2014年4月28日月曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その24)

前回、カッチョ悪いんで何とかしたいと言っていたハーレー純正のブレーキ・キャリパーが左。ピンボケするくらいカッチョ悪い。そして右が、ジャンク箱から見つけてきた、おそらくカワサキ車のもの。古いNISSINの2ポットでしょうか。ストッピングパワーはともかくも、時代考証的には適っていると思われます。

純正パーツの方は、ボトムケースへのステーとして使える部分だけ残して、削り落としてしまいました。代わってNISSINの方は、「☌」 こういう形の物体を見つけたので、1mmプラ棒を刺してブレーキホースのジョイントに使うことにしました。判り易いように赤チューブをつないでみましたが、判りますでしょうか。

で、仮組みというか、所定の箇所に置いてみたのがこちら。純正パーツに比べれば、遥かに良くなったと思います。

2014年4月27日日曜日

行って来たよ、ヴェネツィア

 金曜日からの三連休を利用して、かねてから行ってみたかったヴェネツィアを訪れてきました。ベニス、ベネチア、いろいろな言語でいろいろな読み方がされている街ですね。イタリア語ではヴェネツィアが正解。ローマから新幹線で3時間40分の旅です。
 空は快晴、気温23度。何も言うことありません。主要な交通手段である水上バスは、到着した駅前で48時間有効のチケットを買って、滞在中は乗り放題です。

  海に浮かぶ本島には、大小数多くの運河が毛細血管のように入り組んでいます。太古の昔から変わらぬ形の手漕ぎのゴンドラは、1時間でなんと120ユーロ。お高いので、乗りませんでした。因みに、高速ボートの水上タクシーは、もっと割高です。

 歩き疲れた後は、もちろんビール。そして手長エビやムール貝など海の幸満載のスパゲッティ・スコーリオが18ユーロ。お味の方は、間違いありません。絶品でした。ミネラルウォータ用のコップが何気なくヴェネツィア・ガラスで、お洒落でした。

 二日目は、水上バスを乗り継いで、ブラーノ島へ。実にカラフルで可愛らしい建物が、運河沿いを鮮やかに彩ります。
とにかく、どこを切り取っても絵になるフォトジェニックな街。それがヴェネツィアでした。撮影機材はフジX20。軽いので、一日じゅう首から下げていても疲れません。

2014年4月24日木曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その23)

 
 フロント・フォークの製作に取りかかりました。
 いつものように、折角TAMIYA☆★さんが工夫を凝らしてスプリングを内蔵する可動式に設計してくれていますけど、オミットしちゃいます。自立させたときのディメンションに深く関わるインナーチューブの長さは、後で微調整したいからです。
 それよりも気になるのは、このブレーキ・キャリパー。大きい上に、形がよろしくない。アイ・キャッチーな部分なだけに、これはなんとかしましょう。
 
その前に、ボトムケースを処理しましょう。
 スプリングを仕込む場合にインナーチューブのストッパーとなる部品がハマる穴が開いていますので、これを埋めます。また、大きなリフレクターが 貼りつく平らな部分も丸く削ってしまいます。保安部品ですけど、まあいいや。こちらにも穴が開いているので埋めましょう。
 こうした穴埋めには、プラ材をヤスリで削ったときに出る粉を使います。なるべく細かい粉だけを集めて、容器にとっておくのです。埋めたい穴や隙間に接着剤を流し込んでおいてから多めに粉をふりかけて、ぽんぽんと表面を押さえつけるのです。その後、完全に乾くのを待って、表面をペーパーで整えるのです。だって、いちいちちょびっとだけパテをこねるのが面倒なんです。

地味な絵が続いたので、気分を変えてエンジンの様子を。今はこんな状況です。タペットカバーに何やらパイロットランプのようなものが付いています。油性の赤マジックで着色しました。また、これに合わせるように、プラグコードも赤のチューブを使い、スポーティなイメージを演出してみました。

2014年4月21日月曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その22)

