先週水曜日の午後、エジプト人スタッフの一人が私の執務室に来て、「ちょっと、ツラ貸せ」と私に言う。実際は、それを30倍くらい丁寧にした感じだったが。
なになにと彼らの大部屋へ。そして、いきなり大勢の拍手に迎えられ、テーブルにはケーキがセットされていた。
「。。。誕生日はとっくに過ぎてるけど?」
目をぱちくりさせて困惑する私に返って来た答えは、International Boss's Day(上司の日)なんだそうだ。つまり、勤務3年目にして晴れて私は、部下たちから「良い上司」認定をされたということのようだ。
私がエジプトに転勤してきたのが2017年の春。エジプトは、その前の年の秋、外貨融資源であるIMFに良い顔をするため、唐突に変動相場制と14%の付加価値税を導入した。その結果、エジプト・ポンドの価値は半減まで急降下、そして35%にも達するインフレに喘いでいた。つまり、輸入品や石油由来の製品の値段が、それまで10,000円だったものが27,000円になってしまったということを意味する。当然、現地スタッフの家計は大打撃を受け、一刻も早く彼らの生計費を回復する必要に迫られていた。
でも、私の立場でこっそり言わせてもらえば、実はこういうときほど本社を説得しやすい状況は他にない。こちらの言い値プラスアルファのベースアップを認めてもらっただけでなく、それまで手当されていなかった医療保険の適用範囲を扶養親族まで広げるなどの各種待遇改善を、この際だからと全部申請して、全部獲得した。
こうした変化を目の当たりにした部下たちから「神」扱いされるのも、理解できる。でも、自分でなければ絶対できなかったかというと、そうでもないんだ。巡り合わせってやつだ。そう彼らに言ったところで、謙遜も甚だしいと返されるのは解っているので、敢えて言わないだけでね。
とはいえ、なんにせよ現地スタッフから感謝されていることが実感できて、嬉しくないはずもなく、まあ、少しは役に立つことができたのかなと、五十肩の痛みもそのときばかりは少し和らいだという、どこにでもあるお話でした。
2019年10月20日日曜日
2019年10月10日木曜日
おっさんのくせにと言われても
iPhone11を買いました。iPhone6からの買い替えです。
おっさんのくせに新しもん好きとか、どうせ使いこなせないのにミーハーなんだからと言われても構いません。
実際、iPhone6でも日常生活に何も困っていませんでしたよ。けど、iOS13にバージョンアップできる対象機種からついに外れてしまった。もともと、OSを最新版にアップデートさえしておけば相当高いセキュリティが確保されるというのも、iPhoneが持つ大きなアドバンテージの一つだと思うので、それが担保されなくなるということなら、買い替えるしかないだろうということと、向こう3~4年使うことを考えると、今が買い時と思った次第。そして、これを使っている3~4年の間に還暦を迎えることもあって、色はProduction Redにしました。歳をとったからか、最近は赤が好きになってきました。
で、11を手に入れて、何か新しい使い方をするようになったかと言うと、そんなこたぁないわけです。お金の無駄?いえいえ、日本に帰ったら息子たちに教えてもらって、いろんなアプリを入れてみたいと目論んでいるんです。
新型iPhoneのレビューなんか、世の中に溢れていますんで、おっさんがわざわざ解説するような愚挙には及びません。ただ、誰だか忘れましたがどこぞのIT評論家の書いた記事に、「iPhoneは今やインフラ」という記述がありました。この短いセンテンスが、今まで見聞きしたことがないくらいに上手い表現だなぁと、いたく感心しました。
因みに、手元に残ったiPhone6は、職場のエジプト人スタッフのおじさんに乞われて格安で譲ってあげました。これまたいたく感謝されたので、それはそれでよかった。
