2019年10月1日火曜日

B級映画が大好き

 食欲の秋、芸術の秋、ツーリングの秋、いろんな楽しみ方がある秋の夜長。ですが、ここエジプトではそれも限られています。だから私は、家でせっせとB級映画を観るのがこよなく好きなのです。
 特に洋画。中でも、アクションやミステリーが良い。誤解のないようにリスペクトを込めて言えば、B級といっても、監督も出演者も実力派ぞろいなのに、なぜか大ヒットはしなかったという類の作品が良いですね。隠れ家的な美味しいレストランを探し当てるみたいな感じでしょうか。そんな優れたB級作品の中から、お勧めの洋画を3本紹介します。
 1本目は、これ。「Live from Bagdad」。湾岸戦争のきっかけとなった、1990年のイラクによるクウェート侵攻が作品の舞台。報道各社が一斉に退避する中で、唯一現場に残ったCNNのチームが命がけで撮った映像を世界に配信するお話です。中年以上の人なら、「あー、TVのニュースで観たわ、この映像」と、思い出すはずです。
  2本目は、これ。「Shooter」。腕っこきのスナイパーだった元海兵隊の軍人が、協力を求めてきたはずの政府の陰謀によって、大統領暗殺未遂の犯人に仕立てられてしまうというお話。窮地をひっくり返すラストの展開は、スカッとします。
 そして3本目が、これ。「The Kingdom」。サウジアラビアで外国人居住区をターゲットとした自爆テロが発生、現地調査に乗り込んだ4名のFBI捜査官チームが、テロ首謀者一味と思いがけぬ銃撃戦になってしまうというもの。撃たれたテロリストの長老が死の直前に孫に耳打ちした最後の台詞が、テロとの戦いのすべてを物語ります。
まあ以上の3本とも、とにかく無数の銃弾、砲弾が飛び交います。男の子は、いくつになっても好きなんですね、こういうタフガイが活躍する映画が。もちろん軍事オタクにも充分に満足いただけるんではないだろうか。

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