2011年6月21日火曜日

乗り物(雑な構想)

 オヂさんの愛車BMWがいよいよ調子が悪い。13年落ち16万kmといえば、まだまだこれからとネジを巻き直したくもなるところですが、ここはparis。凸凹ゴツゴツの石畳の上を15万kmも走れば、流石のドイツ車も、そりゃ足回りはボロボロです。何度調整に出しても治らない。かといって、買った値段が値段だけに、大枚をはたいてまで大がかりな修理をするつもりは毛頭ない。ましてや別の車に買い換える余裕など全くない。

 ならばここらでドナドナか。板金屋のおやじが、エンジンは調子良さそうだからと、1000ユーロなら引き取ってくれるかもしれない。渡りに船と手放して、カミさんのルノーだけにすれば、駐車場代も、ガソリン代も、高い保険代も浮く。

 では、手放したあかつきに、通勤はどうする。確かに、会社まではバスで乗り換えなし、座れる確率も高く、大変に便利。道もほぼ一直線。いやいやいや、なこたぁない。公共交通機関を利用する日々の通勤から逃れることこそ、海外駐在を希望した最大の理由ではなかったか。

 それじゃあ、スクーターはどうだ。以前から欲しかったvespaが、程度を問わずに中古を探せば、車を売ったお金で買える上、おつりでヘルメットも買えるかもしれない。毎朝ビッグスクーター軍団が信号グランプリよろしくスッ飛ばしているけど、そんなのどこ吹く風だ。スピードなんて、はなから求めちゃいません。問題は、常に天候を気にしなければならない点。今朝は寒い今夜は雨が降りそうだからと着るものをいちいち気にするようでは、通勤の束縛から解放された意味がなくなってしまいそうだ。

 スピードが出なくて良いなら、いっそ自転車はどうだ。最近、職場の同僚が、GIANT?の新車を購入したと言って、約30分間にわたって自慢話を聞かされた。ロードでもない、MBでもないスタイル、何十段変速で、ディスクブレーキ(しかも異形ローター)だったりして、確かにカッコイイ。ただ、お値段がべらぼうに高そうだった。自転車を選ぶ目も知識も持たないオヂさんは、自転車屋の口車に簡単に乗せられてしまいそうなのがコワイ。しかし、間違いなく健康には良いだろう。

 健康に良いということなら、いっそこの足で走ってはどうだ。。。これだけは、膝の靭帯に爆弾を抱え、愛車以上に足回りにガタがきている身体を考えれば、賢明なチョイスとは言えないかもしれない。何もしなくても、時折シクシクと痛む有様でして。。。やっぱ車かな。

 と、まあ今夜もまた、堂々巡りなのです。

3 件のコメント:

YASU さんのコメント...

車とは別にいろいろ試してみるのもいいかもしれません。
個人的には自転車をお勧めします。
BMW惜しいですけど、調子悪いとなると、次を考えたくなりますね。

どろゑびす特急 さんのコメント...

公共交通機関で通勤した事がない田舎者です。定期券を持ったのは大学入学して原付を買うまでの1ヶ月だけでした。今の職場も歩いていける距離(1・5km)ですが諸々の理由でクルマ通勤してます。

みやっち さんのコメント...

>YASUさん
自転車購入を本格的に検討するような場合は、
よろしくご指南をお願いします。

>どろゑびす特急さん
通勤地獄なんて、大都市だけの話でしょうからね。
新橋から大量の酔っ払いが乗る京浜東北線の終電は
壮絶です。