おっさんのくせに新しもん好きとか、どうせ使いこなせないのにミーハーなんだからと言われても構いません。
実際、iPhone6でも日常生活に何も困っていませんでしたよ。けど、iOS13にバージョンアップできる対象機種からついに外れてしまった。もともと、OSを最新版にアップデートさえしておけば相当高いセキュリティが確保されるというのも、iPhoneが持つ大きなアドバンテージの一つだと思うので、それが担保されなくなるということなら、買い替えるしかないだろうということと、向こう3~4年使うことを考えると、今が買い時と思った次第。そして、これを使っている3~4年の間に還暦を迎えることもあって、色はProduction Redにしました。歳をとったからか、最近は赤が好きになってきました。
で、11を手に入れて、何か新しい使い方をするようになったかと言うと、そんなこたぁないわけです。お金の無駄?いえいえ、日本に帰ったら息子たちに教えてもらって、いろんなアプリを入れてみたいと目論んでいるんです。
新型iPhoneのレビューなんか、世の中に溢れていますんで、おっさんがわざわざ解説するような愚挙には及びません。ただ、誰だか忘れましたがどこぞのIT評論家の書いた記事に、「iPhoneは今やインフラ」という記述がありました。この短いセンテンスが、今まで見聞きしたことがないくらいに上手い表現だなぁと、いたく感心しました。
因みに、手元に残ったiPhone6は、職場のエジプト人スタッフのおじさんに乞われて格安で譲ってあげました。これまたいたく感謝されたので、それはそれでよかった。
2019年10月7日月曜日
やってもうた。人生2度目の勘違い
先週金曜日は、かなり蒸し暑かったんです。だもんだから、ゴルフで大量の汗をかいた後に飲んだ酒が、細胞の隅々まで沁み込んじゃったんだと思います。夕方まで飲んで、かなり酔っぱらって家に帰りシャワーを浴びると、そのままバッタリと眠ってしまいました。
で、目を覚ますと枕元の目覚ましの針は10時を指しています。うわぁ、久しぶりに結構よく寝たなぁ、流石に疲れてたんだなぁ。あれ?そういや、なんで女中が来てないんだろう。。。
毎週土曜日の朝は、フィリピン人の女中が家に来て、掃除、洗濯、アイロンがけなどの家事を代行してくれているんですが、何かあったのだろうか。それならば電話のひとつもないのはおかしい。一週間分の洗濯物が溜まってるし、Yシャツのアイロンがけもしてもらわないと週明けからのローテーションがきつい。
てなことで、女中のおばさんにTEL。このときに、カーテンを開けて外を見ればよかったんです。
「なんで今日は来ないの?待ってんだけど」
「サー、今日は金曜日ですけど。。。」
「いやいや、昨日ゴルフに行って、その翌日なんだから、今日は土曜日に決まってんじゃん」
「隣にいるハズバンドにも確かめましたが、今日は金曜日です。サー」
「いや、だからさぁ」
いくら噛み砕いて話をしても、私の英語が相手に通じません。そりゃそうなんです。だって、まだ金曜日の夜10時なのですから。
そのことに気がついたのは、短くない電話を終えて、なんだかんだぐだぐだした後に、パソコンを立ち上げたとき。PC画面の日付はたしかに金曜日。あれ?と狐につままれたような気持ちでカーテンを開けたら、外は真っ暗。もうパニックです。
もう夜の11時だけど、やむなく再び女中にTEL。ひたすら勘違いを謝ったら、笑って赦してくれましたとさ。
人生おそらく二度目の勘違い。一度目がどんなシチュエーションだったかは最早ちゃんと覚えていませんけど、たしかそのときは他の人に迷惑はかけなかったと思われます。今回の件、反省はしてないけど、ちょっとショックでした。ちゃんちゃん。
で、目を覚ますと枕元の目覚ましの針は10時を指しています。うわぁ、久しぶりに結構よく寝たなぁ、流石に疲れてたんだなぁ。あれ?そういや、なんで女中が来てないんだろう。。。
