ギザの3大ピラミッドの眼下という立地に、世界最大規模を誇る「大エジプト博物館」(GEM : Grand Egyptian Musium)が建築されつつあります。これ、円借款という日本の援助によるものです。
アラブの春の舞台となったカイロ市中心のタハリール広場にある現行の博物館は、展示物の名前や説明書きがほとんどなかったり、ミイラが直射日光に照らされていたりと、まったくもってなっちゃない、残念な状態。一つ一つは超がつくほど貴重な出土品なのに、ほんとに勿体ない。
でも、GEMが完成すれば、ツタンカーメンのコレクションをはじめ、10万点ともいわれる古代遺跡の出土品がここに集められ、完璧な形で展示されることでしょう。保存修復センターも併設されていて、見学可能となります。
観光旅行者にとっては、ピラミッド、スフィンクス、更には日本の援助で発掘中の「第2の太陽の舟」とのセットで、たっぷり一日かけてじっくりと見て回ることができる、すばらしい博物館になること間違いありません。
完成は、来年10月と発表されました。いろんな理由でこれまでオープンが先送りされてきましたけど、外観は既にほぼ90%くらいが出来上がっています。あとは中身。
でも、完成のときに、私はカイロにまだいるのでしょうか。相当あやしいです。
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