  ブレーキ・ローターには、前後とも結局、孔を開けました。なぜ孔のパターンが違うかというと、特に深い意味はありません。
 先ずはエナメル塗料のフラット・シルバーを塗ります。

充分に乾いたら、ティッシュで磨きます。すると、あ~ら不思議。金属的な艶が出てきました。磨きすぎで塗装膜が薄くなり下地が見えてしまったら、重ねてもう一度。

キャスト化したホイールは、艶なしブラックで塗装しました。でもそのままだとタイヤとの境目がはっきりせず、ぼやけた印象になってしまうので、エッジの部分だけ白く残してみました。キリっと締まって、アメリカンな雰囲気とは違うキャラクター付けに効果を発揮することが期待できそうです。
 それにしても、割と苦労したホイールの中央部分が、ほとんど隠れて見えません(涙)。

2014年4月20日日曜日

心地よい音

 このところ仕事が立て込んで、お疲れなのであります。金、土と二日続けて夜9時には寝てしまいました。で、今は日曜日の朝、4時半に目が覚めてしまい、PCに向き合っているわけです。
 身体と心が疲れているときって、少しでも波長に合わない音は、いつにも増してうるさく感じますね。近所の犬の鳴き声、TV出演者の大げさな声、風呂のお湯をためる水の音さえうるさい。身近に溢れるうるさい音から逃げ、心に優しい音だけを求めて、イヤホンでお気に入りの音楽を聴きながら眠る、これが一番です。

 さて、NAのV8からV6ターボに変わったF1が静かすぎてつまらないという話題をしばしば耳にします。そうですかね。私個人的には、「官能的」と表現されていた従来のあのカン高い音は、実は余り好みの音ではなかった。
 motoGPに目を移せば、どのクラスも排気管はアクラポビッチが席捲しています。中でも、250cc単気筒のmoto3が奏でる排気音が大好き。順位なんかどうでもいいから、生で聞いてみたい、できれば乗ってみたいと、妄想が広がる超イイ音なのです。

2014年4月16日水曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その21)

ホーンのカバー(ホーンにカバーを被せたら役に立たないじゃ~んと思うのは私だけ?)に施したドクロの紋様を塗装しました。
 さて、読者のお二人から、プラ板工作がお上手ですねと、望外のお褒めの言葉を頂戴しました。ありがとうございます。この歳になりますと、仕事でもプライベートでも人から褒めてもらうことがほぼなくなってきましたので、とても嬉しいです。

 確かに私、プラ板工作が好きです。正直、キットの取説どおりにパーツを組むだけの作業に比べて、何十倍も楽しいです。ただ、使っている道具は、ご覧のとおり、ありきたりなものばかりです。強いて言えば、ナイフを当ててプラ板を切るための定規が金属製ということくらいです。あ、サークルカッターも持っています。
 ということで、秘儀も奥義もないのですけど、プラ板工作の手順ということで言いますと、次のようなことでしょうか。
①紙に作ろうとするパーツのイメージをスケッチする。
②画用紙くらいの厚紙で型紙を作る。このときに、イメージになるべく近づくよう、現場合わせで大きさと形を探ります。型紙が一発で決まることはないです。
③型紙に沿ってプラ板を切り出す。型紙をプラ板に乗せ、細書マジックなどで形をトレースして切り出すのです。トレース線に合わせてカットすると、僅かに大きめに切り出すことになりますので、ヤスリで縁を整えつつジャストサイズに調整します。
④厚みが欲しい場合は、積層する。この際、溶かしタイプの接着剤をつけすぎると、乾燥する過程で合わせ目のプラ材が溶けて痩せてしまうことに注意。
⑤同じ形のパーツを複数作る場合は、大きさ・形が均一になるよう、重ねてヤスリをかける。

 。。。ほらね、何もスペシャルな技などないのです。逆に当たり前すぎてお恥ずかしいくらいで。それでも、次からは、工作過程をもう少しだけ詳しく紹介していくことにします。ああそうそう、プラ棒に関して言えば、タ☆ヤさんのものより、エバーグリーンの方がプラ材に粘りがあって遥かに工作し易いですよ。