毎週土曜日の朝は、フィリピン人の女中が家に来て、掃除、洗濯、アイロンがけなどの家事を代行してくれているんですが、何かあったのだろうか。それならば電話のひとつもないのはおかしい。一週間分の洗濯物が溜まってるし、Yシャツのアイロンがけもしてもらわないと週明けからのローテーションがきつい。
てなことで、女中のおばさんにTEL。このときに、カーテンを開けて外を見ればよかったんです。
「なんで今日は来ないの?待ってんだけど」
「サー、今日は金曜日ですけど。。。」
「いやいや、昨日ゴルフに行って、その翌日なんだから、今日は土曜日に決まってんじゃん」
「隣にいるハズバンドにも確かめましたが、今日は金曜日です。サー」
「いや、だからさぁ」
いくら噛み砕いて話をしても、私の英語が相手に通じません。そりゃそうなんです。だって、まだ金曜日の夜10時なのですから。
そのことに気がついたのは、短くない電話を終えて、なんだかんだぐだぐだした後に、パソコンを立ち上げたとき。PC画面の日付はたしかに金曜日。あれ?と狐につままれたような気持ちでカーテンを開けたら、外は真っ暗。もうパニックです。
もう夜の11時だけど、やむなく再び女中にTEL。ひたすら勘違いを謝ったら、笑って赦してくれましたとさ。
人生おそらく二度目の勘違い。一度目がどんなシチュエーションだったかは最早ちゃんと覚えていませんけど、たしかそのときは他の人に迷惑はかけなかったと思われます。今回の件、反省はしてないけど、ちょっとショックでした。ちゃんちゃん。
2019年10月1日火曜日
B級映画が大好き
食欲の秋、芸術の秋、ツーリングの秋、いろんな楽しみ方がある秋の夜長。ですが、ここエジプトではそれも限られています。だから私は、家でせっせとB級映画を観るのがこよなく好きなのです。
特に洋画。中でも、アクションやミステリーが良い。誤解のないようにリスペクトを込めて言えば、B級といっても、監督も出演者も実力派ぞろいなのに、なぜか大ヒットはしなかったという類の作品が良いですね。隠れ家的な美味しいレストランを探し当てるみたいな感じでしょうか。そんな優れたB級作品の中から、お勧めの洋画を3本紹介します。
1本目は、これ。「Live from Bagdad」。湾岸戦争のきっかけとなった、1990年のイラクによるクウェート侵攻が作品の舞台。報道各社が一斉に退避する中で、唯一現場に残ったCNNのチームが命がけで撮った映像を世界に配信するお話です。中年以上の人なら、「あー、TVのニュースで観たわ、この映像」と、思い出すはずです。
2本目は、これ。「Shooter」。腕っこきのスナイパーだった元海兵隊の軍人が、協力を求めてきたはずの政府の陰謀によって、大統領暗殺未遂の犯人に仕立てられてしまうというお話。窮地をひっくり返すラストの展開は、スカッとします。
そして3本目が、これ。「The Kingdom」。サウジアラビアで外国人居住区をターゲットとした自爆テロが発生、現地調査に乗り込んだ4名のFBI捜査官チームが、テロ首謀者一味と思いがけぬ銃撃戦になってしまうというもの。撃たれたテロリストの長老が死の直前に孫に耳打ちした最後の台詞が、テロとの戦いのすべてを物語ります。
まあ以上の3本とも、とにかく無数の銃弾、砲弾が飛び交います。男の子は、いくつになっても好きなんですね、こういうタフガイが活躍する映画が。もちろん軍事オタクにも充分に満足いただけるんではないだろうか。
特に洋画。中でも、アクションやミステリーが良い。誤解のないようにリスペクトを込めて言えば、B級といっても、監督も出演者も実力派ぞろいなのに、なぜか大ヒットはしなかったという類の作品が良いですね。隠れ家的な美味しいレストランを探し当てるみたいな感じでしょうか。そんな優れたB級作品の中から、お勧めの洋画を3本紹介します。
