。。と、結果を急ぎ過ぎて、表面の処理がまったく甘く、模型の神様に怒られてしまうレベル。。。再び紙ヤスリでスリスリを繰り返し、ほぼ全面やり直した結果が2枚目の画像です。急がば回る鉄則を踏み外してはならない、そのことをあらためて思い知らされました。サブタンクの部分にステッカーでも貼れば、それなりに雰囲気は出るのではないかと、少し安堵しています。
 仕事の疲れもあるのでしょう。丁寧さを欠いた工作に及んでしまったことを十分に反省し(ほんまかいな)、フレッシュな気持ちで再びXSと向き合うためにも、明日から1週間ほどParisを離れます(単なる夏休みでしょ)。
 なので、しばし更新もお休みするかもしれません。ローマにプチ・バカンスといえばたいへんに聞こえは良いと思いますけど、住人感覚としては、東京から大阪に行くようなもんです。パスタを始め美味しいものがたくさんあるのも、食い倒れと通じるところがあるし。FIAT500がレンタカー出来たらいいなと。

2010年8月1日日曜日

XS Eleven Midnight Cafe(4)

 フレームは、この年代のバイクとして大変オーソドックスなダブルクレドール。
 上部にある反射板の受けや、下の方のサイドスタンドのステー、マフラーのステーなど、余計なモールドを削り落します。いつものように、敢えてメインスタンドのみの仕様とするのは、ビッグスケールをサイドスタンドだけで支えるのは安定感に欠け、転倒・破損が怖いというのも理由の一つです。
 フレームを組んでみますと、その大きさに圧倒されます。前作がモンキーだったこともあり、同じ1/6とは思えません。比較のため登坂クマを並べてみました。その大きさがよくお解りいただけると思います(解るかい!)。