私たちおじさん世代が少年の頃からアフターパーツ・メーカーとして様々なカスタム部品を世に送り出してきたキジマから、今年9月にこんなのが発売されるらしい。
そう。125ccに成長したモンキーにポン付けできるハーレー・ダビッドソンのレプリカ・キット。その名もモンキー・ダビッドソン。
実はモンキー・ダビッドソンという発想が最初に製品として形になったのは、1980年頃のことです。キットを販売したのは、乗りもの館(や)という会社。この会社は、他にもモンキーをベースとするカフェレーサーや、サイドカーなども作っていました。どれもこれも、たぶん大真面目にデザインしたのでしょうけど、とにかくサイズがちっこいんもんで、実に可愛らしかった。プラモデルにもなっていたくらい、一部ではたいへんな人気だったので、まず入手は困難でした。
その後、キジマから2011年に50cc版モンキー用の本格的なハーレー・キットが販売され、今回はその復刻版という位置づけ。
で、今回発売される125cc用キットもおそらく50セットくらいの限定商品、しかもお値段は45万円くらいと、かなりのぶっとび具合ですね。本体新車価格が43万円くらい(ABS付)ですから、バイク込みで約90万円。軽四輪が買えてしまいそう。
と、まあ、お値段の話はさて置いて、125cc用のキットをよく見れば、いろいろと細部にまでこだわっているのが分かります。惜しむらくは、フィッシュテールのマフラーは、50cc版では2本出しだったので、そこは貫いてほしかったかな。それと、125ccモンキーのタンクの形がハーレーっぽさを大きく損ねていること。50ccハーレー・ダビッドソンが誕生したのも、ひとえにタンクの形がいわゆるティアドロップで、ハーレー本家とイメージが強く重なるからというのもあったのではないか。そう睨んでます。下の画像(右が50cc版)で、どっちがより「それっぽい」か、比較してみて下さい。
いずれにせよ、ワタクシ、もともとモンキーをはじめとする、いわゆるミニモトが大好きってのもありますが、基本的にモンキー・ダビッドソンのような誰が見ても楽しい気持ちになれるデザイン、愉快なコンセプトを製品化するメーカーさんは、大いに応援したくなります。
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