1本目は、これ。「Live from Bagdad」。湾岸戦争のきっかけとなった、1990年のイラクによるクウェート侵攻が作品の舞台。報道各社が一斉に退避する中で、唯一現場に残ったCNNのチームが命がけで撮った映像を世界に配信するお話です。中年以上の人なら、「あー、TVのニュースで観たわ、この映像」と、思い出すはずです。
2本目は、これ。「Shooter」。腕っこきのスナイパーだった元海兵隊の軍人が、協力を求めてきたはずの政府の陰謀によって、大統領暗殺未遂の犯人に仕立てられてしまうというお話。窮地をひっくり返すラストの展開は、スカッとします。
そして3本目が、これ。「The Kingdom」。サウジアラビアで外国人居住区をターゲットとした自爆テロが発生、現地調査に乗り込んだ4名のFBI捜査官チームが、テロ首謀者一味と思いがけぬ銃撃戦になってしまうというもの。撃たれたテロリストの長老が死の直前に孫に耳打ちした最後の台詞が、テロとの戦いのすべてを物語ります。
まあ以上の3本とも、とにかく無数の銃弾、砲弾が飛び交います。男の子は、いくつになっても好きなんですね、こういうタフガイが活躍する映画が。もちろん軍事オタクにも充分に満足いただけるんではないだろうか。
2019年9月23日月曜日
ちょっと真面目に停電の話
先週金曜日、大統領の政治姿勢などに反対するデモがエジプト各地で行われました。声を上げたのは、ヤリ手のビジネスマン。この主宰者が呼びかけを拡散し民衆の参加を募ったのが、youtube動画だそうです。
デモは比較的穏やかなもので、当日の夜中には収束し、幸いなことに人的・物的損害は生じなかった模様。ですが、来週以降も再びデモを呼びかける予定だとしていることもあって、翌日にはLINEが全く繋がらない状態に、そして、その日以来、ネットの接続がきわめて不安定な状態が今なお続いています。おそらくは、当局が何らかのネット規制を施しているのではないかと。こんなエジプトくんだりでも、ネットが繋がらないだけで何もできないような暗い気持ちになるのですから、長期間の停電に苦しむ千葉県の台風被災者の皆さんの心労がいかに深刻か、想像に難くありません。もちろんエジプトでも停電は頻繁に発生しますし、短時間とはいえその都度イライラのボルテージが急上昇するんですけど。
日本のニュース番組のインタビューで、2週間ぶりに電気が通ったお寺の住職が言ってました。「電気は現代の希望の光だということが実感できました」と。
電気とインターネット。この2つが奪われるだけで、人間の社会はいとも簡単に機能停止状態に陥ってしまうし、それが長期に及べば崩壊にまで至るでしょう。そんな脆さ、危うさが常に背後にあることを忘れないようにしなければなりませんね。
あ、話がちょっと真面目すぎたでしょうか。でも、接続に時間がかかるので、このエントリをアップするのにも、結構な時間がかかってしまいました。
2019年9月11日水曜日
バイク業界はどんな世界を見据えているのか
日本では大型台風の直撃だとか、内閣改造だとか、新型iphoneの発表だとか、なにかと慌ただしくニュースが流れていますね。ここカイロは特筆すべき出来事もなく、通常運転です。
さて、先月、タイでヤマハの新しいバイクがリリースされていることを知りました。その名もXSR155。私の大好物である小排気量の単気筒エンジンを積んだネオ・クラシック。スクランブラーにも小粋なカフェ・レーサーにもカスタム可能なモデルで、なんといってもお値段が現地価格で30万円ちょっと。カブに5万円くらい足せば買えちゃう。これこれ、こういうのが良いのですよ。
思い起こせば1970年代後半から80年代、日本のバイク業界は、後にも先にもない全盛期を迎えていました。特に、高出力で、カラフルなカウリングをまとったレーサー・レプリカは、若者たちのハートをがっちりと掴み、どこもかしこも走り屋だらけ。CB、RZ、FX、GSXなど、現代にも受け継がれる数々の名車を生み出してきたのもこの年代です。