てなことで(どんなこっちゃ)、塗装したホーンカバーにはクリアーをかけました。いいじゃん、いいじゃん(と、自己満足中)。ついでに、イグニッション裏側にケーブルを繋げました。こうしないとエンジンがかかりませんから。

2014年4月15日火曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その20)

  さて、キャブレターと反対側のシリンダー脇に取り付くこの物体は何なのでしょう。よく見れば、イグニッション、チョークレバー?とホーンのようです。そして左側の鍍金パーツがホーンのカバー。ふむ。面白くもなんともありませんな。

てなことで、1mm厚プラ板から、1cmくらいの大きさのドクロを切り出しました。な~んだ、結構でかいじゃん、と言われそうですけど、老眼でショボつく目には易しい作業ではないのです。 本当は下あごの部分もあった方が更に良いのかもしれません。でも、細すぎて折れてしまい、ボツにしたのでした。

僅かに曲げ癖をつけたドクロを、ホーンのカバーに貼り付けました。真ん中が出っ張って立体感がでるよう、縁をペーパーヤスリで滑らかに薄くしてあります。
 後でカバーをブラックに、ドクロをクロームに塗装しましょう。おお、何だかワイルドな雰囲気を醸し出すアクセントになりそうです。ちょっとヤッターマンを思い出しました。

2014年4月12日土曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その19)

  久しぶりの工作になりました。キャブレターです。
 へえぇ、ハーレーのキャブって、一つなんだ。って、どんだけ無知なのさ。
 それはさておき、エンジンの横にど~んと鎮座する弁当箱のようなエアクリーナーが嫌なのです。そこで、ネットで検索してみると、実に様々なパワーフィルターなどのカスタム例が出てきます。ジャンク箱を漁りながらいろいろ考えましたよ。
 見つけ出した白い物体は、CB750ポリス仕様のサイレン?拡声器? それと何かの金網。

  格闘すること3時間。網付きの大型エアファンネルが出来ました。金網はペンのお尻を押し付けて丸みをつけ、裏側から瞬着。

我ながらなかなか出来が良いので、別の角度からもパチリ。でも、ライディングの邪魔にならないかしら。

2014年4月6日日曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その18)

  チェーンとスプロケットです。
 再販モノの古いキットの割には、チェーンの作りが素晴らしい。2分割のパーツを貼り合わせるのですが、コマとコマをつなぐピンが一本一本独立しているので、面倒な工作をしなくても精密感のある仕上がりが期待できます。
 
  キットの良さに甘えるように、塗装は奇をてらうことなく、ごく普通に。前後スプロケは艶なしアルミ色をわざと乱暴に筆塗りしました。ハーレーだからといって、どこもかしこもピカピカに作る気は、さらさらありません。歯の部分には少しヤスリを入れてあります。
 チェーンはコマを鉄色、隙間はガンメタルで墨入れしてから、全体をスモークで洗うように塗り、陰影とツヤを出しています。
 
貼り合わせたチェーンを、少し広げてスプロケットを噛ませる仕組みなので、コマの間に歯がクリアーに覗いて見えます。チェーンドライブの全てのキットを、是非こういう作りにしていただきたい。TAMIYA★☆さんへのお願いでした。

2014年4月5日土曜日

ハーレーFXE1200スーパーグライド(その17)

土曜日の朝っぱらから、サフを吹いております。
 忙しかった平日に、少しずつリア・ホイールの工作も進めていました。ただし、リア・ホイールのハブの部分が、リムよりも僅かに幅が広かったため、治具を作る面倒を避けて、ハブ側の幅をいったん切り詰めました。
 その後、スポークなどを接着してから、ハブの両側を1mmプラ板の輪切りで追加し、帳尻を合わせてあります。
 サフでも隠し切れないホイールの肌荒れがあるようなら、ペーパーをちょっとだけあててから塗装することにしましょう。キャスト化は根気のいる作業でしたけど、イメージしていた範疇にほぼ収まりました。