2016年2月21日日曜日

1/24 ルノー4(その14:完成編)

 ルノー4が完成しました。嬉しいので7枚もアップしちゃいました。
 その前に、先ずはこのキットの評価をしておきたいと思います。エブロ社のプラモを作るのはこれが初めてでした。取説の製作手順は、少し戸惑うものでした。それが故に途中で投げ出してしまいたくもなりました。それでも何とか進めてみると、ディテールの表現やパーツの形状も実に繊細で、完成に向けてどんどん楽しくなってくるのが実感できました。また、何の調整なしに見事に4輪がぴったり接地するあたり、設計の確かさも感じられました。この素晴らしいキット、お勧めです。

 【ベースキット】エブロ社製1/24ルノー4L
 【製作期間】 お蔵入り中断という名の熟成期間を挟んで1年
 【カスタム】 自作キャンバス・ルーフ以外は特になし







この車がフランスの街中で活躍したのは1968年以降。つまり私より少し後輩で、我々の親の年代の人々に愛用されたということになります。
 それが約50年を経た今でも、フランスだけでなくヨーロッパ諸国で広く乗り継がれているという実に偉大な車なのです。ここローマの街でも現役で走るルノー4を時おり目にします。その多くは、ボディの色は褪せ、艶を失い、赤錆が浮き、くたびれた姿です。そしてそれを駆るオーナーもたいていが車以上にくたびれたベテランですが、行きつけのお店や病院への足として来る日も来る日も使い込まれた、まるで履き慣れた靴のような存在なのでしょう。売り市場に出回ることは滅多にありません。
 私もいつか、こんなふうに1台の車と一緒に歳を重ねるような、それに値する車に出会いたいとかねがね思っているのですが、もう遅いですかね。
 さあ、次は何を作りましょう。

2 件のコメント:

YASU さんのコメント...

完成おめでとうございます。
お蔵入り後は速かったですね。
生活というか、歴史みたいなものをうまく表現していると思います。
いい感じです。

私も車とともに歳をとりたいと思います。
106で実行中ではあるんですけどね。
まだまだ15年ではありますが。

みやっち さんのコメント...

>YASUさん
ありがとうございます。
生活感、人の歴史、時代背景、日々の暮らし。。。
いつもそのようなものをプラモで表現できるといいなと思いながら作っています。
黄色い106、良き相棒ですね。羨ましいです。