でも、それは同時に無数の暴走族をも生み出し、社会から嫌われ、高校生を中心に「3ナイ運動」に発展しました。7.2hpを誇る2スト原付は姿を消し、バイクの市場自体がどんどん縮小していきました。今では、スクーターと、ノスタルジーに浸るおじさん世代がカムバックする大排気量の2極化と言っていいでしょう。
急加速で下降の一途をたどってしまったバイク・ブーム。世界中で支持される日本の4大バイクメーカーは、本拠地である日本で、どこをどう間違えたから、このような現状に至り、なおも喘いでいるのでしょう。
専門家でもない素人が勝手なことを言うだけなのですが、誤解を恐れずに言えば、私は125ccクラスの小型車に力を注がなかったのが大きな原因のひとつだと思っています。
日本の一般道の速度域や移動距離を現実的に考えれば、毎日の足として、或いはちょっとしたツーリング程度であれば、小型車がベストなチョイスだと思います。燃費=エコという観点からも時代の要請に適っています。
莫大な資金を投じて開発したレース車両の技術を、そのまま市販車両にレプリカという形でフィードバックするという発想が、そもそも間違いだったのではないか。安全性や燃費といった良い部分だけを取り入れればよくて、それ以外は現実の社会に最適な大きさと実用性能を追求していたら、日本のマーケットは今のようにはなってなかったんじゃないか、と。
ちょうど良いサイズのお洒落な小型バイクが市場のマジョリティを占めていれば、法律の方だってそうした現実に沿って、もっと身近に乗れるよう、免許制度や規制を緩和する方向に改正されていたのではないか。そんなふうに思います。
そして、残念ながら、四輪と共にバイクも遠くない将来、すべて電池を動力源とするようになるでしょう。近未来的なフォルムの乗り物が、音もなくスルスルと道を行き交う、そんなピクチャーを日本のバイク・メーカーは思い描いているのでしょうか。そしてそこでは、風や鼓動を肌で感じ、愛機と対話するような感動は得られるのでしょうか。
さて、先月、タイでヤマハの新しいバイクがリリースされていることを知りました。その名もXSR155。私の大好物である小排気量の単気筒エンジンを積んだネオ・クラシック。スクランブラーにも小粋なカフェ・レーサーにもカスタム可能なモデルで、なんといってもお値段が現地価格で30万円ちょっと。カブに5万円くらい足せば買えちゃう。これこれ、こういうのが良いのですよ。
思い起こせば1970年代後半から80年代、日本のバイク業界は、後にも先にもない全盛期を迎えていました。特に、高出力で、カラフルなカウリングをまとったレーサー・レプリカは、若者たちのハートをがっちりと掴み、どこもかしこも走り屋だらけ。CB、RZ、FX、GSXなど、現代にも受け継がれる数々の名車を生み出してきたのもこの年代です。
でも、それは同時に無数の暴走族をも生み出し、社会から嫌われ、高校生を中心に「3ナイ運動」に発展しました。7.2hpを誇る2スト原付は姿を消し、バイクの市場自体がどんどん縮小していきました。今では、スクーターと、ノスタルジーに浸るおじさん世代がカムバックする大排気量の2極化と言っていいでしょう。
急加速で下降の一途をたどってしまったバイク・ブーム。世界中で支持される日本の4大バイクメーカーは、本拠地である日本で、どこをどう間違えたから、このような現状に至り、なおも喘いでいるのでしょう。
専門家でもない素人が勝手なことを言うだけなのですが、誤解を恐れずに言えば、私は125ccクラスの小型車に力を注がなかったのが大きな原因のひとつだと思っています。
日本の一般道の速度域や移動距離を現実的に考えれば、毎日の足として、或いはちょっとしたツーリング程度であれば、小型車がベストなチョイスだと思います。燃費=エコという観点からも時代の要請に適っています。
