2016年2月28日日曜日

アルバニアという国

 先日お仕事で行って来たアルバニアという国。ご存知でしょうか。
 バルカン半島の南西部、東はコソボやマケドニア、南はギリシャに接しています。イタリアからですと、長靴のかかとから海を渡ってすぐの位置。
 ローマから首都ティラナまでは飛行機で1時間ほど。東京から札幌よりもまだ近い感覚です。
 小さい空港の外に出ると、イエロー・キャブが数台。でも、迎えに来ているはずのホテルの車が見当たりません。やれやれと思っていると、タクシーの運ちゃんがつたない英語で、「アメリカのお偉いさんが来てるんだよ。それで空港のかなり手前で道路が警察にブロックされてるから誰も入って来れないのさ。」
 アルバニア初上陸は、こんな感じの滑り出しでした。

 街のど真ん中にそびえるインターナショナル・ホテルの窓から。普通、写真だと実際よりも随分と綺麗に写るものなんですけど、これは見たまんま。まあなんと言いますか、田舎です。
 90年代はじめに社会主義から抜け出したというのに、民主化以降も投資や開発が遅々として進んでいません。もともとは山の民族ですから、良く言えば牧歌的ということなのか。
 街の中を走る車は、VWやベンツの中古車ばかり。なんでも、アルバニアはドイツ車の墓場なんだとか。

 さて、お楽しみのアルバニア料理って、いったいどんなんだろう。想像もつかなかったので、小高い丘の上にある、きっと現地では相当にお高いであろうお洒落なレストランで昼食をとりました。
 前菜には、「ティラナ・スペシャル」を注文。メニューの名前からは何も連想できませんでしたけど、出てきたのはこれ。おそらく炒めた野菜やら何やらをた卵とトマトソースのようなものでとじているのか。結構なサイズの器にたっぷり入ってきました。おそるおそる食べてみると、これが思いのほか美味しい。けど、前菜を終えた時点で既に腹7分目くらい。因みにこれでお値段400円くらい。

 メインも何を選べばいいのか解らないので、「ミートボール」なるものを注文。出てきたのは、最早ボールと呼ぶにはあまりに巨大な、なんなら普通のハンバーグが5つ。ソースもなければ野菜などの副菜も何もついていません。で、お味はというと、ちょっとスパイシーなハーブの香りがきいていて、再びなかなかに美味しい。ひぃひぃ言いながら3つ食べて、もうお腹はパンパン。ゴメンナサイ、残してしまいました。因みに、これが600円くらい。
まあ、乱暴な例え方を敢えてすれば、ケバブなどの地中海料理とイタリアンの中間あたりといったところか。
 ミネラル・ウォータと食後のコーヒーを飲んで、お会計は1200円くらい。繰り返しますが、おそらくティラナではトップクラスのお値段かと。それくらい安いのです。
 今後、何度も来ることになるであろうアルバニア、次回はもう少し楽しい便りをお届けできることを願います。

2 件のコメント:

YASU さんのコメント...

今日、
「裸にジャケットのニュースキャスター」がやっているニュースがアルバニアにある。
ってニュースを見かけました。
アルバニアつながりでびっくりしました。

写真、よく見たら、イエローキャブはマツダですよね。

料理もそんなに安いなら、思い切って超高級料理に挑んでみるのもいいかもしれませんね。


みやっち さんのコメント...

>YASUさん
そんな面白そうなニュースをやっていたんですね。知りませんでした。
でもアルバニア語じゃ、何を言っているのかさっぱり解らないのが残念です。
なんたって、イエスが「ポ」ですから。
超高級料理は。。。味はともかく到底食べきれないほどの量が出てくるような気がします(笑)。