明日、エンゼルスは本拠地アナハイムでのシーズン最終戦に臨みます。8回2アウトまでノーノーという素晴らしいピッチングを披露し、2年連続のMVPをぐっと引き寄せた一昨日の記憶もまだ新鮮なうちに、大谷翔平という人生で滅多にお目にかかることができない生き物の姿を、やはり観に行けるときに行っておかねばなるまい。幸いデイゲームなので、遅くならない時間に家に帰って来やすいし。
ヤンキースの怪物アーロン・ジャッジとのMVP争いは、メディアの盛り上がりを目にするまでもなく、まさに歴史的なデッドヒートと言っていいんだろう。残り数試合でMLB新記録となる62本目のホームランを打てば、ジャッジがMVPを獲得したとしても文句を言う人は今よりも相当減るに違いない。ただ、その場合でも、投手として防御率2点代、15勝、200奪三振などの数字は、サイ・ヤング勝に十分手が届くものだし、ホームラン34本はリーグ4位、打点も100に届こうとしている。あらゆる解説者が、大谷君の才能と今やっていることがいかに普通じゃないかを熱弁している。彼がマウンドに立つ、バッターボックスで構える、その瞬間に彼は試合の支配者となる。1球ごとに観ている者すべてを惹きつけ、喜怒哀楽を与え、感動を生む。こんな野球選手がいただろうか。MVPじゃなくても良い。どうかお願いだから来シーズンもエンゼルスのユニフォームを着て欲しい。
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