ロサンゼルスのダウンタウン、リトル東京のど真ん中のホテルでLA生活4日目を迎えている。日曜日の昨日は、食料品の買い出しに10分だけ外出した以外は、ずっとホテルでゴロゴロした。そういえば、これほどのんびりした日曜日を過ごしたのは、いったいどれくらいぶりのことだろう。なんだかんだと心も身体も疲れ切っていたのだろう。ベッドが本当に心地良い。
11階の窓からは、数ブロック先に高層オフィス街が見える。目の前は駐車場ビルの屋上で若者たちがスケートボードをしたり、自分の車の前でポーズを決めて写真を撮ったりと、思い思いに遊ぶ姿が見える。ビルの壁にはラクガキ、遠くからはパトカーのサイレン、もう半袖どころかタンクトップではしゃぐギャルたち、ちょっと離れた薄暗い袋小路にはホームレスも。佐野元春の昔の曲が頭をよぎる(伝わるかなぁ)。そして眼下には、居酒屋、ラーメン屋、たこ焼き屋などの軒先もチラリと。さっき行ったスーパーでは、日本のあらゆる食料品が売っていた。稲荷弁当7ドル、おにぎり1.99ドル、かっぱえびせん、缶ビールなどを瞬時に買い込み、サブカルの店目当ての人手で賑わう小径からさっさとホテルに戻ってきた。
ん?どこかに似てないか?辛子明太子のおにぎりを頬張りながら、ふと感じた懐かしさ。そう、ここリトル東京は、オッサン世代と若者世代の双方を擁する私のホームグラウンド、池袋によく似ているのだ。そう思うと、俄然嬉しくなってきた。職場はここから歩いても行ける距離にある。仕事の帰りにちょっと寄って、たこ焼きか餃子でビール1杯だけひっかけて帰る、そんなライフスタイルすら浮かんでこようというもんだ。
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