2010年4月21日水曜日

MV Agusta荒くれKnight Cafe (18)


 タンクが熟成するのを待っている間に、シートを作っています。

 イタリア車にしては、肉厚のたっぷりした座り心地のよさそうなセミ・シングルのシートです。実車では横にパカっと開いて、多分ちょっとした工具を入れるスペースがあったりするのかもしれません。模型では、グラグラするだけなので、開閉機構はオミットします。
 リア・フェンダーの上部が干渉しないよう切れ込みを入れたベースの上に、プラ板で箱組をします。1.5mmのプラ材で綺麗な曲線を出すのは到底無理なので、継ぎ目の裏側から厚めにエポパテを盛りつけておき、棒ヤスリで角を落としていきます。全体のシェイプを少しでも実車に近付けたいと思うのですが、なかなかうまくいきません。縮尺を換算して設計図を作ったとしても、図面どおりの工作ができるわけではないからです。だから図面も作りません。ていうか、面倒くさいから最初からその気もありません。
 妻君が、「よくも飽きずに削ってますねぇ。何が楽しいんだか」と、チャチャを入れますが、この楽しさが解ってたまるもんか。
 座面は0.3mmプラ板を敷きつめた上に、短冊状に切り出した1.5mmプラ板の角を落としてカマボコ状にしたものを、並べて貼り付けていきます。
 そして、ステッチのトリミングに見立てた極細のプラ板を接着剤で柔らかくしながら貼り付け、全体に紙ヤスリをかけてなじませました。2枚目の画像は、白サフを筆塗りした状態です。表面を整え過ぎず、少しラフな感じを残しておいた方が、塗装した後に革っぽい質感が出易いような気がします。

2 件のコメント:

どろゑびす特急 さんのコメント...

いつもながらシートの加工は凝ってるし見事な細工で感服します。ステッチの表現は見事としか言いようがありません。
ここまで来ると形になるのが楽しみになってきます。

みやっち さんのコメント...

>どろゑびす特急さん
有難うございます。肝心なのは、こっから先なんですよね。ぶち壊しにならないよう、慎重に進めないと。