莫大な資金を投じて開発したレース車両の技術を、そのまま市販車両にレプリカという形でフィードバックするという発想が、そもそも間違いだったのではないか。安全性や燃費といった良い部分だけを取り入れればよくて、それ以外は現実の社会に最適な大きさと実用性能を追求していたら、日本のマーケットは今のようにはなってなかったんじゃないか、と。
ちょうど良いサイズのお洒落な小型バイクが市場のマジョリティを占めていれば、法律の方だってそうした現実に沿って、もっと身近に乗れるよう、免許制度や規制を緩和する方向に改正されていたのではないか。そんなふうに思います。
そして、残念ながら、四輪と共にバイクも遠くない将来、すべて電池を動力源とするようになるでしょう。近未来的なフォルムの乗り物が、音もなくスルスルと道を行き交う、そんなピクチャーを日本のバイク・メーカーは思い描いているのでしょうか。そしてそこでは、風や鼓動を肌で感じ、愛機と対話するような感動は得られるのでしょうか。
2019年9月5日木曜日
それでもネッシーはいます
ニュージーランドのオタゴ大学の教授が主宰する科学者の国際調査チームが、「ネス湖のネッシーの正体は、おそらく巨大化したウナギではないか」という調査結果を発表しました。
このニュースを見たおじさんが真っ先に抱いた感想は、「んなこたぁない」です。
調査は、250か所の湖水サンプルから生物由来のDNAを分析したっつうことですけど、まあ言ってみれば「存在しないことの証明」イコール悪魔の証明なわけです。で、ウナギのDNAが大量に確認できたからといって、ネッシーが存在しないことの証明にはなってないと、素人的には思ってしまいます。
それに、昆虫や魚介類などの生物が巨大化する熱帯地域ならばともかくも、真夏でもひんやりと涼しいインバネス地方で、湖の、それもウナギだけが巨大化するというのも実に解せない話です。
ニュースを深読みすれば、調査実施を許可したであろうスコットランドの観光当局が、この調査結果の公表を簡単に認めたのは、おそらく調査結果を誰も信用しないと踏んだからに違いありません。つまり、観光収入の目玉であるネス湖の魅力を損なうものではないと判断したのではないかと、そんなふうに勘ぐっています。
この有名な写真が実はフェイクであったことは、今や世界中に知られています。それでも、ネス湖にはネッシーはいるんです。いると信じていたいのです。なんたって現地に行って湖畔で一週間を過ごした私が言うのですから間違いないんです。そう、STAP細胞はあります、と叫んだ人の気持ちが、今なら解る気もします。
このニュースを見たおじさんが真っ先に抱いた感想は、「んなこたぁない」です。
調査は、250か所の湖水サンプルから生物由来のDNAを分析したっつうことですけど、まあ言ってみれば「存在しないことの証明」イコール悪魔の証明なわけです。で、ウナギのDNAが大量に確認できたからといって、ネッシーが存在しないことの証明にはなってないと、素人的には思ってしまいます。
それに、昆虫や魚介類などの生物が巨大化する熱帯地域ならばともかくも、真夏でもひんやりと涼しいインバネス地方で、湖の、それもウナギだけが巨大化するというのも実に解せない話です。
ニュースを深読みすれば、調査実施を許可したであろうスコットランドの観光当局が、この調査結果の公表を簡単に認めたのは、おそらく調査結果を誰も信用しないと踏んだからに違いありません。つまり、観光収入の目玉であるネス湖の魅力を損なうものではないと判断したのではないかと、そんなふうに勘ぐっています。
この有名な写真が実はフェイクであったことは、今や世界中に知られています。それでも、ネス湖にはネッシーはいるんです。いると信じていたいのです。なんたって現地に行って湖畔で一週間を過ごした私が言うのですから間違いないんです。そう、STAP細胞はあります、と叫んだ人の気持ちが、今なら解る気もします。
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