ダン・ブラウンの何作目?「インフェルノ」(上・中・下巻)をようやく読みました。
前作「天使と悪魔」の舞台となったローマに引き続いて、今度の舞台は同じくイタリアのフィレンツェとヴェネツィア。そして終盤ではイスタンブールに登場人物がこぞって大移動します。
フィレンツェは何度も、ヴェネツィアは一度訪れていますので、物語の中で描写されている景色や建物が、昨日見てきたように瞼の裏側に浮かんできます。パリを舞台とした「ダヴィンチ・コード」のときもそうでしたが、やっぱり土地勘があるものを読むと、それだけでぐっと引き込まれます。
この作品も、いつものダン・ブラウンらしいスピード感あふれるめまぐるしい展開と、本当と嘘とを上手に織り交ぜたウンチクの数々に、読み手としては楽しく翻弄されます。そして主人公ラングドン教授のお相手は今回も聡明な美女。ま、ラストはちょっとサービス過剰というか、現実離れしてしまいましたが。。。
これからフランスやイタリアへの旅行を考えている方には、あらかじめ読んでおかれると、ちょっとした旅のスパイスになるかもしれませんね。
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